価値創造の知・第5夜 守破離とは

2016年12月12日 守破離と価値創造

「守破離」とは?

守って破って離れる、のではない。
守破離は、
守って型に着き、
破って型へ出て、
離れて型を生む。
この思想は仏道の根本にも、それをとりこんで日本的な様式行為をつくった禅にも茶にも、また武芸にも、開花結実していきました。

上記「守破離」については、師匠の「松岡正剛の千夜千冊」1252夜(http://1000ya.isis.ne.jp/1252.html)に詳しいので、是非ご覧ください。

さて私事の守破離なのですが、前職のパイオニア社で、5年後・10年後の研究所の将来シナリオをまとめていました。そこでシナリオプランニングの第1人者を米国から招聘して、「不確かな時代のシナリオの創り方」を直伝してもらいました。

その夜の懇親会で、そのイノベーションの達人から、

「守破離」とは?

「わびさび」とは?

「おもてなし」とは?

と立て続けに質問がありました。

実は数年前、松岡師匠がホストの未詳倶楽部(日本の格別・別格をあちらこちらで実体験する秘密倶楽部)で滋賀・京都に行っていました。その時、特別ゲストであの樂焼きの十五代 樂吉左衛門が来られていて、直々に「守破離」を学びました。(その時の写真を添付します)

そのことがあったので、一つ一つ心を込めて説明したら、イノベーションの達人からたいへん喜んでくれたことを思い出します。 「守破離」と「イノベーション」は深いつながりがあるのです。

私達は2020東京オリンピックに向けて、もっと素晴らしい「日本の方法(心得と作法)」を学校でも社会・会社でも知るといいですね。本当は、一流を直々に体験するのが一番なのですが・・・。

さてさて、私は自分のセミナーや企業ご支援で価値創造の2番目の矢として、「守破離と弁証法」を用意・卒意しています。学校教育や企業の人財教育等、多くの方達にそれらをお伝えすることで知行合一につながると幸甚です。

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