2016年12月15日 「イメージメント」って?
「イメージメント」という言葉を聴いたことがありますか?
前職の新事業創出プロジェクト時代に、松岡正剛師匠からいただいた言葉(造語)です。
「多くの会社はそこそこマメージメントができているけれど、イメージメントができていない。イメージメントが全く不足している」と。
松岡師匠の講演レポート(セイゴオちゃんねる)が参考になりますのでご一読ください。
http://www.isis.ne.jp/seigowchannel/archives/2007/06/news_23.html
さてここからは、「イメージメント」に向けた橋本の理解と取組みを記します。
20世紀の工業時代は右肩上がりの時代で、オペレーションが上手な人達が重宝されていました。
1950年代から1960代にかけて「マネージメント」ブームが花開きました。右肩上がり時代は「マネージメント」が得意な人達が経営陣に多いのです。
しかし、今の「IT・情報時代」、これからの「AI・脳業時代」は、イノベーションの時代です。
現状を打破する、新たな「知」を紡ぎ出し、新たなパラダイム(枠組み・次の本流)を創るのが「イメージメント」です。
これができる人が少ないのがニッポンの問題です。
次を創るには、「マネージメント&オペレーション」の前に「イメージメント&イノベーション」が把えることにあるのです。「イメージメント&イノベーション」をオペレーショナルマネージャー(経営陣)がキャッチできないことが課題です。
多様な企業をご支援していますが、多くの経営者の方達は「マネージメント」は得意なのですが、
「イメージメント」が苦手です。その環境(色)に染まってしまった社員の方達も同様です。
なにせ、学校や企業で教えてもらったことがないのですから。
学校や企業の教育カリキュラムを変えることも必要なのですが、大学入試の仕組みから変えないと難しいですね。否、仕組みの前に事業の「目的」を共通認識することが必要ですね。
ベンチャー企業と老舗企業を同じタイミングでご支援してきましたが、経営陣の姿勢、情熱とスピードが違います。ただ当事者意識・危機意識が醸成され、本質を掴み取り、最初の大きな壁を乗り超えれば、あとは一緒に波乗りです。
それでは、橋本流の知を紡ぎ出す「イメージメント」習得のエッセンスを記します。
A.心得: 本気(PASSION)→ 本質(MISSION) →本流(ACTION)
B.作法: 価値創造の3本の矢=トリニティ・イノベーション(深く読む・高く読む・広く読む)
さてさて、前職ヒット商品プロジェクト時代(20年前)に発表した「イメージ&マネージ」MAPを載せます。