価値創造の知・第31夜 アイデアのつくり方① 基礎編

2017年2月27日 『アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない』

アイデア/アイディア(idea)とは、「頭に浮かんだ考え」「発想」「着想」「思想」などの意味を持つ英単語です。(引用:ニコニコ大百科)

ビジネスにかかわらず、色々な場面で
「課題を解決するために、みんなで何かいいアイデアを出しましょう」
という「場面」に、皆さんも参加されたことがあると思います。
でも、なかなかそこからいいアウトプットに繋がらないことも経験しますね。

 さて、下に記す3項目の真髄(一番重要なコト)は共通しています。それは、一体何でしょうか?三番目の『禅』の重要なことが一体何かが鍵ですね。これが観えるとモノゴトの本質が洞察できるようになります。(グループで10分で検討していただくこともあります)
① アイデアのつくり方
② イノベーション
③ 禅

それでは、それらを3夜に分けて綴っていきたいと思います。
最初に『①アイデアのつくり方』からいきます。

写真の本『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング)の原著の初版は1940年に出版され、数十年間売れ続けている知的発想法のロングセラーです。
日本語版は、約100ページの薄い本ですが、大きい書店に行けば必ず置いてあります。研修・セミナーの場ではよくご紹介します。

そのエッセンスを記します。
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アイデアの作成について、知っておくべき一番大切なことは、
“ある特定のアイデアをどこから探し出してくるかということでなく、すべてのアイデアが作りだされる方法に心を訓練する仕方であり、すべてのアイデアの源泉にある原理を把握する方法なのである”

アイデア作成の基礎となる一般的原理については、大切なことが二つあるように思われる
1.アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない
2.既存の要素を新しい一つの組合せに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きい

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いかがでしょうか。今まで連載にお付き合いしていただいた方達はピンときますね。
上記の1.2.は、第26夜「未詳俱楽部入門」で記した松岡正剛師匠の『編集』そのものですね。
第18夜「間(ま)からご縁へ」はその実践例です。
第17夜「間(ま)と「創造」はそれを実現できるようにしたダイアグラムとなります。

次に、谷口正和師匠は「円形情報から球体アイデアへ」で下記のように説明をされています。
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気付きは、ほんの一瞬の出来事です。
それはあらゆる気付きの連鎖が、アイデアという発想を生み出します。常に気付きを意識することで、重層性が生まれ奥行きとなって表れていきます。

一瞬に思うことは幾重にも重なり合った情報がもたらします。
円を描くように収集された情報も、重層性を持つことでその情報は、球体へと変化していきます。
球体となって集約されたアイデアこそが、パラダイムチェンジを巻き起こすのです。
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上記、“①『編集』における関係性”と②『気づき』における重層性の双方の結合
が重要なポイントになります。
なので、「情報収集/選択の努力と、編集/創造スキルの習得」を実践され、相乗されると一気に価値創造の飛躍があります。

『アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない』

さてさて、次夜は「アイデアとイノベーション」の関係を綴りたいと思います。
根っこは全く同じなのです。楽しみにしてください。
第31夜・価値創造による経営革新

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