価値創造の知・第53夜 価値創造の方程式(バリューE=mc2)をご紹介

2017年8月23日 バリューE=mc2

E = mc2とは、エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗
の物理学的関係式を指し、「質量とエネルギーの等価性」とその定量的関係をアインシュタインが発表しました。

 前夜(第52夜)の「Smile(幸せ・愛)」に提示しました「価値創造(の方程式)」をそれに導入すると、
バリューE(幸せ・愛のエネルギー)=M(ミッション)×C(Combination:情報編集力)×C(Communication:情報受発信力)

で表せます。

前回の「基礎・ルル三条」に、今回加筆したマップを添付しますのでご覧ください。
・Will(左下丸)=Mission:想い・意欲・使命(参照:第10夜、第11夜、第12夜、第14夜、第44夜)
・Skill(右下丸)=C×C:価値創造の方法(トリニティイノベーション:第7夜、第15夜、第17夜、第21夜、第26夜、第31夜、第32夜)
・Smile(上丸)=Energy:顧客・会社・地域・社会の幸せ(第2夜、第9夜、第13夜、第27夜、第28夜)

如何でしょうか。

「Skill(右下丸)=C×C」(第7夜参照)についてですが、
最初のC(Combination:情報編集力)は、『新結合』のことであり、「イノベーティング」そのものです。
後方のC(Communication:情報受発信力)は、広義の「マーケティング」のことです。

価値創造のエネルギーを大きくするには、「顧客・会社・地域・社会の幸せ(E)」をベースに
「ミッション(何に命を使うのか)×イノベーティング×マーケティング」
で成立します。
企業の中で、顧客価値創造を担う部門は、「技術部門=イノベーティング」と「マーケティング部門」しかないとドラッカーは言っていますが、
それは上記方程式のC×Cになります。
それでは、EとM(ミッション)はどこが、誰が担っているのでしょうか。
多業種・多業態をご支援してきましたが、ここのEとMを経営のど真ん中で再定義することがポイントになることが多いのです。(それができないことが『創生』できない理由です)

さて、この4つ(E・M・C・C)のどれかが小さければ、ビッグになれないことがわかります。
ヒット商品(第14夜)を連続してリリースした経験や数々の経営ご支援の体験から、個人、或は経営者が、人間性・社会性の元であり、志である「EとM」を諦めずに有し努力し、継続することで、手段である「イノベーティングとマーケティング」は偶有性(セレンディピティ:第19夜)で導かれ、引き寄せられるように思います。

新価値創造研究所では、それらの基礎を一つずつ体系的に迅速に、理論と実践経験と演習でご案内しています。
E(幸せ・愛のエネルギー)=M(ミッション)×C(Combination:情報編集力)×C(Communication:情報受発信力)

を皆さん是非実行してみてください。

価値創造から、事業創生・地域創生・人財創生へ

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