2017年8月24日 価値創造ダイアグラム
第52夜・第53夜に、Smile=笑顔・幸せ・愛=バリューE(エネルギー)のことを綴りました。
そして、Will・Smile・Skillの「価値創造・基礎のルル三条」をひも解いてきました。
それは「価値創造の基礎」であり、本夜は後編の「価値創造の実践:戦略と新文化」を記してゆきます。
添付図は、「価値創造ダイアグラム」です。
これを共創して十分に記すことができれば、「事業創生・地域創生」は、かなり成長・成功に近づきます。
ここには、首記テーマの「新文化(第24夜)= Style × Smile ⇒ Story」が勢ぞろいしています。
少し説明をしてゆきます。
価値創造ダイアグラムの下半分は、新結合ダイアグラムです。それは、第32夜、第39夜、第40夜で説明してきました。
この領域は、課題(Problem)と情熱(Insight)を持って、それまで無関係だと思われていた分野のモノゴト同士の間に橋が出現する。あるいは虹がかかるようなイメージです。
二つ(あるいは複数)をつないで、今までにない世界・現実を想像し創造することです。そこには、前夜(第53夜)に記した偶有性(セレンディピティ:第19夜)が出現します。
これまでの価値創造の知シリーズで多くを説明してきました。
さて、上半分です。ここが後編であり、価値創造の戦略(Strategy)と新文化創造の部分です。
これは皆さんご存知の、企業の「戦略(企画)」の要素そのものですね。
・WHO (Smile): 一体誰に?
・WHAT (Smile): どのような顧客の喜びを?
・HOW (Style): どのような方法(強み)で?
こちらを数式で表すと
・E=ms²
◎成長のエネルギーE=ミッション(m)*戦略(s)*物語(s)
となります。(橋本Edit)
◎この上半分の領域は、「戦略(Strategy)」であり、「物語(Story)」です。
人間は「心」で「つながり」をつくる生き物なので、
人間は、「物語」を介在させないことにはつながり合うことができません。
物語とは、新しい現実を受け入れる形にしていく働きです。
(これは、企業/地域の中でイノベーションを浸透させるときの重要ツールです)
なので、「戦略」には下記を統合した素敵な物語が必要です。
①顧客にとっての幸せ(効果・効能)
②企業・地域にとっての幸せ(存在価値)
③社会にとっての幸せ(新文化:第24夜)
さて、本題ですが、
この戦略は、ダイアグラムのセンターにあるコンセプト(Strike)を要として、
上部左側に、顧客の笑顔(Smile)と上部右側に自分たちの強み(Style)があって、これが揃うと継続的な事業運営ができるようになります。
このStyleには、新ビジネスモデルと新ライフスタイルが含まれています。この二つが特に重要です。
そして、その二つ(SmileとStyle)を新結合した領域には、新文化(第24夜)が生まれます。
ここまで仕上がるとメンバーから一斉に拍手が飛び交います。
研修やバリューイノベーション・プロジェクトでは、iPhone/iPadやたらこスパゲッティ等を事例にして使いこなせるようにして、課題を共創します。
ご参考に、価値創造ダイアグラムの右側面と左側面の説明もしておきます。
両側面に、あまり強い制約(縛り)は設けていないのですが、
◎価値創造DGの右側面は、
・企業/地域の事情
①Problem:企業/地域の問題・課題、②Style:企業/地域の強み
◎価値創造DGの左側面は、
・顧客の事情
①Insight:顧客が大切にするであろうこと、②Smile:顧客の喜び
を記載して検討しやすくしています。
是非、興味・関心ある方達はチャレンジしてみてください。
そして、顔晴って(Smile)、頑張ってください。成果は保証します。
価値創造から事業創生・地域創生・人財創生へ