価値創造の知・第67夜 「4.仕組構想力」@7つの力

2017年9月26日 『仕立て』前編

「気立て⇒見立て⇒仕立て」については、第21夜で記述しましたが、本夜(4.仕組構想力)は、仕上げとなる『仕立て』のステップになります。第21夜を読んでいただけると理解が迅速です。

『気立て』: 1.自分事力、2.笑顔想像力
『見立て』: 3.本質創造力
『仕立て』: 4.仕組構想力

 筋の良い「気立て」(第63夜・第64夜)、筋の良い「見立て」(第65夜・第66夜)を行い、それを筋の良い「仕立て」(第67夜、第68夜予定)につなげるプロセスです。
さあ、本筋を仕立てていきましょう。

「構想」とは「想い(1.自分事力、2.笑顔想像力):Will」を組立てることです。「想い」はすぐに組立てられなくて、その前に「見立て」が必要です。
弓矢に例えると、十分に矢を引いて、的に集中します。ゴルフも一緒です。この目的に向かって、十分に良質のタメを創ることが『見立て(3.本質創造力):Skill』の役割であり、この後に続くプロセスに大きな影響を及ぼします。
その「見立て」を「組立て」てて、「仕組み」にしていきます。それが、本夜の「4.仕組構想力」です。

そして、次が大事なところなのですが、第65夜・第66夜の「深い知(本来:錨)」「高い知(将来:北極星)」「広い知(縁来)」の添付図の複数の『知』を併せ持ち、それらを縦横無尽に駆使しながら独自性のある「構想・仕組」に仕上げていく力を身につけることです。

それは言葉にすると難しそうに見えるのですが、実際の現場である、「バリューイノベーション・プロジェクト」のメンバー達は、「『見立て』: 3.本質創造力」の段階で『構想』の輪郭が見えてきているのです。
特に、ベンチャー企業の場合は、そこで現場にフィードフォワードしてしまう驚くほどの機動力があります。

なぜならば、「『見立て』: 3.本質創造力」の段階で、対象の業界及び他業界、そして、地域・先行地域に関わる「本来と将来と縁来」(第57夜)のビデオや演習の最中に、たくさんのヒント群から独自のイメージが湧いてくるからです。
それでも、まだまだそれでは不十分なのです。

それを『十分』にするための方法は、次夜(第68夜)に綴ります。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ

トリニティイマップMT