2017年10月9日 革新の秘訣公開
価値創造の秘訣とは?
「革新の7つの力」を第59夜~第74夜に亘って綴ってきました。その構図・体系は第60夜にまとめています。
本夜は、その7つの力の奥に潜む「価値創造の秘訣」を公開します。
1.自分を変える:危機意識・情熱力
2.他者を愛する:幸せ想像力
3.余白をつくる:本質創造力
4.舞台をつくる:仕組構想力
5.関係をつくる:伝える力・伝わる力
6.信頼をつくる:巻き込む力・巻き込まれる力
7.成功をつかむ:すぐやる力・やり抜く力
如何でしょうか?
どんなに強い想いや危機意識があっても、それを構想・具現化する力・方法がなければ行動に移せずに空回りします。
多くの人たちに伝えたいと思っても、それに相応しい創造・構想がなければ伝わりません。
いろいろ挑戦していても、今考えているコト、やりたいコト、進めたいコトに「自信がない」方達をいっぱい見てきました。
上記で、特に難しそうに見えるのは、「余白をつくる」「舞台をつくる」のステップに思います。
「余白をつくる=殻を破る」ことです。一見、八方ふさがりにあるようでも「余白・間(ま)」(第3夜、第22夜)は必ずみつかります。そこで大事なことは、『できない(やらない)理由を探すな』(第55夜)ということです。先ず一歩踏み出してみましょう。そのことで新しい一面が拓かれてきます。
次は、「舞台をつくる=顧客・社員・住民は『ドラマに参加したい!』ということ。顧客は、「素敵なドラマやストーリーがあれば参加しますよ」と言っています。そのための『舞台』を構想してつくることです。
それは大それたことである必要はありません。「工場」であれば、「工場見学会」を拓く。「WEB」であれば、人が集まりたくなる小さなプラットフォーム等です。
それを実行しようと思った時に、貴方・貴女は何をしなければならないか、何をしたいかというステージに立ちます。
その時を後押しする力の源泉はどこからくると思いますか?
それは、「1.自分を変える、2.他者を愛する、3.余白をつくる」から湧き出てきます。
さて、『革新』には上記1~7の全てのステップが必要なのですが、現状の行き詰まりを超えて「自信を持って実行・革新する」には、
・3.本質創造力:余白をつくる=トリニティ・イノベーション
・4.仕組構想力:舞台をつくる=一気通貫・成長シナリオ
の『創造力・構想力』の二つがポイントになります。
数ある企業革新のどの型や方法を選ぶかによって、アウトプットは大きく変わってきます。ここがとても大事です。欧米で使っている方法・型だけ使っていては、日本の独自性は生まれることはありません。
新価値創造研究所では、世界に誇れる日本の独自の方法を「深い知(禅思考)」「高い知(守破離)」「広い知(間・ま)」をここに組込んでいます。
前職の複数の外部コンサルティングが提示したパターン化した欧米の方法・型は、経営の改善はできても『革新』には程遠いものでした。その欧米の方法・型は、今でも多くのコンサルティング・ファームが使っているものです。
核心・革新の本質的な方法については、前夜(第75夜)に記しました。
それを体系的に、三位一体にまとめたのが、価値創造を基盤にした「3.本質創造力」と「4.仕組構想力」です、
日本流価値創造を組込んだ方法・型で、『幸せ』溢れる日本、地域、会社、そして世の中にしたいと想います。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ