2017年10月12日 新価値創造イニシアティブ
「新価値創造イニシアティブ」とは何でしょうか?
この頃、このテーマで研修やセミナーを開催することが多くなりました。時代が要請しています。
いったい、どうしてでしょうか?
20世紀の価値創造の中心は、「高い性能、高い信頼性、安い価格」でした。グローバル化、AIoT化、及び近隣諸国の進化・変化によって、日本のその優位性は大きく揺らいできたことが挙げられます。
21世紀は、新しいステージ、新しい局面を迎えています。
その時に必要なのは、従来のやり方や考え方の制約や固定観念を破り、超える必要があります。
一例をあげます。
「性能」でいうと、
性能<機能<効能
のように、「効能」から入り、機能、性能を把える時代です。順番が違うのです。
経営も従来の「オペレーション&マネジメント」ではなく、「革新・イノベーション&構想・イメジメント」が牽引する時代です。
新価値創造研究所は、上記の常識の殻を破る3つの視座・視点を
① 深い知:ミッション
② 高い知:ビジョン
③ 広い知:イノベーション
として、その構造・心得・方法を提示してきました。
また、それらは別々に存在しているのではなく、三位一体(トリニティ・イノベーション)で把えることによって、
「バリュープロポジション(第37夜、第69夜)」から、お客様から選ばれ、囲まれる「コンセプト」が芽生え、新成長シナリオが紡がれていきます。
そして、前夜(第76夜)にも記しましたが、①②③に日本の方法(禅思考・守破離・間)を組込むことで、世界を凌駕する価値創造につながります。
結果として、大きな効能・成果・成長につながっていきます。
気をつけなければならないのは、価値を創ることと同等に、「価値を伝える力&価値が伝わる力」、「巻き込む力&巻き込まれる力」が重要だということです。
そして、AIoT時代に重要なコトは「全ての産業は、サービス業化していく」という認識です。
ここで云う「サービス」とは、「企業・地域等と顧客・社員・住民・社会・地球と心地よくつながる仕組み」のことです。
「革新・7つの力」の「4.仕組構想力」(第67夜)に記した『仕組み』です。
①深い知:ミッション、②高い知:ビジョン という「やるべきコト・やりたいコト」が明確になると、それに導かれるように③広い知:イノベーションに向かいます。
そこでは、「すぐやる力&やり抜く力」が試されます。
私たちの想いは、「新価値創造で多くの人々が幸せになって欲しい」
日本は、「新価値創造イニシアティブ」の時代です。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ