2017年12月17日 実践的仮想企業間提携
先日の「本質的な違いを創る」セミナーでは、播磨国際協議会様のご要望により、セミナー後半では「本質的な違いを生み出す実践的仮想会員間提携(企業間連携)」をご用意しました。
普段は、それほど関係性の強くない会員企業・団体同士の急な(粋な)組合せにより、写真の演習シートにお互いの『想い』を馳せながら、意識を集中して、焦点を見出して全員に発表していただきました。
結果は、30分強の短時間でありながら、実際の企業間連携につながる事業コラボレーション案が続々と生まれました。
発表する時の会員様の、「今までにない何か創造した」実感を持って、イキイキワクワクされた表情が印象的でした。一社単独でできることには限界があります。その限界を突破することの〝お試し”に、挑戦いただくことに意味があります。
ここでは元々同じ目的を持った会員企業の協議会であることが、良い結果につながる大きな要因であったと思います。
もう一つの大きな要因は、前半の1時間で第82夜~89夜の「『本質的な違い』を生み出す3つの抽象化能力」を短時間で演習していただいたことにあります。
①ここで、「深い知・高い知・広い知」という、常識・限界を破る3つの方法を知ることで、頭の中が「『わかる』から『かわる』」モードに切り替わっていたコト。
②そこでは、現状の常識の枠にとらわれずに、夢・理想・妄想を優先するコト。
③更には、「播磨の地(あるいは日本)からのニュース発信」というイキイキワクワクする物語を生み出すコト。
お互いの想いを語り合っていただくコトがポイントです。この「想いを語り合える」環境・場をつくることが重要です。そのような『場』が日本には少ないことが問題です。
さて、お互いの想いから、同じ目的が〝交差”することから物語が始まります。そうすると、写真の大三角形の中の線が消しゴムで消すように消えていきます。素敵な『物語』を紡ぎ出すことに集中することです。
この「素敵な『物語』を紡ぎ出す」方法については、どこかで綴りたいと想います。
その実践演習では、2社間だけではなく、3社間、4社間同士の検討と、勝手にいろいろな形態が生まれました。それでいいのです。多くの企業・団体が連携することで、シナジーが生まれます。
実際に、異業種「合同研修」を開催してきましたが、ここでは半日コースから半年コースと様々です。やはり、半年コースになると「出来映え・仕上がり」が大きく違い、参加者たちの大幅スキルアップ(人財創生)、繋がり、絆の深さが次のステップと成長を楽しみにさせてくれます。
さて、今回セミナーの次の展開で、本協議会と友好の協議会や関係団体との協議会連携・会員間連携による「実践的仮想企業間提携」をチャレンジされるとさらにダイナミックな展開が可能になります。そこで生まれる結果が素敵で大事なニュースになります。それらを国に頼らないで地域に根差した信用金庫(金融機関)等が主導するのがこれからの道筋と思います。
やはり、この日本には、この『場』と『方法』が決定的に不足しています。何が問題なのか、どうしたらいいのかは、わかっているのですが・・・。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ