橋本元司の「価値創造の知・第96夜」:価値共創3.0「Wellness Office」プロジェクト

2017年12月22日 価値共創3.0 ネスカフェアンバサダー

「ネスカフェアンバサダー」ってご存知でしょうか?
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あなたの職場に笑顔とくつろぎの場所を! アンバサダーになって職場に笑顔を届けよう!
ネスカフェアンバサダーの意味を訳すと「ネスカフェ大使」という意味になります。つまりは、ネスカフェのコーヒーを宣伝する大使ということです。このネスカフェアンバサダーになると、ネスレの人気のコーヒーマシンの「ネスカフェ バリスタ」が無料で借りれるというサービスです。
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 それをきっかけにしながら、2014年9月に「Wellness Office」プロジェクトが始動しました。
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オフィスにコーヒーを提供する「ネスカフェ アンバサダー」プログラムを展開するネスレ。働きながらカラダとココロの健康づくりを提案する「Workcise(ワークサイズ)」を展開するイトーキが手を組み、新たな視点で企業価値を高める提案を継続的に発信していく中長期的なプロジェクト。これにより、新たなチャネルづくりを図っていく。
具体的には、ネスレのコーヒーマシーンを設置するスペースで、働く人々がリラックスしながら、会話や打ち合わせができるように、イトーキがテーブルをデザイン・設計。テーブルは、設置スペーシに合わせ選べるよう、デザインは「大」「小」2種類を用意(テーブル代は、ネスレ負担)。
入手方法や条件は、「ネスカフェ アンバサダー」プログラムとセットで、イトーキの販売網を通じて各オフィスへ案内し、会員登録することで、無償提供される。
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上記は、
①顧客との創発:ネスカフェアンバサダー
②企業のコラボ:ネスレ日本×イトーキ
という①②の合体です。

新価値創造研究所は、それを『価値共創3.0』と呼びます。
その位置づけは、『価値共創5.0』まで綴った時に一枚シートに見える化します。

顧客は、喫煙所ではない
・自分の職場に笑顔とくつろぎの場所
・メールに頼らない社員間のコミュニケーション
・働きながらカラダとココロの健康づくり
等の経験やそこからの提案をして、ネスレはそれをリソースとしてフィードフォワードするという創発の仕組みです。
重要なのは、「顧客」が『準社員』のような位置づけにあることです。それは、給料も支払われずに、そして嫌々でなく「創発」までしてくれることです。
そして、それをベースに更に価値を高めるために、企業側が業務連携することです。
結果、心地よい職場環境が更新していきます。

第94夜・価値共創2.0(『地域共生・共鳴:工場オープン』)との違いは、図の右側の企業が、企業同士でコラボレーションしているということです。
一段進化しているのですね。
このような、顧客が「準社員」のように『創発』している企業・団体が伸張しているのです。
それが、「顧客を囲い込む」から「顧客に囲まれる」(第20夜)という時代認識です。

どの様な企業・団体がそれを実践しているのでしょうか。世界中にたくさんあります。
「バリュー研修・バリュー・プロジェクト」では、多業種・多業態の事例をお伝えしています。

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ

価値共創3.0
ネスレ①.jpg
ネスレ②