2018年2月5日 解発⇒創発⇒開発
本夜は、「価値創造」を‛誘発して、発現する流れ’を綴ります。
『解発』という言葉を聴かれたことはありますか?
その言葉を、「連塾・方法日本Ⅰ 神仏たちの秘密」(松岡正剛師匠著)の中ではじめて出逢いました。
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「モノに赴く物語」
物語というものは世界のどこにでも、どの民族にも
あるものです。そして、シンデレラの型が世界中の人間の心を
打つように、いくつかの物語の型は、民族を越えて多くの人々の心を動かすような『解発力』を持っています。
「解発」はリリースともいう、私が大好きな言葉です。ちなみに‛創発’、エマージェントという言葉もいいですね。
「解発と創発」、この二つの「発・発」がおこると、
そこから何かが出てきます。
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『発』とは、「はじめて外に現れる。出す。おこる。」
と辞書には書いてあります。
つまり、エマージェンス・発現するすることですね。
『創発』とは、
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「創発」とは、部分の性質の単純な総和にとどまらない特性が、全体として現れること。物理学や生物学などで使われる用語「emergence」(発現)が語源で、自律的な要素が集積し組織化することにより、個々のふるまいを凌駕する高度で複雑な秩序やシステムが生じる現象あるいは状態をいいます。
所与の条件に基づく予測や計画、意図を超えたイノベーションが誘発されるところから「創発」と呼ばれ、組織論やナレッジマネジメントの分野では、個々人の能力や発想を組み合わせて創造的な成果に結びつける取り組みとして注目を集めています。
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私たちの「バリューイノベーション・プロジェクト」では
『解発・創発』が必須です。
異能なスキルを持ち寄り、その各人の『知』を誘発して、
リリースして、奥にあるものを見出し、将来を洞察して、
新しい価値を創造する「道筋」を発現します。
『解発』(goo辞書)とは、
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動物が、同種の仲間の形態・色・音声・におい・身振りなどによって、
求愛・採餌・威嚇?(いかく)?などの行動を誘発されること。
その特定の反応を引き起こす要因をリリーサー(解発因)という。
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『創発』も『解発』のどちらも『誘発されて発現すること』です。
私たちは、事業創生・地域創生のナビゲーターとして、参加者の想いや知を『解発(リリース)』して、「1+1が10」になるように『創発』して、「新価値創造・イノベーション」に導きます。
それは、第6夜「色即是空・空即是色」の構造とよく似ています。「空(大元):解発」をとらえて、「新しい色:創発」に向かう方法です。
そこには、「型・様式」と「コツ・ワザ」があります。
是非、マスターしてください。
それらを「守破離」(第5夜)して、成長マトリクス・シナリオマトリクスの『開発』⇒『開拓』⇒『開際』(第66夜、67夜)の実践編の道が拓きます。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ