2018年1月8日 一流のインストラクター:師匠
私たちの生活や仕事は「コミュニケーション」で成り立っています。
そのコミュニケーションを推進する役目を担っているのが、「インストラクション」です。
その「インストラクションの構造」については、第197夜に図解しました。
インストラクションの送り手も受け手も、そのを構成要素を知っておくことで、送り手として自分のインストラクションを評価し、受け手としてそれを修正するための手がかりとなります。自分にとって欠けている部分、間違っている部分が分かってきますね。
それでは、スポーツクラブにおける自分の「インストラクションの経験」を記します。
もう50年くらい前、自分が中学に進み、新人勧誘の部活動選択で色々な部の練習を見に行ったときのことです。
体育館に行くと、バドミントン部顧問の先生の俊敏で流れるような身体の動きと、シャトルコックを自在に操る技と風姿に釘付けになりました。
後で聴くと、国体で3位の若い先生だったのです。
そして、それが担任の先生だったことも驚きでした。早速、バドミントン部に入門しました。
我流のウェスタングリップをイースタングリップに直し、一流の先生の指南・指導を受けることで、メキメキ腕を上げました。
ただ、目前の先生の「型」や「動き」を真似るだけでよいのです。中学3年では、東京都大会でベスト4になりました。
その様な「師匠」がいることは、たいへんラッキーなことでした。
「師」のテクニックと心得を真似て、一流を自分自身に取り入れることができます。
さて、高校受験の最終面接の先生が「バドミントン部」顧問の方でした。これも『ご縁』ですね。
高校一年から、東京都の一部リーグに出させてもらって、団体で2位の貢献をしました。
前職パイオニア社では、社会人リーグに参戦して楽しみました。
それもこれも「バドミントンの師匠」に出逢えたからです。
「守破離」でいえば、
守:中学
破:高校、大学
離:社会人
と成長していくことができました。
やはり、「守」(第197夜:図解の分母)で「一流の型」を身につけることが重要なのです。
それから、自分の得意技を磨き上げる。
さてさて、その「バドミントンの師匠」は理科の先生でもありました。
その教え方の絶妙で、自分は「理科」という学科に開花して、理工系につながる道筋が出来上がりました。
ここにも「理解の秘密」が息づいています。
さて、冒頭に戻ると、
私たちの生活や仕事は「コミュニケーション」で成り立っています。
そのコミュニケーションを推進する役目を担っているのが、「インストラクション」です。
一流のインストラクションが「豊穣の人生」に繋がってきます。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ