2019年1月9日 コスパの先にある幸せ
2019年元日の「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」をご覧になりましたか。
それは、東日本の震災の翌年の元日から始まった新世代討論です。
「価値観の大いなる転換期に、若者はどこに希望を見出すのか?」
1975年以降生まれ以外「立ち入り禁止」の新鮮なスタジオで、新世代がジレンマを解いていく番組なのです、毎回関心を持って視聴しています。
本夜は、この放送と関連付けて、これまで6回続けて記してきた「インストラクション」の使い方を綴ろうと想っています。
今回の「ニッポンのジレンマ」メインテーマは、図にある様に、「“コスパ社会”を越えて@渋谷」
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平成とは「コスパ=万能物差し」時代だった?
何につけてもコスパは大事、その気分はわかります。
でも「コストパフォーマンス至上主義」となると、
なんだか世知辛い気がしませんか?
その差は一体どこにある?
コスパでは測れない価値とは?
コスパを越える物差しとは?
そして、コスパのさきに幸せはあるのか?
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あなたであれば、このテーマにどの様に向き合い議論を組立てますか?そして、進めますか?
上記のジレンマを持った「コスパの先の幸せ」に向かうには、やはり「革新」が必要となります。
「革新の7つの力」は、第59夜~第74夜に亘って綴ってきましたが、その構図・体系は第60夜にまとめています。
その7つ力と流れを引用します。
1.自分を変える:危機意識・情熱力
2.他者を愛する:幸せ想像力
3.余白をつくる:本質創造力
4.舞台をつくる:仕組構想力
5.関係をつくる:伝える力・伝わる力
6.信頼をつくる:巻き込む力・巻き込まれる力
7.成功をつかむ:すぐやる力・やり抜く力
さて、自分であれば、「コスパ(コストパフォーマンス)」は手段であるので、『大目的』は何なのかを共通認識してから議論することをお薦めします。
・そもそも、それは何のために?なぜ?
それは、上記「革新の7つの力」の『2.他者を愛する:幸せ想像力』のステージにつながります。
「手段」の奥や先にある「将来の幸せ」について議論することが重要です。それは、「事業」や「教育」の分母になります。
ただし、理想ばかり話しても先には進めません。
ジレンマがあるということは『壁』を越えるビッグチャンスだという認識と道筋が必要です。
それには、本質を把えて、今の常識という分母『再定義』することで次の道を拓くことができます。。
それを、第105夜では、「事業創生・地域創生」の為には、『本分』という「分母」を明確にすることとして綴っています。
更に、その事例については、第106~107夜に『本分(分母)』の再定義実例を掲載していますので関心のあるかたはご覧ください。
目的や再定義に議論が向かないと、手段である「コスパ」の問題ばかりが議論されて枝葉(えだは)の方に意識が飛んで時間の多くが取られてしまいます。それは、とっても勿体(第50夜、第103夜)ないことです。
それは、上記「革新の7つの力」の「1.自分を変える:危機意識・情熱力」ですませておきたいところです。
重要なステージは、「3.余白をつくる:本質創造力」、「4.舞台をつくる:仕組構想力」に控えています。
その論議の時間が多く露出・放映されるともっと「実りのある議論」になること請け合いです。
放送の中で、
・目的を明確にする
・再定義
・時間軸
・聴く力
という言葉が、そこに集った論客(パネラー)から紹介されたので期待と希望が持てました。
さてさて、やはり、送り手と受け手の「インストラクション」のリテラシーを大幅にアップさせることが、より良い未来を創っていくことに繋がります。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ