2019年8月19日 「真善美」と「DeReCo(デレコ)」の視点
前夜(第248夜)に「心からやりたいこと」を中心に綴りましたが、そのやりたいことから『価値創造につなげる秘訣』をお伝えします。
それは、
A.「真善美」
B.「①De、②Re、③Co」の視点
です。
早速、上記について綴っていきます。
A.「真善美」
SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)の「17のゴール」のそれぞれに、そこから「WHY(どうして?、何のために?)」を繰り返していくと、そこには迅速に「真善美」が見えてきます。
勿論それは「世のため、人のため、地球のために尽くす」に直結しているからなのですが、私たちがご支援している、様々な会社や地域の使命、ビジョンも同様に「真善美」が土台となることを共通認識して、事業を磨き上げることが殆どです。
そのことがあるため、ご支援のときには、この会社/地域の課題(本来と将来)の奥にある「真善美は何かな?」と、つい先回りしてしまう習性がついてしまっていることがあります。
そのため初期のの段階で、会社/地域の問題・課題をお聴きしたときに、やはり様々な業種業態を経験してきたこともあるのですが、ヒアリングの早いタイミングで、「課題の本質と将来方向を迅速にイメージ」することができます。
さて、①「会社/地域の課題(本来と将来)」と②「真善美」(=深い知)がつながると、それが「使命(ミッション)」になります。そこを関係者全員で深く強く共通認識できると、その後の「共創と展開」はスムーズになります。
それは、その土台(=下半身)がしっかりすることで途中でぶれないからです。前職では、これをしないまま検討を進めて、ダッチロール(=迷走/不安定:飛行機が横揺れと横すべりを繰り返しながら左右に蛇行すること)する現場を何回かみてきました。
多くの会社/地域で、方向性を決める重要な上流で、同様の多くの時間の無駄・損失があり、それは「働き方改革の重要項目」となっています。
お伝えしたいことは、対象の問題・課題を是非「真善美」でとらえてみてください。それは経営理念に直結します。
上辺だけの、形式だけの「経営理念」が多すぎます。日本の再考・再興(第210~211夜)にも大きく関係してきます。
B.「①De、②Re、③Co」
SDGsに向き合うには、「①De、②Re、③Co」の視点が重要です。
①De: Delete、Depature、Decide等、離れる、否定するという意味です。今までの常識(考え方、やり方)から離れて自由になること
②Re: Reborn、Reuse、Recycle等、再び復活するという意味です。従来の良きところを今の時代に合わせて生み出すこと
③Co: Cooperation、Collaboretion等、力を共に合わせて協力する、強くなること。Companyは事業を共にする仲間が集まることですね。
この3つを、私たちは10年前から「DeReCo(デレコ)」と呼んでいます。自分(橋本)の造語です。
「DeReCo(デレコ)」の視点は、SDGsの「気立て・見立て・仕立て」(第21夜、第67夜)にたいへん役立ちます。
次夜は、「SDGs & DeReCo(デレコ)」の関係を具体的に綴ります。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ