2019年9月12日 環境と成長の好循環
昨日(9/11)の内閣改造で、小泉進次郎衆議院議員が新環境大臣に任命されました。
これまで主題のSDGs(持続可能な開発目標)を11夜綴ってきましたが、小泉進次郎氏が環境大臣になったことで「日本の将来の飛躍」の可能性が高くなったように思います。
まず、昨日の会見のエッセンスを二つ(AとB)にまとめたので引用します。
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—安倍総理からは
①地球温暖化対策
②海洋プラスチックゴミ対策の推進
③復興の更なる加速化
という課題の結果を出すことを期待されている。
A.私(小泉進次郎)はSDGS大臣である。
G20合意 海洋プラスチックゴミ対策など、日本がまさにこの分野では世界に売っていける、これこそ日本でしかできない世界に対する貢献ができる分野だと思う。
海外への発信、国内では国民運動にしていかないといけない課題がいっぱいあるので環境省イコール社会変革担当省という想いがある。
また、いまSDGsのバッジをつけているが、環境省こそがSDGS省である、私はSDGS大臣、そういった風に進んで行くように取り組みを進めていきたい。
B.SDGsは、イノベーションなくしては達成はありえない。
大変野心的な環境問題、地球温暖化対策というのは、イノベーションなくしては達成はありえません。
なので、いまさまざま、環境省の中で、イノベーションの後押しをしているので、次々にイノベーションが、生まれてきて日本こそが新たな脱炭素社会、そして環境問題に取り組むことが、経済や雇用を悪影響を及ぼすことではなくて、それこそがビジネスチャンスを生むのだと、
まさに環境と成長の好循環をESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもの。今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考え方が世界的に広まってきています)の投資の更なる日本への投資の呼び込みを、含めてやっていきたいと思う。—
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整理すると、
・SDGs(環境問題等)を解決するのは、経済にとって負(マイナス)なのではなくて、正(プラス)と把える。
・SDGsの達成には、イノベーション(新結合)が必須であり、それこそがビジネスチャンスを生み、経済と雇用の良循環につながる。
・環境と成長の好循環をESGの投資の更なる日本への投資の呼び込みで長期的な成長をはかりたい
という表明です。
これを達成するには、環境省だけでは無理ですね。
経済産業省、復興省、財務省、文部科学省等々の横串の連携がマストです。
前夜(第256夜)に綴った『3.「新しい結合」を着想する』そのものです。
SDGsを梃(てこ)にして、イノベーション・成長・再興をはかる、というシナリオです。
そこには、東日本大震災の復興ともつながり、日本再興への道筋が目に浮かびます。
不足(マイナス)を新結合(イノベーション)で、経済成長と雇用促進の良循環を実現する。
新価値創造研究所は、小泉進次郎 新環境大臣を全面的に応援します。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ