『SDGsカードゲーム体験会』

2020年2月9日 SDGsカードゲーム体験会@代々木八幡

これまで様々な業種業態に、SDGs勉強会、SDGs講座、SDGs実践プロジェクトのご支援をしてきたのですが、「SDGsカードゲーム」というものがあることを知り、ご縁があって「2030SDGsカードゲーム体験会」に参加してきました。
そこで、
・いったい、どのような内容なのか
・どのような方たちが興味関心を持たれているのか
・上記の自分の活動とつなげると新結合となるかもしれない

というSDGs絡みのマーケティングとイノベーションを兼ねて申し込みをしました。

当日、そこには、小学生から高齢者まで老若男女・12名の集合でしたが、興味深かったのは、二組の親子が参加され、その一組は4人(小学生・高校生・夫婦)で勉強にきていたことでした。
更に、高校の校長先生も第2の人生を模索されていたことです。そして、素敵な会場とファシリテーターが我々を疑似SDGs体験に誘いました。

さて、カードゲーム「2030 SDGs」とは、SDGsの17の目標を達成するために、2030年までの道のりを体験するゲームです。
・「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」
・そして「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」
を体験的に楽しみながらSDGsの本質を理解することができるようになっています。

ルールはいたってシンプルで、与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというものです。

プロジェクトを実行する時の大きなポイントの一つは、参加者全員が写真のようにホワイトボードに張り付けられたマグネットを共有しています。これは参加者全員で創り出す世界の状況を表していて、青は経済、緑は環境、黄は社会を意味しています。

どのプロジェクトを行うかで世界の状況が刻々と変わっていき、参加者全員が行うプロジェクトの結果、2030年の世界があらわれていく、という風にゲームが進んでいきます。

どのようなことが体験できたのか、という詳細をここでは綴りませんが、途中で、JAL(羽田)で特別に体験させていただいた「パイロット用フライトシミュレーター」を思い出しました。
ここでは自分を含め、12名がどうアクションするのかで、刻々と世界の状況が変わっていくこと、わたしたち一人ひとりの小さな行動が未来を変えることを疑似体験できました。

後半は、ゲームの振り返りと各人の気づき・感想と続き、13:30~17:30の4時間があっという間に過ぎました。
体験場所によっては3時間のところがありますが、内容理解と次のナビゲーションとして4時間は欲しいと思いました。なのでちょうど良い時間配分でした。

さてさて、やはり疑似体験なので、よりよい将来実現・実践のためには「SDGsコンピテンシー」の応用能力が必要です。
ビジネスでは、「①本業×②SDGs×③価値創造(コンピテンシー)」の統合が求められます。

入門レベルの人たちを、応用・実践としての下記「深い知・高い知・広い知」能力を実践レベルに辿り着いてもらうとSDGsシフトの良循環につながると思いました、

・ミッション:大切にすること、命を使うこと(深い知)
・ビジョン:ありたい姿、社会から選ばれる理由(高い知)
・イノベーション:現状と上記ミッション・ビジョンを埋める能力(広い知)

その意味で、
・ビフォー(入門):2030SDGsカードゲーム公認ファシリテーター
・アフター(実践):SDGs成長経営ナビゲーター(新価値創造研究所)

を一気通貫で二本柱としてご支援していくことが、社会から要請され、貢献できると洞察しました。
これから、公認ファシリテーターを取得してゆきます。

SDGsカードゲーム体験会

都内「SDGs勉強会」

2020年1月23日 何のための「SDGs勉強会」?

昨年の後半から、大企業・中堅企業の自社内へのSDGs取込み・取組みが加速しているのを実感しています。そして、その様な定量データも多く見られるようになりました。

多くの経営者に、「SDGs取組みの魅力」をお聴きすると、
1.成長市場・成長経営への期待。
→社会変化、ゲームチェンジ、第2の創業
ゼロサム事業(現状維持・右肩下がり・行き詰まり)から、SDGsを通して市場が大きくなるプラスサム(ノンゼロサム)事業への転換と事業創生
2.グローバルスタンダードである。
→大きい潮流であり、挑戦すれば世界市場に直結している
SDGs17ゴールは、世界共通目標であり、共通言語・活動であるため、「SDGs・ON」にないとビジネス社会から相手にされなくなること(=お声がかからない)
3.求人、就職のアドバンテージ。
→ 「選ばれる会社」になる指標
新人・中途に限らず、「世の中に感謝されたい」会社・自治体に、自分の生きる時間を使うことへの強いニーズがあり、その意志・意識のない会社は選ばれないこと

が上位にあります。

さて、SDGs勉強会の依頼内容では、会社によって大きなレベル差があります。
①(序):いったい「SDGsとは何か?」をわかりやすく知りたい
②(破):どのように「SDGs」を社内に取り込めばいいのか?
③(急):「SDGs」を成功させるための自社・社員のコンピテンシー(応用能力)は何か?

大企業でも、グラデーションの様に両脇(SDGsを全く知らない~積極実践モード)までバラツキがあって、それをお伝えすることも私たちの重要な仕事と思っています。
さてさて、上記「SDGs取組みの魅力」の3つの具体例を参加者の方たちにお伝えすると、「SDGs」を見る目が変わってきます。

経営とは、縦糸(あり方・道理)と横糸(やり方・営み)でできる織物の様なものです。
日頃の仕事は、図の横軸の「やり方・営み」のオペレーションが中心になりがちですが、社会変化の中で競争が激しくなり、行き詰まりを認識されているところが多いのが現状です。

行き詰まりから脱するときには、これまでの常識(やり方・考え方)となっていた縦糸(あり方・道理)をこれからの時代にあった目線・視座で把えることがポイントになります。
SDGsは、意識を2030年に置くことで、未来から現在を観るバックキャストを通して、2030年に隆々としている経営を描く優れたツールになっています。

それは、経営者・社員の視座が一段階上がり、経営者・社員が未来(2030年)のビジョン・ありたい姿を語ることができるようになる数少ないツールです。
そこでは、
A. 自社は、社会課題とどうつながるのか?
B. 2030年に向けた自分たちのコンピテンシーは何か?
C. 自分たちの(2030)ビジョンがどう社会に役立つのか?
の検討(前半部)が必要になってきます。

「SDGs勉強会」で『SDGsの本質』をお伝えすると、上記A.B.C.の様な問題意識が、経営層・受講者の中に自然に芽生えます。(これまでの多くの勉強会アンケート結果がそれを明示しています)

その準備が整ったときが、「自分ゴト」の始まりになります。
②(破):どのように「SDGs」を社内に取り込めばいいのか?
③(急):「SDGs」を成功させるための自社・社員のコンピテンシー(応用能力)は何か?
に重点が移っていくのが通常です。

今回の都内「SDGs勉強会」は、サテライト視聴を含めて60人強の受講者でした。
①(序):いったい「SDGsとは何か?」をわかりやすく知りたい
からのスタートでしたが、誠実で真剣で中身の濃い質疑応答で時間が過ぎました。

多くの方たちが自分ゴトとして、自社・自分の未来にそれぞれの危機感、夢、想いを馳せられているのが伝わってきました。

次のステップに必要なのは、経営層が決断して、成長・成功するための「成功環境」を用意することにあります。
新価値創造研究所は、次のステージで、『SDGs成功』のために不可欠な「コンピテンシー」を理論とわかりやすい具体例でお伝えしてゆきます。それが隆々とした未来につながります。

それが、下記「五方よし」です。
①売り手よし
②買い手よし
③世間よし
④地球よし
⑤未来よし

SDGs勉強会

新価値創造展2019

2019年11月27日 変える力、創る力、続ける力
一昨日、昨日と、ご支援企業が出展している「新価値創造研究展2019」(東京ビッグサイト)に行きました。皆さんの説明は、活気があって前向きでついつい多くの展示を傾聴してしまいました。こちらも刺激されてしまいます。
中央付近に2か所、SDGs(~あらゆる人々の笑顔と未来を支える~)の特別展示があり、SDGsを通して横串したテーマ群には日本を変える大きなパワーと将来を確信しました。
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SDGsシフト:『朝日SDGsフォーラム』

『総合的』に把えて、『統合的』に取り組む

朝日新聞社が主催の「SDGsフォーラム」のお知らせが届いたので、11月11日夕刻に有楽町朝日ホールに行きました。一番大きなホールで800人くらいの収容なのに満席でした。
どこがフォーラムの主催かで、来場される方達の年代や雰囲気がガラッと変わるので、それを観察するのも自分の仕事のひとつです。
17時の開場なのですが、すでにいっぱい並ばれていて、関心の高さが伝わってきました。全体的に中小企業の経営者が多いように感じました。
女性は20%くらい。興味深かったのが、親子連れの女子高校生が数組いたことです。いろいろな想いが集まっているのがわかりました。

 フォーラムでは、講演、パネルディスカッションを通して、SDGs策定の背景や意義、日本の現在の立ち位置や今後の期待などの話が中心でした。

プログラムは、外務大臣政務官の挨拶から始まり、コロンビア大学・ジェフェリーサックス氏の基調講演「Experctations of Japan」、後半は、著名3人のパネルディスカッションでした。
根っこにあるのは、
・人類が地球を変える力を持ってしまったこと
・「気候変動」ではなく、「気候危機!」であること
・「気候危機」を共有し、今までのやり方ではぜんぜん足りないので、自分たちで考える集団にすること
・「気候危機」は、SDGs17ゴール(目標)全てと不可分であること
・それでは、いったい「SDGs」をどう行動(経営)に結びつけるのか?

メインテーマは、「SDGsを行動に落とし込む」
主催者から、アンケート結果では、「SDGsをどう行動におとしこんだらいいのかわからない」というのが多かったのが選んだ理由と云う案内がありました。
今は、
・経営者が「実際どうやって行動に落とし込んでいいのかわからない」という悩みが多いのです。

一例として、地球の温暖化が広がることで、「顧みられない熱帯病」も温帯部にどんどん進みます。
貧困、健康、教育等々、様々な問題に広がってきます。
そう、一つのSDGsゴール(目標)だけではなく、他のゴール(目標)と「不可分なつながり」を検討されること。
この「不可分」というのが重要なキーワードの一つです。

また、「SDGs・目標5」には、「ジェンダー平等を実現しよう」があります。性別に関わらず平等に機会を与えられる「ジェンダー平等」な社会を実現したいのです。
しかし日本は、先進国といいながらこのテーマには随分と遅れています。
・いま、御社は平等な雇用、昇進、配分をされていますか?
・2030年の「ジェンダー平等」には、どのような状態がありたい姿ですか?
・なぜ御社はこれまでそれが進まないのでしょうか?
それを考えると、教育・経済・社会・環境とつながってきますね。
私たちはついつい得意なことをテーマに選んでしまうのですが、自社の「社会への『負』」を検討することで、様々な気づきとチャンスが湧出します。

大きく整理すると、「『総合的』に把えて、『統合的』に取り組む」ということです。

入門は一つのテーマでいいのですが、実践では一つの目標だけをピックアップしてはいけません。目線が狭く低くなってしまいます。
入り口は何番でもいいという心構えで、そこから17ゴール全てに広げてみること。「不可分」な中に独自のチャンスが埋もれているのです。

等の切り口がパネラーの方達から紹介されました。他にもキラリとした参考事例を紹介されました。

さて、このフォーラムでは話題になりませんでしたが、とても重要なことは、『SDGs』は自発的・自主的な取組みが基本だということです。
できる人(会社)ができるところから迅速に着手できるルールになっています。
「チコちゃんに叱られる!」ではないのですが、これまでの護送船団方式の横並びの様に、ぼーとしていると置いていかれてしまう怖いルールなのです。

今年(2019年)のSDGs取組みは2極化(10:90)していて、これまでの啓蒙・手探りのステージから、一気にアクション(実践)モードに移っているのが現実です。どんどん差がついていってしまうのが気になります。
CSR(企業の社会的責任)で気になるところが「慈善事業」や「単なるコスト」、「守りの経営戦略」として把えていて、本業と合体して「持続可能な社会への取り組み」になっていないことにあります。サッカーで言えば、守ってばかりいたのでは、点(ゴール)が取れません。
片手間でやっていても置いていかれるだけです。

是非、「目の前の本業の課題」と「社会変化を洞察した2030年の課題」を併記してみてください。。
一段上の視座を持つことで、観える経営の姿は大きく変わって観えます。
「課題を高く大きくする」と自信を失ってしまって着手できないように想いますが、素敵な「目標」を掲げることで応援してくれる人、アイデア、お金等が集まってくる時代です。
それは、自分が第14夜「ヒット商品緊急開発プロジェクト」で「この指とまれ」で実践した経験です。今はもっとチャレンジ環境が進化しています。

さてさて、このコラムの第8夜で、『「わかる」ことは「かわる」こと』を綴りました。
SDGsの『本質』を経営者が「わかる」ことが重要です。それを「自社の本来と将来」に落とし込むこと。そうすれば、納得して「かわる」ことができます。
「かわる」とはどういうことでしょうか?
それは「できないことが、できるようになる」ということです。

「わかる」→「かわる」→「できる」の順です。

ついつい従来の癖で、「方法」に頼ってしまうのですが、SDGsの精神で持続可能にするためには、「目的をつくる」ことが重要です。
情熱・大志がそれを後押しします。
そのためには、自分ファースト、自分中心ではなく、「利他の精神」がとっても大切です。
更に、限られた市場の中で、パイの奪い合う「競争」ではなく、パイを広げて「共創・共生に届くこと」が理想の姿です。そこには、たくさんの「地球人」の笑顔・しあわせが待ち受けています。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
SDGs朝日フォーラム

『SDGs CEOセッション』

日頃仕事でお世話になっているサーキュレーション様から「SDGsCEOセッション」のお便りがあり駆け付けました。
そこには、SDGパートナーズの田瀬CEOの名があったからです。

先週金曜(11/8)の夜のセッションでしたが熱気がありました。
そこでは、
1.SDGsとは?
2.何故、SDGsに注目が?
3.SDGsのメリットって?
4.経営者としてどうとらえる?
5.具体的に何から取り組めばいい?

という順番で、サーキュレーションCEOとSDGパートナーズCEOのセッションが続きました。

今までビッグなフォーラムやセミナーの多くに参加してきましたが、これまでの中で一番中身のある本質的な内容でした。

Q.何故、SDGsに注目が集まっているのでしょうか?
A.「お金の匂い」がし始めているからですよ。GAFA、金融等々が大きく動いています。

Q.どう取り組めばいい?
A.今までできていたことをSDGs17ゴールとマッピングしているのでは負けてしまいます。
「他社にできないことをやる、そのためにパーパスとコアコンピタンスを突き詰めること」
SDGを「スゴイゾ、ドンドン、ガンバレ」で。

Q.経営者としてどうとらえる?
A.、経営者が「社会価値」と「経済価値」の両輪で、自社を『持続可能な会社』にするにはどうしたらいいのかということを本気で検討することで、『経営者の視座(目線)』が一段上のレベルに上がることです。(ここが社員、関係者にとって大きな救いになります)
つまり、皆さんの会社の経営者が「社会課題と会社利益」を統合して、「自社の未来(10年後)ビジョン」を語れるようになることにあります。

等々、全体のほんの一部なのですが具体的で切実的な内容を散りばめながらの2時間でした。
そこでは表面的ではなく、「殻を破るにはどうしたらよいのか?」の実例が多くありました。

さて、ここのセッションでも、「CSR」「CSV」「ESG」というキーワードが多く飛び交いました。
自分が講演やプロジェクト支援している際に、お伝えしているものを説明します。

・「CSR」は、守りの戦略、土台です。
・「CSV」は、攻めの戦略、社会価値と経済価値の統合です。

「CSR(守りの戦略:土台)」と「CSV(攻めの戦略:社会価値と経済価値の統合)」の双方を新結合して、「SDGs(ゴール」/「ESG(プロセス)」に向かう図式になります。CSR・CSV・ESG全てがSDGsには必要です。
(SDGsとESGはコインの裏表です)
殻を破れない会社や地域は、「本業とSDGs」を合体しないで、CSRで表面的に取り繕うレベルにあるのが多いパターンです。

・CSR(守りの戦略)→CSV(攻めの戦略)→SDGs/ESG(中期経営戦略)

やはり、ポイントは、2030年の経済・社会・環境の変化を俯瞰して、「社会価値(=社会に役立つ)」と「経済価値」(=利益を創出する)の両輪(=SDGs新機軸)」を描く力(自力・インナフォース×外力・アウターフォース)にあります。
そこに、本質的な日本流(トリニティイノベーション、おもてなし、「匠」)の心得と方法を組み込むことで、アドバンテージのある大きな「違い」と「共感」が生まれます。
(新価値創造研究所HP「コラム」:「価値創造の知」第246~269夜に、『SDGs』について綴っています:https://shinkachi.biz/

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播磨国際協議会「SDGsセミナー」

2019年10月21日 令和時代の成長経営は「SDGsシフト」。

姫路方面に招かれて、午前・午後と2回講演をしてきました。
テーマは「SDGsシフト」
上記は、新価値創造研究所の造語です。
これからこの言葉がメディアに登場するのではないでしょうか。

この頃、テレビでは、
・小泉進次郎環境大臣
・吉野彰さん:ノーベル化学賞
で胸に「SDGsバッジ」を着けていました。
都心ではこのバッジ姿をよく見かけるようになりました。

実は、今年から、「SDGs」は啓蒙から本格的実践(アクション)に舵を切っています。
ビジネスをしている方達(経営者)は、この「SDGs」に敏感でないと、時代の波に乗ることができないと確信しています。

そう、今回はビジネスに敏感な方に招かれての講演でした。
その方とランチをご一緒しましたが、とても刺激的で有意義な時間でした。
ここで重要な認識は、CSR(社会的責任)というこれまでの片手間な取り組みではなくて、2030年に向かって、ありたい姿を描いて

・「本業×SDGs」

を融合して、本気で取り組む覚悟が必要なことです。
そして、
・深い知:ミッション
・高い知:ビジョン
・広い知:イノベーション
という順番で、在りたい姿と「SDGs用の新しいエンジン」を創ることがポイントです。

さて、首記のセミナーの次第は、
①第一部:
・演題:「関西SDGs貢献チャレンジ」(近畿経済産業局)
②第二部
・演題:「SDGsシフト」(新価値創造研究所)
③懇親会
という恵まれた順番でした。

やはり、経営者の方たちは真剣に臨まれていました。
できるだけ、SDGsの本質を絵や図解や表でご用意したことが良かったようです。
懇親会では、目からウロコ、腑に落ちたという複数の声があって嬉しくなりました。
このようなコメントをいただくと、もっとわかりやすくできないかと次の講演のモチベーションにつながります。

さてさて、少しでも迅速に皆様のお役に立てればと思っています。
「SDGsシフト」については、新価値創造研究所のHP(ホームページ)のコラム
・「価値創造の知」第246~260夜
にわたり綴っています。

興味・関心のある方達は、是非ご一読いただけると、SDGsと時代の波を感じられるのではないか、と期待しています。 橋本拝
SDGsシフト

 

 

スポーツは「観戦」から「同化」へ

2019年5月24日 高専生が生み出した『シンクロアスリート』の可能性

知人からリアルタイム配信・VR「シンクロアスリート」体験会の招待があり、本日、五反田TOCに行ってきました。
幾つか課題はありますが、5G時代の体験メディアとして可能性を秘めています。最初は、高齢者免許返納向けに最適と感じました。全面的に応援します。

http://hero-x.jp/movie/5735/ から引用します。
従来のスポーツ観戦スタイルといえば、映像、あるいは会場での生観戦。手法は違えど、試合を俯瞰するという行為によりその“視点”は共通している。そこに新たなスタイルと注目されるのがVRを使った観戦だが、独立行政法人国立高等専門学校機構東京工業高等専門学校(以下:東京高専)のチームが開発した『シンクロアスリート』は、VR(ヴァーチャル・リアリティ)やモーションベースといったテクノロジーを活用し、アスリート目線の臨場感あふれる体験を提供する。選手たちを俯瞰するのではなく、選手と同化する。
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WASEDA NEO@日本橋キャンパス

2019年1月31日 WASEDA NEO “「何」かを変えたい”
素敵な出会いがあり、早稲田大学・日本橋キャンパスに本日の午後、打合せにいってきました。パイオニアコミュニティーとして3つの特徴を掲げ“「何」かを変えたい”そう考える人たちのまなびと交流の場を展開されています。
早稲田OBとしてパイオニア実践のOBとして、少しでもお役に立てればと思っています。
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マーケティング&戦略制定実践セミナー(@東大)

2019商道・商術」と不易流行

 
中国のIT企業の30名強の方達に、首記セミナーのオブザーバーとして参加しました。
 
メインテーマは、『マーケティング』
マーケティングも守備範囲と攻撃範囲が広いのですね。
更に、マーケティング2.03.04.0と進化していますので、いったい何を前提にするのかで、人それぞれに解釈が異なります。
 
本来のマーケティングを大きく二つに分けてお伝えすると、
① 商道
② 商術
となります。
 
①の商道とは、「理念(天の理を念じた)・目的・使命」を持った商いの道理です。
②の商術とは、狭義のマーケティング、広義のマーケティング、マーケティング2.0N.0等といわれる手段ものです。
 
巷のセミナーは、「②商術」のマーケティングが殆どなのですが、今回のセミナーでは、「①商道」を松下幸之助とパナソニック社を実例として説明されました。
 
ここで、関連して「価値創造の知・第34夜:不易流行(ふえきりゅうこう)」を引用します、
 
・「不易(変わらぬもの)と流行(変わるもの)」
 
不易流行の『不易』とは、時を越えて不変の真理をさし、『流行』とは時代や環境の変化によって革新されていく法則のことです。
上記と関連付けると、
 
・『不易』が「①商道」(下半身)
・『流行』が「②商術」(上半身)
 
となります。
その双方を「二つでありながら一つ」(価値創造の知・第82夜 ビジネスで最も大切なコト)でビジネスを実践することが重要なのです。
 
さて、日本のビジネスマンはますます短期の視点が多くなり、時代の波に流され、飲み込まれやすい傾向にあります。
そのような意味でも、これからの「デジタルトランスメーション(DX):デジタルによる事業構造などの変革」の時代には、下半身である足腰のしっかりした「①商道」が肝要な視点となります。
 
さてさて、セミナーの後半は理念(行き先)から戦略制定実践セミナー」(行き先)という流れでしたが、前半・後半と、濃厚な2時間を受講生はみな熱心に聴かれていました。
それから、真剣な質問が飛び交いました。
さて、ここで蒔いた種が、将来の社会の役にたつようになることを期待しています。
 
本当は、日本の多くのビジネスマンにもっとお伝えしたいのですが・・・。
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秋田県の「本来と将来」(産業労働部)

2018年9月20日 「この指とまれ」の成長ビジョン・プラットフォーム

昨日は、秋田県産業労働部の方達と事務所で打合せをしました。
日本で最高/最低の各指標を持つ珍しい、厳しいポジションにいます。
「隆々とした未来の物語(シナリオ)」の構想・実行・更新が急務です。

企業誘致の箱モノよりも大事なことは、
「この指止まれの魅力」が何かを明確にして、その魅力あるストーリー(見立て)を創ること。そして、それをベースにした内外の人々が交流、発信するオープンプラットフォーム(仕組み)をつくることにあります。将来の成長を維持する人財開発も必要です。

それは、従来の「お客様を囲い込む」のではなくて、クックパッドさんやクラブツーリズムさんの様な「お客様に囲まれる」モデルの実践です。秋田県には魅力的な素材が揃っているのでプロデュース(仕立て)するのみですね。
応援します。

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