芸術から問う。価値とは何か

2016年9月15日 文化経済研究会: 文化社会の戦略

今日は、東京画廊の山本豊津CEOの講演でした。
「絵画」を事例に、流通や資産の変遷や、買う人達の変遷(製造業➡流通業➡金融業)を語られましたが、登場人物含めて大変興味深い内容でした。
また、西欧の絵画がキャンパスに立てて描く「目の遠近法」であり、日本の方法が「床の上で描く」(白髪 一雄や水墨画等)ことで、「身体を転写する、身体を介在する遠近法」の違いを知りました。
「価格」は横糸で、「共時的(同一の時、同一のマーケットにおける変化や差異に注目する)」であり、「価値」は縦糸で「歴史的」という視点も、価格と価値の関係が整理できました。
マイナス金利という「資本主義の終焉」から、次は「資産社会」という見立て、歴史の認識と共に「資産」を考えることの重要性を説明されました。
「芸術と価値」に対する視座を大きく拡げていただき有難うございました。

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日本企業の今後と日本人の働き方

2016年9月14日 JQAA研究会

本日、小笠原泰氏による「グローバル化時代における経営革新とリーダーシップ」の講演でした。前半は、「欧米型イノベーション」と「日本型イノベーション」の違いを、事例を踏まえながら、「革新(組織・慣習・方法などをかえて新しくすること)」と「刷新(弊害を除いて事態を全く新たにすること)」で説明されました。
後半は、日本及び日本企業の固有の特徴を明らかにしながら、加速化する技術革新を踏まえてグローバル化時代にどのように経営革新に取り組み、リーダーシップを発揮していくかについて語られました。
UberやAirbnb、そして源義経のように、なかなか「ルールブレーカー」になれない日本ですが、その内容に刺激されて、講演の途中から、日本の本来持っている「一期一会」や「おもてなし」を組込んだ世界をグローバル展開してゆく方法はないものだろうかと自問自答してしまいました。

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NAIN-歩きスマホ解決

2016年9月13日 ワイヤレス・イヤフォン APLAY

㈱ネイン(NAIN)から、写真の二つが届きました。知人の山本健太郎CEOの夢は、「ネインをソニーを超えるエレクトロニクス企業にするコト。「ゼロから挑戦し続け、今の子供、未来の子供たちがワクワクして夢を描ける社会にしていきたい」。
APlayはこれまで音楽、通話ができたイヤフォンで、メッセージ、情報サービスを利用できます。歩くことに集中しながら、今までスマホで行っていた作業をリアルタイムで行えます。早速、使ってみます。

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APlay

日本経済のゆくえ

 先日、元経済産業省官僚で慶応大学大学院教授の岸 博幸さんのお話しを聞いてきました。

どんな世論調査をみても、将来不安を強く感じているというデータが出ているようです。

・若者は自分の収入はあがっていくのか?デフレ脱却できるのか?
・高齢者はこの先年金は大丈夫なのか?日本の社会保障は大丈夫か?
・日本経済は良くなっていくのか?
等々の不安をを抱えているけれど、自分でできることってあるのだろうか?

現実味のあるはなしとして消費税15%、社会保障30%カットの世の中になるとの話しがありました。これから大切なコトは自分の身は自分で守る。政府に甘えないということ。

◆大切な二つのこと
①自分の稼ぐ力を強化する。自分の生産性を高める。スキルアップする。
②70歳まで働けるようにキャリアプランをたてて、自分の賞味期限できめられる様に心がける。

会社生活を終えたら、今までやってきたことを活かしてシニア起業することもできるだけ早くから考えて準備をしておくこと。その興味ある実例も紹介されていました。