んだ。んだ。秋田。

2017年4月26日 地域創生を応援します!

今日は、秋田県企業立地の方々が事務所にこられました。県人口が100万人を割り込んでいます。その問題をネガティブに捉えるのではなく、バネにして頑張っておられる数々の話を伺い、少しでもお役に立てればと思いました。
「あきた」には、全国トップクラスの支援制度(あきたリッチプラン)が用意されています。興味・関心のある方は、是非、秋田県企業立地事務所(03-5212-9112)へ

IMG_9121

価値創造の知:第40夜 新しい時代の価値観は?

2017年4月19日 新結合ダイアグラム

第39夜では、「自分と会社・社会とのかかわり」を新結合ダイアグラムを使って紹介しました。
ポイントは、今まで明確でなかった大三角形上部の空白(ダイヤモンド形)を自ら想像・創造し、使命を見つけることでした。

 さて、今夜は「新しい時代の価値観とスタイル」を同じ方法で紐解いてゆきたいと思います。(下図を参照願います)
日本のこれからに大きな影響を及ぼす左右の三角形の中には、下記の二つ(A&B)を選んでみました。
その二つの共通項は、大きな「変化」です。

A.不足:減少社会
これまでの画一の大量生産の成長時代から、人もモノも減衰・衰退時代になります。
B.繋がり:モノよりココロへ
時代はとっくに、「心の豊かさ」への次元にシフトしていますね。

上記AとBを前提にして、私たちは従来の価値観から見る古いメガネを新しい価値観のメガネに掛け変えねばなりません。(第20夜:新しい物差し)
上記AとBが左右から寄ってクロス部分が大きくなると、だんだん上部の余白の項目がはっきりくっきりしてきます。
その交流、交換の先にに、新しい命(価値観・スタイル)が生まれてくるのです。それを探索してみます。

仮説として、余白に記す3つのキーワードをピックアップしてみました。
それは、「不足」と「繋がり」の新結合から噴火してきたものです。(第32夜:イノベーションと価値創造)

一つ目は、シェア(シェアリング)です。
一人ひとりが無駄に所有するのではなく、「シェア」するのが当たり前の時代になります。
それは使われていないクルマだけでなく、「OFF(オフ)」になっている、空地(空間)や空き時間等々に連鎖しながら拡大してゆきます。
もう、ネットの世界では、リンクしてシェアすることが当たり前ですね。それが、リアルの世界でもあたり前になっています。(=キュービタルの時代)

二つ目は、多様化(ダイバーシティ)です。
一億総活躍が謳われていますが、
①女性の活躍(第16夜:女性活躍の舞台づくり)
→これまでの男社会の価値観や長時間就労のやり方は早急に革新が必要です。
②高齢者の活躍
→高齢者スキルの再転換も必要です
③AIロボットの活躍
→人手不足、生産能力、情緒能力の不足を補ってくれます。

上記の迅速な移行が不可欠です。
そして、①②③を新結合した「働き方」「愉しみ方」や仕組みが続々と生まれてきます。

三つ目は、「AI・IoT」です。
私たちは、好むと好まざるに関わらず、AIoTの世界を生きてゆきます。勿論、反転もあります。
教育、会社、社会も私たちのライフスタイルも大きく変貌します。

そして、それは「見える化から魅せる化へ」、そして新しい「おもてなしの時代」になることを意味します。(第2夜 おもてなし)

さてさて、私たちはそれらが進んだ時々に、
「自分の存在意義」
に対して正面から向き合わされる必然が生じるのではないかと想います。用意があれば、それはそれで卒意が楽しみですね。

自主性から主体性の次元へ。
怯むことなく、一緒に創発してゆきましょう。

第40夜 価値創造から経営革新へ

新結合ダイアグラム

価値創造の知:第39夜  新入社員の“あなた”に贈る

2017年4月1日  会社に使われるのではなく、会社を使いこなす

今日(4月1日)から、新しく会社人生の門出にのぞまれる“あなた”に新価値創造研究所からメッセージを贈ります。
添付図は、左右の二つものが出会い、新しい価値を生み出す『新結合ダイアグラム』(新価値創造研究所)を表しています。今の“あなた”のポジションになります。
(この新結合が、未来を切り拓く“価値創造・イノベーション”の大基本になるのですが、その詳細は第17夜と第18夜に記していますので、どうぞそちらを参照ください)

左右の二つの小さな三角形には、「自分」と「社会・会社」と記しています。この二つが“ご縁”によって出会いつながりました。しかし、決して“あなた”は入社した会社とだけの“つながり”とは思わないでください。

「会社は社会の“公器”である。したがって、会社は社会とともに発展していくのでなければならない」(松下幸之助)
という認識が重要です。(公器とは、「自分たちだけの利益を追求するのではなく、社会全体・公の利益にも適う必要があり、そのように振舞わなくてはいけない」という意味です)

新価値創造研究所では、

“新価値=世の中に役立つコト”

と定義しています。

「世の中(社会・顧客)に役立つこと」を優先すること、つまり、企業は世の中に役立つ商品やサービスを提供することで、対価としてお金が回り存続してゆくことが原理原則です。
経営の神様のピーター・F・ドラッカーさんは、“企業の目的は、社会価値・顧客価値を創ることである”と言っています。
“社会価値・顧客価値を創ること”が、自分&会社の「現在と未来」を成長させてくれます。

そうすると、
・「社会はどうなっているのだろう?」
・「顧客は何を望んでいるのだろう?」
ということを洞察(=物事の本質を見通すこと、見抜くこと)する能力・知恵を身につけなければならないことがわかります。

“価値創造の知”シリーズでは、その洞察の知(SKILL)と意欲・意識(WILL)を体系的(本気・本質・次の本流)に綴っています。

さて顧客価値創造の前半のポイントは、下部の『ご縁(共通項)』の三角形と上部の『命・物語』のダイヤモンド形の二つにあります。

一つ目は、下方にある小さな『ご縁(共通項)』の三角形です。それは、“関係性”を表しています。
・顧客との関係性
・社会との関係性
・会社との関係性
私たちは、一人で生きているのではなく、生かされているのです。
自分なりの素敵な関係性を見つけ、紡ぐことが自分&会社の人生を豊かにすることにつながってゆきます。

私(橋本)が会社(パイオニア社)と同一化した時の価値創造の実例を上げます。
第18夜には、サントリーとパイオニア(自分)の異業種コラボレーション(ピュアモルトスピーカー)によるヒット商品を記しています。
ここでの『ご縁(共通項)』の三角形は、“響き”です。

「人と自然と響き合う」を前面に出していた時代のサントリー社は「響」の文字をモチーフにしたロゴマークでした。パイオニア社は「世界のステレオパイオニア」の「音響」がベースにありました。

お互いが“響き合う”ことを基盤にすることで、境界は消え去り、新しい価値を生み出す下半身ができあがります。この境界線を消しゴムで消し去ることのスキルが新結合の秘訣です。

二つ目は、もう一つの上部のダイヤモンド形です。
二つの三角形(サントリーとパイオニア)が左右から合わさった時に、上部には何もなく、ただの空白でした。自ら余白を創り出すことがとっても重要です。(第22夜 “余白”参照)
ここに“”“二つでありながら一つ”の命を生み出す、創り出すのが『新価値創造』です。

それは、“赤ちゃんという新しい命”を生み出すのと全く同じです。
男と女の二つの三角形が左右から出会い、結合し、『新しい命』が授かりました。それは、お父さんでもないし、お母さんでもありません。
ピュアモルトスピーカーを観ると、サントリーでもないし、パイオニアでもありません。
でも“”“二つでありながら一つ”なのです。

添付図は、自分と社会・会社の素敵な出会い・ご縁を表しているのです。
どのような“アクティブで素敵な関係性”を創れるかがポイントになります。

さて、20世紀は、欧米に追い付き追い越すというのが命題でしたので、これまでの会社や教育は、答えがあるものを如何に早く正確に回答するというものでした。

しかし、これからの21世紀は、上記のダイヤモンド形のように「答えのない空白部分」を自ら想像し、創造する時代となります。好む好まざるにかかわらず、“あなた”はその時代を生きてゆくことになります。

情報時代から、脳業時代に移行するAIoT化(AI&IoT)、Robot化にはそれが本筋となります。AIoT化、Robot化によって、必要なくなる仕事が続々とでてきます。それはすぐそこまできています。

なので、多くの人が「答えのない空白部分」を自ら想像し、創造するための意欲(WILL)と方法(SKILL)を習得するコトが急務なのです。

今までは、“追い付き追い越す”“競合を見ながら少し改善する”のが得意な、20世紀型の“オペレーション&マネジメント”の人達が多かったのです。

第7夜(イメージメントとマネージメント)にも載せましたが、21世紀を生きる“あなた”は、上記ダイヤモンド形を生み出す、創り出す『C』の達人に向けて足を踏み出してください。
“(オペレーション&マネジメントの)人達から(オペレーション&マネジメントの)達人への移行です”

さ てさて、ここでは、ダイヤモンド形の“命”のことを記しましたが、“自分の命を何に使うのか?”がとても重要ですね。自分の人生ですから。
つまりそれは、自分の“使命”(ミッション)です。

是非早い時期に、社会・顧客に喜ばれる“使命”を見つけてください。使命(ミッション)については、第11夜(イノベーションの心得:「本気・本質・本流」編)に詳細を記しています。

そして、もう一つ重要なのが、“物語”です。
上記、“ピュアモルトスピーカー”の物語は、“樽物語”でした。(第18夜)
「100年の樹齢の水楢をウィスキー樽に使い、まだ木としては50年使えるその材が魅力的な響きを持ったスピーカーに生まれ変わる」という物語に多くの顧客が共感されました。
“モノづくりとモノがたり”の新結合が人々に幸せをもたらします。

ヒット商品づくりや価値創造、新事業づくり、人財づくりのポイントは、この“魅力的な物語”を紡ぎだせるかにあります。“物語化能力”です。それは、“自分自身の物語”を紡ぐことでもあります。

自分自身の物語を紡げる能力が、社会や顧客に向けた魅力的な物語につながるのです。 そのためには、それらを生み出せる、創り出せる“人財”を育成・養成・開発する仕組みが社会・会社・学校にあるといいですね。

最後に、上記から『社会・顧客への価値創造』を目指そうと決心した“あなた”は、より良き社会を創るために、『会社に使われるのではなく、会社を使いこなすイノベーター、プロデューサーに是非なってください。ニッポンにはそのような多くの人財輩出が必要なのです』

隆々とした皆さんの未来実現のために、新価値創造研究所は応援します。

第39夜 価値創造から経営革新へ

 

自分会社社会

価値創造の知:第38夜 懸命と賢明、そして“働き方改革”

2017年3月29日 企業寿命30年説

第4次産業革命、グローバル化、AIoT化、Robot化、少子高齢化等によって影響を受けて、私たちの『働き方』は大きく変わってゆきます。
本夜は、「働き方」と「就職」をテーマにしながら、働き方改革と価値創造とを結合した内容で綴ります。

 いまから40年前は、第2次オイルショックの後で景気が冷え込み、私の就職活動は大荒れになり、予定していた企業の推薦枠が消滅して大変でした。しかし、前職のオーディオメーカーとのご縁で就職した時、そこは世の不況と関係なく、オーディオ事業は全盛期なのでした。

新入社員の研修の一環で、その年の夏に「丸井・自由が丘店」の三階でオーディオ売り場に立ちましたが、目前の売上伝票を書いている間にも次々に飛ぶように商品が売れて行きました。

しばらくしてメディアで紹介されていたのが、

“企業寿命30年説”です。

明治以来100年におよぶ上位100社のランキングを作成し、分析し、到達した結論・・
それは、企業が繁栄を謳歌できる期間、すなわち「会社の寿命」は、平均わずか30年にすぎないという統計的な結果があるようです。

もう就職した時がオーディオ事業の全盛期ですから、20〜30年後は会社の寿命なのかな、と漠然と思っていました。さて、就職から8年後に、2000人規模のセンター工場の労働組合の支部書記長になりました。(第13夜)

その前迄は設計部門にいて、緊急の3か月連続120時間以上という徹夜連続の猛烈の超過勤務をしたこともあります。その3ヶ月連続後は心身が疲弊したことをいまでも心と身体が覚えています。自分の感覚では、職種にもよりますが、先ずMAX40時間が上限にした方がいいと思います。それは、放っておくと人間は「知恵・叡智」を使わないからです。

第1夜では、価値創造の「資質(WILL)と能力(SKILL)」について記しましたが、100時間を超える連続超過勤務は、「一生懸命」では無理があります。成り立ちません。
そのような経緯があった後の支部書記長だったので、本格的に「残業(超超過勤務)問題」に取り組みました。
それはもう30年前の話になりますが、今で云う、「働き方改革」です。大局的に意識を変える必要があります。何か大きな事故がないと、なかなか治らないのですね。

残業に対する規制の新制度は、2年前に労組の先輩たちが創ってくれたのですが、数値を規制するだけでは歪や悲鳴が出てきます。
自分が30歳の時に、会社との交渉で事前準備して使った言葉は今でも覚えています。

“もう私たち組合員は、通常のレベルを超えて十分以上に「一生懸命」に仕事をしています。
今必要なのは、足りないのは、「一所賢明」ではないでしょうか。
「懸命」を超えるには「かしこく明らか」にする賢明の知恵が必要です。

会社は組合員の「一生懸命という精神力」に頼ってしまうのではなくて、「賢明」という“知”で働き方を改革する必要があります。共創しましょう”

という提言をして、「懸命」(WILL)と「賢明」(SKILL)を合わせた取組み、仕組み(新結合)を会社と労組でタッグを組んで進めました。叡智を集めて、仕組みを創ることがとても重要なのです。

上記(懸命と賢明の新結合)も、第31夜~第37夜でお伝えした“二つでありながら一つ”という最も重要な方法です。

共創の取組み、仕組みの効果は大いにありましたが、他社競合と同じ枠組みの中で競争してもなかなか「レッドオーシャン(血みどろ)の戦い」から逃れられないことを痛感し、それまでの慣例や常識の枠を超えた新価値を創造すること(ブルーオーシャン)に傾倒し、注力、実践してゆくことになりました。
(「新価値」と「創造」の新結合も上記と同様です)
この新価値創造を基盤としたサスティナブルでサバイバルな実践・実行が、「企業寿命30年説」を打破る秘訣です。

さて昨年(2016年)の中盤、政府の中枢から「生産性を上げることが、日本(公官民)には必要だ」という声があちこちから聴こえてくるようになりました。国は舵を切る決心をしたのです。
冒頭の「第4次産業革命」「グローバル化」「AIoT化」「Robot化」「少子高齢化」が時代を牽引するので待ったなしです。遅いくらいです。

この新時代に、個人のレベルで大切な三つのことを記します。
①自分の志、ミッションを明確にすること。
②自分の稼ぐ力を強化する。自分の生産性を高める。スキルアップすること。
③70~75歳まで働けるようにキャリアプランをたてること。

さてさて、先週は甥っ子(妹の長男)が私の誕生日お祝いにきてくれました。彼は就職活動真っ只中なのです。
彼の在学する大学院であれば、昔ならば大手企業にラクラク推薦で入れていましたが、「自分の研究室の半分はベンチャー企業志望」ということでした。
最近の一流といわれた大手企業の崩壊を目の当たりにしていること、質のいいベンチャー企業も増えてきていること、と受け止めました。

そう、「終身雇用制度」はとっくに終わりを迎えているのですね。

ただ、彼の就職面接では自分の志、個性、コンセプト(第37夜)を明確に伝えることが必要です。その秘訣をしっかりと伝授しました。第1志望の会社に入れることを祈ります。でも、そこは彼が終身で仕事をするところではない可能性が高いと思います。きっと。

さあ、「懸命と賢明」「新価値と創造」を新結合して、隆々とした人生を、そして、ニッポンを創ってゆきましょう。

第38夜 価値創造から経営革新へ

IMG_8719