SDGsシフト㉛「価値創造の知・第276夜」『三方よし、五方よし』

2020年1月17日 SDGsと『三方よし、五方よし』

昨日のニュースで、

“伊藤忠、企業理念を近江商人の原点「三方よし」に改定”

が飛び込んできました。
それは、SDGsと深く関係しています。
早速ネット記事(読売新聞)を引用します。

ーーーーーーーーー
伊藤忠商事は、4月1日から伊藤忠グループの企業理念を
「三方よし」に改定すると発表した。
近江商人の経営哲学として知られる
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」
を理念として商いの原点に立ち返り、
急激な経営環境の変化に対応するという。

「三方よし」は、伊藤忠の創業者である初代伊藤忠兵衛が
重んじた言葉とされ、売り手と買い手だけではなく、
地域経済に貢献することで、経済活動が許されるという考えだ。
持続的な企業価値の向上と、社会課題の解決を図る
という現在の取り組みにつながっている。

現行の理念は、「豊かさを担う責任」で、1992年に策定した
改定は28年ぶり。広く知られた言葉を取り入れることで、
グループの結束力を高める狙いもある。
鈴木善久社長は年頭のあいさつで、
「20年は三方よしの原点に立ち返る年にしたい」
と述べていた。
---------

因みに、SDGsの世界では、その「三方よし」をベースにして

『五方よし』
1. 売り手よし
2. 買い手よし
3. 世間よし
4. 地球よし
5. 未来よし

というワードがよく使われています。

「持続性」が4.5.の空間軸・時間軸にも投影されています。
「グローバル」のビジネス競争や「自国中心主義」で
政治経済社会がとげとげしくなり、人間関係もストレスフル
なものになっています。そこに、地球危機・人類危機です。

「会社」という言葉をひっくり返せば、「社会」となり、
この二つはコインの裏表のようなもので、会社が善循環の源となる『五方よし』が
令和時代のキーワードになることを宣言します。

地球よし(空間)、未来よし(時間)のように自分たちの
立ち位置や意識を動かすことで観る風景が大きく変わってきます。
変わるということは、これまでできなかったことを
できるようにするということです。

この『三方よし、五方よし』という言葉が、これから
様々なメディアで取り上げれられることになります。

渋沢栄一翁が、2021年NHKの大河ドラマ
『青天(せいてん)を衝(つ)け』
の主人公に決定しました。

次夜に取り上げようと思っているのが、
「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、
約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも
関わりました。
そのコンセプトは、「道徳経済合一」です。

まさしく、「三方よし」の体現を物語で観ることになります。
2021年は、「SDGsと三方よし」が一体になって、そのワードが沸騰する
こと間違いなしです。

「伊藤忠商事」はそれを先取りをしたのですね。
どうせなら、『五方よし』と言って欲しかったのですが。
その余地を残してしまったので、

他の実績・実例をもっている会社が、

『五方よし』

の名乗りを上げることが容易に推察されます。
どんどん令和の時流を創り上げてください。

新価値創造研究所は、それを本分として挑戦される

“本気・本質・次の本流”

の会社、地域、そして個人を全面的にバックアップします。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ

橋本元司の「価値創造の知・第276夜」SDGsシフト㉛『三方よし、五方よし』

昨日のニュースで、

“伊藤忠、企業理念を近江商人の原点「三方よし」に改定”

が飛び込んできました。
それは、SDGsと深く関係しています。
早速ネット記事(読売新聞)を引用します。

ーーーーーーーーー
伊藤忠商事は、4月1日から伊藤忠グループの企業理念を
「三方よし」に改定すると発表した。
近江商人の経営哲学として知られる
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」
を理念として商いの原点に立ち返り、
急激な経営環境の変化に対応するという。

「三方よし」は、伊藤忠の創業者である初代伊藤忠兵衛が
重んじた言葉とされ、売り手と買い手だけではなく、
地域経済に貢献することで、経済活動が許されるという考えだ。
持続的な企業価値の向上と、社会課題の解決を図る
という現在の取り組みにつながっている。

現行の理念は、「豊かさを担う責任」で、1992年に策定した
改定は28年ぶり。広く知られた言葉を取り入れることで、
グループの結束力を高める狙いもある。
鈴木善久社長は年頭のあいさつで、
「20年は三方よしの原点に立ち返る年にしたい」
と述べていた。
---------

因みに、SDGsの世界では、その「三方よし」をベースにして

『五方よし』
1. 売り手よし
2. 買い手よし
3. 世間よし
4. 地球よし
5. 未来よし

というワードがよく使われています。

「持続性」が4.5.の空間軸・時間軸にも投影されています。
「グローバル」のビジネス競争や「自国中心主義」で
政治経済社会がとげとげしくなり、人間関係もストレスフル
なものになっています。そこに、地球危機・人類危機です。

「会社」という言葉をひっくり返せば、「社会」となり、
この二つはコインの裏表のようなもので、『五方よし』が
令和時代のキーワードになることを宣言します。

地球よし(空間)、未来よし(時間)のように自分たちの
立ち位置や意識を動かすことで観る風景が大きく変わってきます。
変わるということは、これまでできなかったことを
できるようにするということです。

この『三方よし、五方よし』という言葉が、これから
様々なメディアで取り上げれられることになります。

渋沢栄一翁が、2021年NHKの大河ドラマ
『青天(せいてん)を衝(つ)け』
の主人公に決定しました。

次夜に取り上げようと思っているのが、
「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、
約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも
関わりました。
そのコンセプトは、「道徳経済合一」です。

まさしく、「三方よし」の体現を物語で観ることになります。
2021年は、「SDGsと三方よし」が一体になって、そのワードが沸騰する
こと間違いなしです。

「伊藤忠商事」はそれを先取りをしたのですね。
どうせなら、『五方よし』と言って欲しかったのですが。
その余地を残してしまったので、

他の実績・実例をもっている会社が、

『五方よし』

の名乗りを上げることが容易に推察されます。
どんどん令和の時流を創り上げてください。

新価値創造研究所は、それを本分として挑戦される

“本気・本質・次の本流”

の会社、地域、そして個人を全面的にバックアップします。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
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