2021年1月4日 深い知&クリティカルシンキング

2021年1月4日 深い知&クリティカルシンキング
今週、菅総理が『グリーンとデジタル』を日本の成長戦略の二本柱と発表しました。
①グリーン=SDGsトランスフォーメーション(SX)
②デジタル=デジタル・トランスフォーメーション(DX)
2050脱炭素宣言を通して、やっと日本政府の成長戦略の方向性が決まりました。遅かったですね。
この二つが出そろったのは、今回の「コロナ禍」のおかげといってもいいのではないでしょうか。
・新型コロナは黒船である(第288夜)
・災い転じて福となす(第290夜)
この決定で、多くの産業人に事業創生・地域創生・日本再興の道筋が見えました。
実は、昨年の9月にそれらを見越したものをパワーポイント1枚にまとめて、添付の資料をコンサルティング仲間に見せました。
「わかる人(20%)」と「わからない人(80%)」にわかれました。
その反応を見て、「この日本柱の変革はもう近い!」と直観しました。
上記の2トップ(グリーンとデジタル)は、2009年の半ばから実践モードとして顕在化していたのですが、それでも時代の流れを見ている人と見ていない人の差がくっきりとわかる瞬間でした。
地球温暖化、世界的な格差、世界を完全に変えてしまうAI、生物工学等は世界的な問題です。国単位だけで考えていたら、21世紀の問題は解決できません。
SXとDXはグローバルな課題&解決手段です。その課題解決は即『世界』につながります。
改めて、令和時代は、この2トップが「政治・経済・社会」をけん引していくと宣言します。
さて、2トップの認識として、
・SX(グリーン)は、「ゴール」であり、DX(デジタル)は「ツール(手段)」。
この「おおもと」をおさえておくことが『価値創造』には必要です。
この二つ(SX&DX)を対角線上に組み合わせて、『新しい組み立て』を行っていくことが、成長経営のポイントです。
その「新しい組み立て」こそが「価値創造」の真骨頂です。添付資料を参照されてください。
繰り返しになりますが、先陣グループが「競争」「共創」の実践モードに入っていることが顕在したのが2019年半ばでした。
・チコちゃんではありませんが、「ボーっとしていてはいけません」
いま、世界中が、大競走・大共創の時代に突入しているのです。
さてさて、ここで未詳倶楽部(第26夜、第119夜)で松岡正剛師匠から学んだことが役立つと思い、お伝えします。
・—「記譜(スコア)の元は、ルール(決めごと)とロール(役割)とツール(道具)」にある。このことを私は「ルル3条」と言っていますが、この3つがたいていは新しいシステムになっていくわけです。—」
前職パイオニア社でプロデュースした「異業種コラボ・連続ヒット商品創出(第14夜)」は、異業種コラボレーションという新しいルールを「オーディオ業界」にインプットしました。
そうすると、実現のための「ツール(道具)」は、「新しい組み立て、新しい物語」となり、自分や事業の「ロール(役割)」も否応なく大きく変わることを実体験しました。
是非、皆さんも会社や地域、そして自分自身の「ルル3条」を整理されてみてください。
セミナー等でそれを検討していただくことがありますが、特に「ロール(役割)」が明確になることで、将来の新しい風景や戦略が見える経営者が続出します。
首記には、『新ルル3条:「ゴール」「ツール」「ロール」』を明示しました。
「ルール」の部分が「ゴール」になっていますが、それは、SDGsそのものに、「ゴール&ルール(ESG)」が示されているからです。
そのゴールと本業を新しく組み合わせ、見極めることで、自社の、自地域の「新しいロール(役割)」が浮き彫りになってきます。
そして、それを実現するための「ツール(手段)」は何か、に目が移るというのが本筋です。
(実際には、「ツール」から入られる経営者が多いのですが、相対的に視野・視座が狭くて同質競争に陥り、事業の拡張や成長が鈍くなりがちです)
つまり、「ゴール」⇒「ロール」⇒「ツール」という『新ルル3条』です。
これまでの縦割りの業界では、上記の「ツール」からの「見立て・仕立て」が中心でしたが、
「SDGs」は17のゴール(展開目標)がドミノの様につながっているので、横割りの積極的なドミノ目線が必要であり、結果的にそれが大きな『違いの創出』につながります。
そう、2030年のありたい姿、ゴールという一段上から俯瞰する「鳥の目」「新しい全体」「新しい展望」(第36夜)がアドバンテージ(優位)になることがおわかりいただけたでしょうか。
もちろん、そのありたい姿と現実とのギャップ(溝)を埋める「イノベーション=価値創造」が十分条件になりますが。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
「コロナ禍を通して、企業が生き残るための3つの変革(新ルール)が浮き彫りになりました。---」
というキャッチフレーズで、自分が関わるセミナー等のリーフレットに記すことが多いのですが、
自分の本心は、
・生き残り
・サバイバルandサスティナブル
という言葉はあまり使いたくありません。
そこには、「悲愴さ」や「寂しさ」がついてまわります。
私たちが求めているのは、変革の先にある「喜びや楽しさ、充実感」ではないでしょうか。
「3つの変革の先の喜びと道筋・心得」をお伝えしたいのですが、リーフレットでは、それが直接響かないところにもどかしさを感じています。
さて、先日、東洋経済online(11月23日)で
→日本人が即刻捨てるべき「経済大国」という幻想
という記事がありました。一部を引用します。
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— いま、日本に必要なのは、「日本は経済大国」「日本はものづくり大国」といった幻想から脱却し、生産性を高める産業構造へ変革することだ。
それは、これまでの常識をリセットする、大変革である。コロナ禍で世界が大きく変わりつつある現在、日本は最大の転換期を迎えているといっても過言ではないのだ。—
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確かに、「経済大国」という名のもとに、長いデフレの中の「ハングリー精神の薄さ」が大問題でした。
「ハングリー」については、第157夜に綴っています。
第157夜(スティーブジョブズ編:Stay hungry.Stay foolish)から引用します。
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—直訳では、「ハングリーであれ、バカであれ」
普通の人はピンときませんね。本質がわからないと表面的なものになってしまいます。
繰り返しますが、頭では、机上では分かりづらいのです。この理解には「禅」の思想、思考と実践知が求められます。
そして、「情熱・覚悟」ゆえの「「痛み、辛さ」そして「喜び」の体験をした人には、直感できるように思います。
自分が意訳すれば、
Stay hungry. =「安泰」でいるな、“不足”を大事にしろ。
Stay foolish. =「良い子」でいるな、“逸脱”を大事にしろ。
となります。
「安泰」「良い子」は「楽(らく)」なのです。試練がないのです。イノベーターではなく、オペレーターなのです。
でも「安泰」「良い子」のままでは、イノベーションのスタートラインにつけません。
日本の教育は、高い処理能力のオペレーターをつくってきたのですね。そのオペレーターは、AI・ロボットの登場でその場を失ってゆきます。—
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日本の生命線は、「ハングリー&バリュー・イノベーション」であり、「バリュー・イノベーター」をつくることが肝要です。
それなのに、「安泰オペレーション」ばかりしていて、「ハングリー・イノベーション」に遅れをとりました。
そこに、今回の各国の「コロナ禍」対応の比較で、政治・経済・社会・地域・医療・教育等々の数々の問題や遅れが白日の下に炙り出されました。
「日本はそんなに遅れていたのか」
黒船来航のような、それが国民の実感でした。
さてさて、上記の東洋経済記事の「大変革・日本最大の転換期」とは何でしょうか?
それは、突き詰めると、
・SX: SDGsトランスフォーメーション
・DX: デジタルトランスフォーメーション
という二つのシフトのことであり、それを基盤とした「新産業化」の先取りです。
そして、SXとDXを統合した「HX:ハーフandハーフ変革(第302夜)」が様々な業種業態で次々に生まれてきています。
(それは、HXと記していますが、『GX:ゴールデン・トランスフォーメーション』と呼んでもいいかもしれません。「SDG」とは、SX・DX・GXのs新結合と表せます)
それらは、首記の「変革の先にある喜びや楽しさ、充実感」を目指しています。
そこにフォーカスして、「働き甲斐」「働き方改革」「生産性改革」を実現していくのが道筋ではないでしょうか。
そして、「SX」の17ゴールと「DX」の双方は、単独で存在していられなくて、つながり合い、結び合っている特質があります。
(SXの各ゴールは、密接にリンクしています。そして、DXの本質はボーダーレスになることです)
そのため、単独(スタンドアロン)でやることには限界があります。
SX・DXはひとりでいられないのです。
参考に、松岡正剛師匠の「千夜千冊・第1125夜:ボランティア」より加筆引用します。
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—金子さんが本書で証していることは、一言でいえば、ボランティア・ネットワークを自分が動くことそのものがもうひとつの情報の特質だったということにある。
—ボランティアという言葉には、もともと志願者とか義勇兵とか篤志家という意味がある。それらはボランティア活動者という主体の意志をあらわしている。なるほどボランティアは主体的である。
けれども、本来のボランティアの意味の奥には”WILL”そのものの動向というものがあり、その”WILL”はじっとしているわけではないのだから、
それらが「つながり」や「かかわり」や「めぐりあい」をおこしたとたん、そこには関係性というものが形成される。
その関係性に結び目をしっかりつけたものがネットワークの正体であって、そのネットワークはもとをただせば何かが自発することで開始された情報の動向そのもののことでもあったのである。
電話線やコンピュータ・ネットワークのルーターばかりがネットワークではない。そこに相互の出会いをもたらし、「もうひとつの情報社会」の潜在性が立ちあらわれて、見えないボランタリー・ネットワークがそこかしこに見えてくること、そのことが金子さんが実感したかったネットワークだったのである。
大筋、金子さんは本書を通して、こうしたことを”発見”した。ボランティアとは、ボランタリー・ネットワークを自発させる一人ずつのエンジンのことであり、そのように情報を見直すことだったのだ。
ぼくはここから「情報はひとりでいられない」というメッセージを貰った。—
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「二つの変革『SXとDX』は、“ひとりでいられない”という特質を持っている」
ということを心に留めておいていただきたいのです。
・「ありたい姿」に、はしごをかける
・「本業の前後」をつなげる
・「異業種」とつながる
はしごをかけて「ありたい姿」を明確にして、ボーダーレスに次々つながる、結び付ける(=新結合=イノベーション=価値創造)
そう、「つなぐ、わかる(新しい性質)、かわる」ことの素敵な成長物語が新しい価値やGDPを創っていきます。
次夜は、「そのつなぎ方、結び方」に日本本来の強みがあることを綴りたいと思います。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
今週のニュースの中心は、「経済対策、事業規模73兆円」にありました。
→新型コロナ対策に加え、企業や省庁の枠を超えてシステムの標準化や互換性を高める「デジタルトランスフォーメーション(DX)」、脱炭素化といった菅政権の看板政策を推進するための事業を盛り込む。8日に閣議決定する。
財政・税制で、前夜(第302夜)に綴ったトリプルシフト(HX・DX・SX)が勢ぞろいしたようなものです。
① HX:新型コロナ対策
② DX:デジタルトランスフォーメーション
③ SX:脱炭素経済対策:2兆円基金
上記のSXは、2030年のゴールを提示していて、DXとESGは、それを達成するプロセスとしてみるとわかりやすくなります。
さて、本夜は「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の把え方について綴ります。
まず、「トランスフォーメーション」とは何でしょうか?
・trans-formation
英語の綴りではtrans-は接頭辞として出てきて、“超えて、…の向こう側、別の状態へ”の意味があります。
英語圏では、trans-を「X」と綴ることで、「デジタルトランスフォーメーション」は、『DX』と使うのだそうです。
ここで、第295夜」(『Transforming Our World』)では、SDGsの肝に「トランスフォーミング」を記しましたので引用します。
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—
「SDGs」のおさらいをすると、
SDGsとは、人類の未来を変えるために掲げられた世界共通の目標です。ここには、『2030年に向かうビジョン』があります。
貧困や不平等や環境破壊・・・、深刻化するさまざまな社会問題を解決しなければ、「地球に未来はない」と世界中の国々が危機感をもって、2015年9月に採択されました。
その採択された文書の表題は、
「Transforming Our World」(私たちの世界を変革する)
⇒これが最も重要な「心得・志」です。
このTransformingは、変革や変容とも訳されます。
⇒人類の未来をよりよいものに変えるために「もう後戻りしない・覚悟する」ということ
よく「Transforming」のイメージを理解してもらう例えとして、
・オタマジャクシがカエルになる
・蛹(さなぎ)が蝶になる
がよく使われます。
質が変わる、形態・状態、生態が変わって、「変態」しています。
「変態」することで、社会・環境・経済を好転換していくということです。
さて皆さん、これまでの延長線上(10年後)に、会社・地域の成長を描けますか?—
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そう「変革=トランスフォーメーション=シフト」が、政治・地域創生・事業創生・人財創生の中心になっています。。
それでは、「トランスフォーメーション」を3つの切り口(A/B/C)で見ていきます。
A,「DX推進ガイドライン」
平成30年12月の経産省「DX推進ガイドライン」には、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
と記しています。
・DXの目的は、「競争上の優位性を確立すること」
・そのために、「IT技術を活用して、ビジネスモデルや会社の組織を変革すること」
に要約できます。
B.「デジタルの次は?」
上記A.は、『ビジネス』をベースとした把え方ですが、
自分自身は、前職パイオニア時代に、
・「デジタルの次は何か?」
というテーマで、20年前の2000年に、その姿を追って把えていました。
・analog→degital→cubital
それは、弁証法で進化の姿を仮説していたので、それを図解添付します。
DXの本質は、ここにあると断言できます。それを把えているかいないかで、未来を観る目が大きく変わってきます。
その進化図は、第205夜(デジタルから『質量への憧憬』)に綴っているので、そこから引用します。
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—
その進化の形は、
①アナログ→②デジタル→③キュービタル
と洞察しました。
キュービタルとは、キュービット(量子力学)とデジタルの造語です。
当時のカーナビの将来(車の運転)を検討した時の簡易的な事例では、
①アナログ:実際の運転席で、「次の交差点を右に曲がると六本木」という標識を観て進行先を判断する(=現実の風景)
②デジタル:カーナビのディスプレイの中にあるデジタル情報を見て、「次の交差点を右に曲がると六本木」という判断をする(=デジタルは、ディスプレイの中にいる)
③キュービタル:実際の窓の外の風景(アナログ)を見ながら、空間上にデジタル情報(⇒矢印や3次元の疑似車)が浮かび上がり、アナログとデジタルがインタラクティブに融合する世界。
という具体例です。そのようなカーメディアが10数年後に発売されました。
(自動運転やAIロボットもキュービタルです)
(「グーグルグラス」もその世界を狙っています)—
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14年前(2006年)には、前職パイオニア社で、どのような未来の広がり(時間と空間の拡張)があるのかを7つの世界で提示して、それをビデオにまとめました。
その世界は、Society5.0をピタリと言い当てていました。
その具現化が、『Society5.0』です。
日本政府のSDGsアクションプラン3本柱の一つです。
(キュービタルの本質を知っていると見えないものが見えてきます)
経団連では、
→「『Society 5.0の実現を通じたSDGsの達成(Society 5.0 for SDGs)』こそ、企業が果たすべき役割と考え、2030年に世界で実現できるよう取り組んでいます」
と2017年11月に発表しました。
「キュービタル」は、デジタルの進化の姿を現したものです。
C.目指すものの進化
さらに、違った視点からの進化をみてみましょう。
①デジタイゼーション: アナログをデジタルに転換
②デジタライゼーション: ITを活用して既存の価値を高める(技術・新事業)
③DX:社会生活や企業のあり方を変革すること(社会価値×経済価値)
というものです。
こうなると、社会課題の実現に向かう「SX」がゴールで、「DX」が手段という意味合いが理解が深まったのではないでしょうか。
SXとDXは、コインの裏表です。
「人類の未来をよりよいものに変え、ありたい地球・社会・人生にしたい」
そして、SXとDXは、境界をなくし、ボーダーレスの性質を持っています。
それらを前提にした「在り方・あり様」を想像(イメージ)することが始まりになります。
その未来と現実のギャップを埋めるのが、イノベーションであり価値創造です。
多くの人を巻き込んで、いまの大ピンチを大チャンスに変えていきましょう。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
2020年11月13日 ハーフandハーフ変革
実務にかまけて、本コラム執筆がおろそかになってしまいました。大反省です。 ただその時間の分、より深く・高く・広く考え、行動したことで、自分の中の「質」が大幅にバージョンアップしたと思います。
さて、第102回文化経済研究会の動画配信の中で、谷口正和師匠が「ハーフandハーフ変革」というコンセプトを話されているのを視聴し、その言葉が自分の脳の中に響き、駆け巡りました。
先ず、『ハーフandハーフ レボリューション』を自分の中では「HX」と命名しました。『X』とは、「トランスフォーメーション」のことです。 メディアを騒がせている「デジタルトランスフォーメーション」をDXと言っているのはご存じかと思います。 (=デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital transformation)とは「デジタルによる変革」を意味し、ITの進化にともなって新たなサービスやビジネスモデルを展開することでコストを削減し、働き方改革や社会そのものの変革につなげる施策を総称したもの) 『DX』については、どこかの夜に、その本質を綴ります。
さてさて、「トランスフォーメーション(=X)」とは、変容や変革とも訳され、それは、①「さなぎが蝶になる」、②「オタマジャクシがカエルになる」ように後戻りできない進化のことをいいます。 同様に、『SDGs』の肝(きも)は、「トランスフォーミング」です。 SDGs採択文書の正式タイトルは「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」 つまり、『SDGs』とは『SX』(サスティナブル・トランスフォーメーション)と命名できます。 本年のコロナ禍を通して、これから何を「変容・変革・トランスフォーミング」するのかが見えてきました。 このコロナ禍で、身近な事例を上げましょう。 職場は「リモートインテリジェンス(DX)」を、飲食店は、「テークアウト(HX)」を、レジでは、「プラスチック製レジ袋の有料化(SX)」があります。 それらはほんの一部で、「HX」「DX」「SX」が地下茎のように時代を動かしていきますが、それは別の夜に綴ります。
本夜は、首記待望の本が上梓されたので、駆け巡った中心となる『ハーフandハーフ レボリューション(二分の一革命)』の内容にフォーカスして綴ります。 まず、<はじめに>より抜粋します。 「コロナ・パンデミックから我々がどう立ち上がり、次のパラダイムのためにどのように行動すべきなのか。 ①この危機を逆転的に活用し、むしろチャンスだという理解を促進するための本として、 ②そして我々は未来に対して何ができるのか。 「ハーフandハーフ」とは、全てを半分にせよ、という地球からのメッセージである そのヒント集として出版されました。 さきほど、身の回りの「テークアウト」を事例にあげました。 私たちの多くは、換気の保てないお店の中で食事をとることに躊躇してしまいます。 そこで、生き残り(サバイバル)をかけて「テークアウト(テークアウェイ)」というサスティナブルな新業態があちらこちらで現れました。 従来のメニューにはないものを試しているお店を複数見かけ、また、様々な業種業態でもハーフandハーフの新業態が一般化していることがわかりました。
皆さん、屋形船でクラスターが発生したのを覚えておられますか? 従来の業態のままでは、経営が立ちいかないのは明らかでしたが、今年7月に下記ニュースが飛び込んできました。 ラ・ローズ・ジャポネのスイーツを楽しむ東京湾クルーズ 創業100年の老舗の屋形船「あみ達」が人気スイーツ店「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」とコラボした「屋形船×アフタヌーンティークルージング」の航行を2020年7月11日(土)より開始する。 ・ご家族やご友人と!コロナ対策が行き届いた屋形船のゆったり空間で【東京湾クルーズ×スイーツ】をお楽しみください!! そこでは、顧客ターゲットもメニューも内装も変わっていました。(従業員の方たちは同じ) 不易流行に挑戦したした「新業態」には、トランスフォーミングする知恵と行動がありました。
それは自分の身の回りで見聞きした事例ですが、新著の「序章」にエッセンスが記されていますので、序章の<変化をポジティブに活用する>から引用します。
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情報社会の理解にとって、まず必要なのは、「変化の活用」という認識である。—次々にやってくる変化を積極的に活用していくことが求められるということである。 —人々はその中で、情報を学習のツールとして活用し、理解促進し、そして自分自身の思いを変え、その結果、それぞれがその思いを現実化するような行動をとれば、社会構造が変わる。 しかし、変化を恐れ、不安の要因としてしか受け止められないのであれば、それは自らの中に現状への依存体質が染みついてしまっているのかもしれない。— 変化によって甚大な被害を受け、悲しみに打ちひしがれようとも、過去を変えることはできない。変えられるのは未来だけなのである。だからこそ、ビジネスもライフスタイルも、従来のものを復元させる、あるいは取り戻すという発想ではなく、その変化自体を活用し、『新しい生活・市場・社会の創造』に向かって前進していくという認識が重要である。
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従来のものを整理し、それらが本当に必要かを繰り返し問い直していくことで本質(深い知)へと近づいていく。余剰のそぎ落としと未来への変革の種まきが「HX」です。 コロナの影響で加速度的に進んだ「ハーフandハーフの単位革命」を過去にUターンすることなく、問題意識を持って促進していくことが求められています。 「全てを半分にする」、その認識とそれでできる「余白」「構想」が未来へ進むエンジンになると実感しました。 本章にはそのヒント群が大満載されています。
是非とも、老若男女問わず、全政治家・全商売人・全学生に見てもらいたいと思いました。 参考に、新著の章立てをアップします。
・序章 <現在>原点への問い直しから始まる新しいチャンス
・第一章 <過去)>時代のエンディングノート
・第二章 変化の谷を飛べ ・第三章 <未来>変革の種まき
・第四章 ホーム・インベストメント そのヒント集
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
先週、
・「2030SDGs」@八王子北高等学校
・「SDGs de 地方創生」@新宿
のカードゲーム体験会サポートをしてきました。
そのレポートをFacebook等で綴ると、友人の増渕貞夫さんからの迅速な返信があり、それを拝読して嬉しくなりました。
それは、「イギリスのウエストミンスター寺院の主教の墓石に刻まれている言葉」でした。
引用します。
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まだ若く、自由で限りない
想像力を持っていたころ、
わたしは世界を変えることを夢みていた。
成長して知恵がつくにつれ、
世界が変わることはないだろう
ということがわかり、
視野をやや狭めて、
自分の国だけでも変えようと決意した。
しかし、それさえも
変化することはないように思えた。
晩年になって、最後の試みとして、
せめてわたしに最も近い存在である
家族を変えることで我慢しようとしたが、
悲しいかな、それもかなわなかった。
そしていま、死の床に就いて、
突然わたしは気付いたのだ。
もし、わたしがまず自分自身だけでも変えたなら、
それを模範として家族を変えられたことだろう。
そして、彼らのインスピレーションと
激励によって、
自分の国を改善できただろう。
そうすれば、ひょっとすると、
わたしは世界さえ
変えることができたかもしれない。
---------
自分は、首記のSDGs体験会等を通じて、
・「SDGs」で世界を変える
と布教活動、実践支援活動をしているようなものですが、
上記の「主教の墓石の詞」を読んで感じたことは、
①自分自身は変わっただろうか?
②参加者は変わっただろうか?
という観察でした。
①で云えば、2030年に向けたSDGsの実現を自分のライフワークに決めましたが、まだまだ自分の中の意志に甘さがあるのではないか?
②で云えば、前向きな参加者達でありますが、それはSDGs入門編なので、簡単に「わかる→かわる」(第8夜)には届かないのが通常。
という内省でした。
改めて「SDGs」の本質として、国連で採択された正式文書名は、
・Transforming our world:2030 Agenda for Sustainable Development
(私たちのの世界を変容する:持続可能な開発のためのアジェンダ2030)
つまり、「私たちの世界を変容する」
ことにあります。
『変容する』というのは、
・青虫がサナギになる(第101夜)
・オタマジャクシがカエルになる(第300夜)
のように、「姿、または、質」が大きく変質して成長することを言います。
さて、シニアの私たちよりも、ずっと人生クライシス、気候クライシス、地球クライシスを感じているのは若者たちであり、彼らは身近で将来の自分事です。
(上記体験会で高校生たちと話して実感したことです)
わたくしごととしては、2年前に、生まれたばかりの初孫を抱っこしたときに、孫たちの未来をこれ以上、抉(えぐ)られないようにしないといけない。
と強く想ったことがよみがえります。
そう、私たちは「危機意識・当事者意識・自分ゴト」を通して、「自分が変わる」ことを求められています。
自分が変わらないで、人が変わることは期待してはいけないことを再認識しました。
振り返って、2017年10月9日価値創造の知・第76夜には、「価値創造の秘訣:7つの力」を綴っていて、その一番目にその力を記していたので引用します。
(企業・地域・学校で、未来を切り拓く「価値創造」を体系的にお伝えして、「事業創生・地域創生・人財創生」のファシリテート・ナビゲートをしています)
1.自分を変える:危機意識・情熱力
2.他者を愛する:幸せ想像力
3.余白をつくる:本質創造力
4.舞台をつくる:仕組構想力
5.関係をつくる:伝える力・伝わる力
6.信頼をつくる:巻き込む力・巻き込まれる力
7.成功をつかむ:すぐやる力・やり抜く力
「SDGs」を実現するには、上記の「7つの力」が必要です。
それがこれまでの失敗・成功から得た成長に必要な力と道筋です。
そこには、「熱」「本気」が必要です。
それがないと、上記1~7を乗り越えて、一気通貫ができないからです。
そのバックアップ、ナビゲーションをご支援するのも私たちの役目です。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
第298夜に「日経スペシャル・SDGsが変えるミライ」の放送を通して、『SDGsとコロナ禍の関わり』を取り上げました。
本夜は、同放送にあった「負のSDGsスパイラル」について綴ります。
スパイラル(spiral)とは、螺旋(らせん)のことで、連鎖的な変動という意味です。
「負のスパイラル」という言葉は、日常生活でも使用され、悪循環にはまってしまった時によく使われますね。
今回の様な新型コロナウイルスのパンデミック(広範囲に及ぶ流行病)により、『負のSDGsスパイラル』を多瀬和夫(SDGsパートナーズCEO)さんが解説されました。
その内容を加筆引用します。
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本年3月の時点では、図の「2.経済が打撃を受ける」でしたが、現在(7月末)では、
①この感染症が保健の問題だけではなく、経済に打撃を与え、格差を拡げて、だんだん社会的弱者にしわ寄せが行くようになる。
②そうすると、生活に最低限必要なものまで手に入らなくなって、下手をすると、最終的には平和も環境も全部失われてしまうことになる。
③いまは、この図では半周まわって、「7.貧困層の最低限の要求が満たされなくなる」くらいのところまでに、世界の一部の国では起き始めている。
例えば、アメリカで起きている人種差別をベースにした暴動といったことも、ある意味大きな不満に火がついてしまったという現れではないか、と思う。
(人種差別はSDGsの10番目: 人や国の不平等をなくそう」)
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図の「負のSDGsスパイラル」を見ると
8.過激な思想が出現し、平和が壊れる
9.さらに格差が広がる
10.地球環境の破壊が進み。環境が汚染される
と予想されています。
私たちは、この様な「負のSDGsスパイラル」には進みたくはありませんね。
どうしたらいいのでしょうか?
わかりやすい方法は、逆の方向(つまり、正のスパイラル)をたどっていけばいいのです。
それは、経済に大打撃を与えないように、新型コロナウイルスの発生を抑えるということです。
さて、日本の状況を見ていきましょう。
8月7日に発表された「新型コロナの流行状況4段階」を加筆引用します(8/7毎日新聞)
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政府の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」(会長=尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)は7日、流行状況を4段階に分けて対策をとる際に、現状がどの段階にあるかを判断するための指標を公表した。
「病床の利用率」や「陽性率」など6項目で、それぞれの数値指標も設定した。
流行状況は「感染散発」「感染漸増」「感染急増」「感染爆発」の四つの段階をステージ1~4として分類。
判断の指標は「病床利用率」「療養者数」「陽性率」「感染経路不明者の割合」など6項目を設定。
4月に発令した緊急事態宣言の期間のデータを参考に、流行状況に応じ「病床利用率はピーク時の確保数の半分以上」「陽性率10%」「感染経路不明者の割合50%」――など、どの段階にあるかを判断する数値目標を定めた。
病床利用率が50%を超えるなどすると、ステージ4の「感染爆発」に達し、緊急事態宣言発令も検討する。—
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・「感染散発」→「感染漸増」→「感染急増」→「感染爆発」
という流れは、「負の感染スパイラル」です。
各ステージにその指標が記されていますが、
そんなことよりも、提示すべきことは、
・「感染爆発」→「感染急増」→「感染漸増」→「感染散発」
という「正の感染スパイラル」という解決にどう手をうつのか?
それが「有識者会議」「国」が示すことではないでしょうか。
もう、打つ手はわかっているのに、そのリーダーシップ、表明がまったく見えません。
4月から、第2波の用意・対策がメディアでずっと叫ばれていましたが、政治は、行政は、いったい何をしていたのでしょうか?
それは、「インテリジェンス」「リーダーシップ」の不在です。
私たちは、その弱さを目の当たりにしました。
「正の感染スパイラル」「正のSDGsスパイラル」に舵をきりましょう。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
一昨日7月31日夜に、小谷真生子「日経スペシャル・SDGsが変えるミライ」が放送されました。副題は、コロナ時代の「新SDGs」:持続可能な社会のためニッポンは何ができるのか?
概要は、
1)コロナ時代の働き方~新SDGsの考え方
2)コロナ時代の街の変化
3)コロナ時代の医療の在り方
4)人種差別をめぐる議論とSDGs
5)新ESG ~マネーの世界での新潮流が加速~
色々な視点からのSDGsとの関わりが取り上げられていましたが、番組では、昨年原宿の会合でお会いした多瀬和夫(SDGsパートナーズCEO)さんがコメンテーターのお一人でした。彼はSDGsスペシャリストの第一人者です。
そこでは、図にあるような「SDGs施策」と「コロナ対応」の共通項を提示され、その関係性の深さ・広さを実感できるものでした。
そのため、本夜は『SDGsとコロナ禍の関わり』から、企業価値を上げる方法の一つを綴ろうと思います。
さて、世界中が、この「①コロナショック」と近年激しさを増す「②気候クライシス」と合わせて大変な苦痛があり、経済成長率も大幅なマイナスに陥っています。
経済循環が滞り、企業倒産が相次ぎ、それは、SDGsが2030年までになくそうとしている「貧困や格差」の悪化を増長しています。
私たちは、この「「①コロナショック」「②気候クライシス」という有事に、社会(政府、行政、会社、医療、教育、IT等々)の弱いところをいっぱい目の当たりにしました。
逆に言えば、「幸いなことに、弱いところをいっぱい見つけることができました」
それは、「危機」ではありますが、「機会(チャンス)」であると思いませんか?
第004夜:「不足転じて満足となす:用意と卒意」
第288夜:「新型コロナは黒船である」
第290夜:「災い転じて福となす」.
等に綴ってきました。
図(SDGs施策とコロナ対応)の重なり合う黄色の領域を是非じっくりご覧ください。
ここには、不足、課題と機会、がつまっています。そして新しいライフスタイルが見つかります。ビジネスチャンスの宝庫です。
そして重要な視点は、SDGs17の項目(開発目標)は、すべてつながりあっているという側面があり、それぞれがビジネスに影響を与えていることです。
そう、大事なことは「すべての項目」が関連していることです。
上記や「SDGs17の項目」を「本業」と組み合わせてみたり、IoT、AI、センサー、ビッグデータ、ロボット、第4次産業革命等とも重ね合わせてみてください。
新しい役立ち、社会貢献、ビジネスモデル、新しい企業価値がきっと見つかるはずです。
見つからないのは、これまでのやり方、考え方から離れられないことが原因であることが殆どです。
視点、視座を変えて、頭の金型を柔らかくしてみることをお薦めします。
課題解決したいという真剣な「情熱」があれば、そこには、必ず新しい存在意義、新しい目的が見えてきます。
お悩みが続くときは、新価値創造研究所「オンライン新価値塾」への入門をお薦めします。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
地球・自然は、人間のことを考えてくれていると思いますか?
2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災、津波被害、そして福島第一原発の問題。
9年前、日本の国内政治の混乱、巨額の政府債務、国際競争力の低下等々、国中が「憂い」を共有しました。
あの時に、自分が一番強く感じたのは、「自然への畏れ」でした。
わかってはいるのですが、『地球・自然は、人間のことを考えてくれない』と。
近代以前の科学や技術が進んでいなかった人類は、その「畏れ」をやるせなく、もっと身近に強く感じていたのでしょう。
その言葉から、「畏れと慎み」という貝原益軒(江戸時代の儒学者)の「養生訓」の一節が思い浮かびます。
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身をたもち生を養ふに、一字の至れる要訣あり。是を行えば生命を長くたもちて病なし。おやに孝あり、君に忠あり、家をたもち、身をたもつ、行なふとしてよろしからざる事なし。
其の一字なんぞや。畏の字是なり。畏るるとは身を守る心法なり。事ごとに心を小ににして気にまかせず、過なからん事を求め、つねに天道をおそれて、つつしみしたがひ、人欲を畏れてつつしみ忍にあり。
是畏るるは、慎しみにおもむく初めなり。つつしみ生ず。畏れざればつつしみなし
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「常に天道(天の理)を畏れて、慎みに従って、人欲を畏れて慎み忍にあり」
これからは、きっと「天道(天の理」の時代です。
「畏れと慎み」は、「地の理(不調和・競争・複雑)」の時代から、「天の理(調和・共創・シンプル)」への移行期に必要な心得でなないでしょうか。
前夜(第296夜)にも綴りましたが、「資本主義経済の中で、これまでの私たちの生き方は「力(成長・自己実現)」に集中しがちであり、それがどこかで行き過ぎた結果生じたひずみが、現実社会に問題をもたらしているともいえるでしょう。
個々の成長や自己実現に駆り立てられるあまり、競争や格差によって人間同士が分断され、自然とのつながりも断たれてしまう。
そんな状態から、今、つながりを取り戻し、調和へと導く「愛(分断したものを和合)」への揺り戻しが、地球規模で起きているように思います。私たちはそんな変化の流れの中に生きているのではないでしょうか」(アダム・カヘン監訳者まえがき)
私たちは、コロナ禍・気候クライシスの痛い体験を通じて、エゴイズム(我見・利己主義)から、エコイズム(畏れ・共生主義)へと振り子を戻すことが求められています。
この図式は、以前綴った世阿弥の「離見の見」にある『目前心後(もくぜんしんご)』(第88夜、第188夜、第193夜)を想起させるので、一部加筆引用します。
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—世阿弥(118夜)は『花鏡』に我見と離見をくらべ、「我が目の見る所は我見なり。見所より見る所の風姿は離見なり」と説いて、場における「離見の見」をみごとに集約してみせた。
世阿弥にとっての「離」とは“見所同心”なのである。自分だけでは離にならない。「離見の見」は場とともにある。心はその場の見所のほうにおいていく。
<目は前を見ているが、心は後ろにおいて置け>
世阿弥はそのことをすでに指摘した。この見方を「目前心後」(もくぜんしんご)とも言った。—
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今までの状況は、<目は前(経済)を見ているが、心(なし)は後ろにおいて置け>
後ろに、「何も置いてない」のが現代ではないでしょうか。
大事なことは、
<目は前(経済)を見ているが、心(地球環境)は後ろにおいて置け>
否、畏れと慎みが必要ないま、本当に大事なことは、
<目は前(地球環境)を見ているが、心(経済)は後ろにおいて置け>
でしょう。
その心構えで、「3つエコロジー(環境・第9夜))とエコノミー(経済)」を融合させる。
そこに、ミッションとビジョンが生まれ、各企業・地域の「本業」と「SDGs」の融合があります。
その融合を検討する時に、目の前のハードルが高く感じられることが多いのですね。それは次の一手、チャレンジが必要になるからです。
しかし、ミッションとビジョンを自分たちで再定義することを通して、「夢中・ワクワク」が生まれてきます。
そのステージに辿りつけることが、SDGs成長経営のポイントです。私たちは全力でサポートします。
融合した構想を実践のレヴェルに引き上げるのが、「SDGs×バリューイノベーション」のステージです。
解決のアプローチで、あきらめずに踏ん張ってやり抜くことで光が見えてきます。
『地球・自然は、人間のことを考えてくれない』ことを共通認識して、「連携(横軸)して、自立・自律(縦軸)すること」、「愛(志・Will)と力(Skill)を統合すること」が未来への道筋です。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ