2024年11月8日 3年半ぶりにコラムの連載開始
きっかけは、本年8月に永眠された松岡正剛師匠と滋賀を遊行した未詳倶楽部(2011年)の面影を偲んで、比叡山延暦寺を訪れたことが始まりです。
堂内で、一対一でお坊さんと対話をする機会があり、そこの中で言われた「一隅を照らす」が思いがけず、心に響いてきたことによります。
これまで、仕事の多くの場で、「あり続けたい」「五方よし」というキーワードを学生、企業、行政のたくさんの方達にお伝えしてきました。
いま、時代の価値観のトップは、「サステナビリティ=持続可能性」です。
地球・社会・会社がつながって、
「どうあり続けるか」
が最重要の課題です。
「地球」と「未来」が良い状態(Well-being)であることが共通の願いです。
『五方よし』(第276夜)とは、近江商人の経営哲学のひとつである「三方よし」が進化した、
1. 売り手よし
2. 買い手よし
3. 世間よし
4. 地球よし
5. 未来よし
が企業の経営と成長に求められています。
企業の目的は「価値創造」(ピーターFドラッカー)であり、その実現の方法が「イノベーション」です。この「イノベーション(編集)」のとらえ方、「日本文化の方法」を、松岡正剛師匠から様々な「場」(未詳俱楽部、連塾、時塾、椿座等)で教えていただきました。
これらを多くの方たちに伝える活動してきましたが、本コラムをお休みした3年間でバージョンアップした内容を伝えねばと思ったのが、「一隅を照らす」の言葉でした。
🔹「一隅いちぐうを照てらす」
社会の一隅にいながら、松岡正剛師匠と自分の「知の化合物」を照らし編集して発信することで、それが積み重なってこの世全体が照らされていく一助とする
それを目指していこうと思います。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
