橋本元司の「価値創造とは何か」?

 『価値創造』とは、「人に役立つことを先取りするコト」です。

・『価値』とは、「人に役立つかどうか」というコト
・『創造』とは、「未来を先取りする」というコト

詳細は、新価値創造研究所HPのコラム「価値創造の知・第75夜、第175夜」に記しています。

 『価値創造』(新価値創造研究所コラム・第175夜)という言葉を私が始めて公開したのは、1988年の時です。
 前職パイオニア社の技術職でしたが、労働組合の書記長を務めた一年後の33歳の時に、一年に一回開催される重要なイベントである「技術発表会」(2000人規模)の事務局長になりました。
 『性能から効能へ』という「価値転換」から把える時代になるコト。そして、それまで発表会には「コンセプト」がなかったので、

「新価値創造 NVC(=New Value Creation)」

を中心において、全てのテーマが「新しい価値を創造すること」に置くことを発表しました。
その後、それが「技術発表会」のコンセプトになりました。

 当時は「価値創造」「新価値創造」という言葉はどこにも使われていなかったので造語です。
もう、「価値創造」が時代の中心になることが観えていました。

 技術統括部(事務局長)の後、目黒本社に異動となり、
・調査企画(情報企画課)
・開発企画
・社長直轄 ヒット商品緊急開発プロジェクトリーダー(コラム第313夜)
・新事業創造室室長
・総合研究所:新価値推進センター所長(研究企画、シナリオ企画)、
・「パイオニア・次の柱」事業創出プロジェクトリーダー
 と現場で経験(マーケティング×イノベーティング)を積み重ね、

 「価値創造」の真髄を世の中にお伝えしようと、パイオニア社を早く卒業して、
・新価値創造研究所代表(2013年)
を設立しました。

 「価値創造」は企業存在の目的であり、その実現手段が「イノベーション」です。(コラム第309夜)
「価値創造」と「イノベーション」はコインの裏表です。
いま、紛れもなく「価値創造」と「イノベーション」は時代の中心です。

 その「心得と方法」を価値創造の知・第1夜から綴ってきました。
さて、私には、『松岡正剛(第308夜)』、『谷口正和(第313夜)』の二人の大師匠がいます。
お二人とも京都出身で、永眠されました。

 3年半の間、コラム「価値創造の知」をお休みしていましたが、
お二人から授かった「深く、高く、広い『知』」を、多くの方々にお役に立てるようにお伝えしなければならないと決意して、
第308夜から、深化、高化、広化した内容で再開しました。

 「価値創造」・「イノベーション」が実現できるプロセスを企業や自治体ご支援の現場で考察してきましたが、
本日、それを公開いたします。
 それは、

『切実』⇒『逸脱』⇒『別様』

 です。

 それを「価値創造の知・第308夜」からお伝えしていきます。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ