2024年12月29日 本年の『コラム納め』
本夜は、2024年最後の「コラム納め」です。
昨日12月28日は、毎年行われる一年最後の縁日「納めの目黒不動」に参列しました。
大本堂で1日6回護摩が焚かれ、13:30の護摩祈願の法要に参列しました。
不動明王の前の壇に護摩木を積み上げられ、それを焚き、しっかりと煩悩を焼きつくしてきました。
(東京・江戸には、白、黒、赤、青、黄の5色の不動明王があり、その中の黒がこの目黒不動です)

今年一年を納めることで、新しい1年が始まります。
「終わりと始まりはつながっている」
と正剛師匠はよく言ってました。
谷口正和師匠、松岡正剛師匠の京都出身のお二人が永眠された(終わり)ことがきっかけで、
その襷(たすき)のほんの一部にしかすぎませんが、私がそれを勝手に引き継ぎ、新しい「始まり」にしようと想いたちました。
今年の9月に、なぜか、両師匠から呼ばれたように、京都方面の仕事が続いて入り、京都・滋賀を音連れたことも拍車をかけました。
(この「音連れ」という言葉を正剛師匠はよく使われていました)
そして、本年11月8日から「価値創造の知」第308夜を再開しました。
「新しい始まり」です。
「終わりと始まりはつながっている」を強く意識しました。
もともと、「イノベーション」は、「2+1」で「これまでの常識」を「新しい視点・視座」で超えていくものです。
そこには、決意・決断・覚悟という「始まり」の元があります。
その前後が、「終わりと始まり」です。
11月25日に、松岡正剛師匠を偲ぶ「玄月惜影會」に招待されました。
1995年の目黒区青葉台事務所の満開の桜の季節に入門したのですが、
現在の師匠の活動拠点である世田谷区赤堤の『本の館』を訪れました。
そこで、昔からのスタッフと未詳俱楽部の懐かしい方たちと再会して師匠の面影を語らいました。

やはり皆さん、正剛師匠の蒔いた格別の種を多くの方たちに伝達しようと行動に移されています。
「終わりと始まりはつながっている」
正剛師匠の多くの弟子たちの言葉を聴いて、共有して、嬉しくなってしまいました。

さて、第337~338夜に「マネジメントとイメジメント」を綴りました。
両師匠は、「イメジメント」を拠り所にして、「マネジメント(実業)」に拡張してきました。
私は、製造業の「マネジメント」から、お二人の「イメジメント」の指南を仰いでいました。
それは、「オペレーションの時代」から「イノベーションの時代」への橋渡しでした。
そのような意味で、「マネジメント(半分)」と「イメジメント(半分)」の『2+1』(第308~338夜)を両師匠と『共創』させてもらいました。
私が30才頃に「自分の不足」を感じてもがいていたのが「イメジメント(半分)」だということを後から気づかされましたが、不足の半分を「格別の両師匠」に指南してもらえる至福の時間でした。
いま、上記を『納めて』みると、両師匠の一流の指南で、「マネジメントとイメジメント」の二刀流になることができたように思います。
それが、「2+1」のイノベーションジャンプの大きな基盤です。
それを自分が少し得意な「図解化」スキル(見える化)でお伝えしてきました。
これらを学校・企業・自治体の多くの方たちにお伝えしてきました。
これらが、私の「守破離」(第330夜)です。
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・・・『守破離』とは、「守って破って離れる」のではない。
守破離は、
・「守」って型に着き、
・「破」って型へ出て、
・「離」れて型を生む。
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私の「守破離」は、
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・「守」:マネジメント
・「破」:イメジメント
・「離」:価値創造の知(バリューイノベーション)
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そして、第308夜から、このコラムを再開すると、更に気合が入って以前には「納まっていた」ことが、「新しい納まり方の景色」が見えるようになってきたことが驚きでした。
・日日是好日(にちにちこれこうじつ)
です。
より多くの方たちに、新しくお伝えしたいことがいっぱいになりました。
今年数え年で、私は「古希」になりましたが、これからが「新しい始まり」です。
価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ