250828 AI博覧会 Summerに行きました

昨日、有楽町の東京国際フォーラムで開催中の「AI博覧会 2025」に行ってきました。

 会場では、まさに“AIという超優秀な社員”が、従来の働き手に取って代わっていく未来がリアルに感じられました。ホワイトカラーもブルーカラーも例外ではありません…。

まるで、明治維新で武士という存在が時代の波に消えていったような大きな変化です。

さて、ここにきてAIに関する良書が複数発刊されています。それらを読んでいたので、AI博覧会で見る景色の先が観えました。

 AI予習との合わせ技をお薦めします。

橋本元司の「価値創造の知」第361夜:価値創造の「編集ルル三条」と「新成長ルル三条」

2025年10月5日:

 前夜(第360夜)に、「新ルル三条」を綴りました。
私たちの経済環境、社会環境は大きく変わっています。
「生命サステナブル」「AIデジタル」「人口減少」であり、それは「すでに起こった未来」です。
その変化に適応できなければ、沈んでいきます。
それでも、「石橋を叩いて渡る」「できるなら、変わりたくない」というリーダーが多くいることも事実です。
私たちの未来にとって一番大切な認識は「価値を創る」コトです。

 自民党総裁選で、一番聴きたかったことは、
「これからの日本が、どの様な価値をどの様に創出して経済力を持続的に上げるか」
ということでした。

 成長の基盤となる「地方創生・事業創生・人財創生」に通底するのは、「価値創造」であるという理解・認識が必要です。
それらに、「価値創造」がなければ、『創生』できないからです。
ただ、多くの方たちが「価値創造」の心得と方法を知りません。
それは、学校・会社・社会で理論立てて教えてもらっていないからです。

◆価値創造とは何か?(第75夜)
 新価値創造研究所は、「価値創造」を次の様にわかりやすく定義しています。
・「価値」とは、世の中に役立つこと。
・「創造」とは、未来を先取りすること。

 つまり、「価値創造」とは、「世の中に役立つ未来を先取りすること」です。
ピーターFドラッカーは、企業(事業)の目的は、「顧客価値の創造」と云っています。
持続的な「価値創造」ができないと、企業や自治体は右肩下がりになり立ちいかなくなるということです。
大量の赤字国債で支えているということは、「価値創造」「成長」ができていないということをあらわしています。
 「日本国」は、「価値創造」できていないので、「失われた35年」を続けています。

 さて、「新しい価値」を見つける方法は2種類あります。(第75夜)
一つ目は、不要なものを削いで取り除いて核心に辿りつく方法です。(方法A)
二つ目は、モノやコトを新しく結びつけて革新に辿りつく方法です。
ここには、時間(過去、現在、未来)を結びつける「縦の新結合」(方法B)と、空間で複数のモノ・コトを結びつける「横の新結合」(方法C)があります。

◆「(三位一体)トリニティー・イノベーション」

 新しい価値を創造する基本の方法は、この3つの方法(A・B・C)でほとんど網羅できます。
それを新価値創造研究所では、「(三位一体)トリニティー・イノベーション」として取りまとめ、商標登録しました。(第57夜・第67夜:トリニティイノベーション体系)
それをご覧いただければ、『深い知(本来)・高い知(将来)・広い知(縁来)』の三位一体価値創造の構造が見えてきます。それを誰でも習得・体得できるように、分かり易い説明と事例、そして簡単な演習を用意・卒意しています。

 この「価値創造」という言葉がここ20年、メディアによく登場します。
それは、日本・自治体・企業等、従来(20世紀型)のやり方・考え方では太刀打ちできなくて、「新価値創造」が求めれれているからです。
上記の様に、企業(事業)の目的・本質は、「顧客価値を創る」ことにあります。今は、改善ではなく「革新・変容」の時です。
繰り返しになりますが、『事業創生・地域創生・人財創生』の本質は、その「新価値創造」にあります。「新価値創造イニシアティブ(シフト)」の時代です。
 このセミナーテーマで、これまで多くの場所で講演をさせていただきました。

◆ 「編集ルル三条」
 1997年、松岡正剛師匠主宰の未詳俱楽部の場で「編集ルル三条」の指南があり、それが「価値創造」に役立つことを直感しました。
目の前の課題に「編集ルル三条」を掛け合わせると、「新しい知」が立ち上がってきます。
 「編集ルル三条」について、松岡正剛師匠の言葉を紹介します。

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 「世の中にあるモノやコトには、何事にも「編集ルル三条」があるとアタマに入れてください。
「編集ルル三条」とは、[ルール(規則・決まり)・ロール(役割・役目)・ツール(道具・手段)]の3つをいいます。

 編集ルル三条の各要素とは、
・ルール(規則):組織の理念や目標、あるいは具体的な規則など、概念そのものを指します。
・ロール(役割):それぞれの立場の人が果たすべき役割や責任分担を指します。
・ツール(道具):ルールやロールを伝達し、実行するためのあらゆる媒体や道具、メディアを指します。
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 新しい価値は、上記の「ルール・ロール・ツール」の各要素を変えてみることで、価値創造が見えてきます。

◆ 参考:異業種コラボレーション(実例:ピュアモルトスピーカー)
 私は前職パイオニア社時代に、社長直轄・ヒット商品緊急開発プロジェクトで、約100社と異業種コラボレーションをして、連続ヒット商品を創出(1995年~)しました。
それまで多くの業界で、会社の事業は「スタンドアローン型(単独・孤立)」で行うものであり、「異業種とのコラボレーション」はなされていない時代でした。
 1995年の経営会議で、
・ウィスキー(サントリー)×音響(パイオニア)
・ファッション×音響
・インテリア×音響
・お風呂×音響
 others
 による異業種コラボレーションによるヒット商品創出を提案しました。

 つまり、「ルル三条」の「ルール」を変えた提案でした。(第126夜、第165夜詳細)
 「異業種コラボレーション」というルール変更で、オーディオ業界のそれまでの価値観である「音質追求」ではなく、「異業種コラボレーションによる新しいライフスタイルの追求」で連続ヒット商品を創出しました。「ルール・常識」を変えたのです。
 当時、上級役員からは、「こんなコラボレーションが上手くいくわけないだろう」と役員室に呼ばれ長時間𠮟責されました。
ルールを変えることは、「非常識」にみられることが殆どです。
将来の常識である「未常識」(第29夜、第175夜)に挑戦するには、常識を疑い、常識を超える洞察と胆力が必要になります。


 詳細は、第17夜、第18夜、第35夜、第36夜、第83夜、第151夜に綴っています。
後述する「切実→逸脱→別様」という道筋が、次なる成長のポイントです。

 このコラムには、イノベーション事例として「iPhone」(第175夜等)を何回か取り上げていますが、「iPhone」がルル三条(ルール・ロール・ツール)をどう変えていったかを参考にされることで、目の前の課題への取組みに役立ちます。
 iPhoneは「ルル三条」のすべてを変えたビジネスモデルです。
iPhoneの登場で、世界中がライフスタイルを大きく変えたことは皆さん承知されていると思いますが、その登場により、日本では、ガラケー携帯業界、オーディオ業界、カメラ業界等々、数兆円の産業が蒸発してしまいました。

  是非、皆さんの目の前にある「課題」を[ルール・ロール・ツール]の視点から相互補完的、相互規定的に眺めてみてください。
そのことで、企画・課題解決に必要な要素が見えてくるとともに、役割が欠けているとか、道具が足りない、必要なルールないなどの「不足の発見」にもつながってきます。
 是非、「編集ルル三条」を試されることをお薦めします。

◆ 「内側に異質を導入して新しくすること」=イノベーション
 上記のポイントは、「これまでのあり方/やり方に、異質なものを導入して新しくすること(第309夜、第348夜詳細)」にあります。
それを「イノベーション」といいます。
イノベーションの方法が腑に落ちると、目の前の風景が大きく変わり始めます。

 「イノベーション」の本質は、『内側に異質なものを導入して新しくする(新結合:Innovare)こと』を実行(:-tion)して、経済や企業が発展することです。それは「『異質なもの』を自分の内部に導入して、一段高い次元での解決策(新バージョン)で成長する」ことにあります。
 いま、これまでの「枠」「垣根」をやすやす乗り越えて、新しい価値を創れる「経営戦略・業務プロセス・組織風土とそれを実現する人財」が求められているということです。(第354夜)
 日本の地方創生、事業創生に必要なのは、「内側に異質を導入して新しくすること」にあります。
その有効な方法の一つが、「異業種(異種)コラボレーション」です。
意識して、是非、自分にない異質を取り込んでみてください。
 いま、その異質の代表キーワードが、「サステナブル」「AIデジタル」「「日本流コネクタブル」(第360夜)です。
そして、それを生み出す、創り出す、使いこなすのは、「人」です。
つまり、異質を組み込んでイノベーションを起こせる「人財創生」が必要です。
 新価値創造研究所は、「地方創生・事業創生・人財創生」を三位一体で伴走支援してきました。

◆ 型通り→型破り→型創り(第343夜)
 いまのブレークスルー(現状突破)の時代は、現状を打開・打破するために、第308夜から綴ってきた「価値創造」「イノベーション」を駆使できる「逸脱し、殻を破る」「型破り・型創り」の人財が必要です。
それは、従来の「平均主義的人材」ではなく、『逸脱し、別様の構想(=未来をどうしたいか)』を実現できる人財です。

 人々が求めているのは、現状を打開する、未来を切り拓く「大谷小平(二刀流)や藤井聡太(将棋×AI)」を代表とする「逸脱」できる「逸材」です。
 彼らは、自分の内側に「異質(二刀流、AI等)」を取り入れてブラッシュアップしているのです。(第312夜)
「型通り」ではなく、「型破り」「型創り」の人財、企業、地域をどう創出するのかが、将来の「Well-being」(幸せ)実践/実現のポイントです。
 これまで多くの会社や自治体が、経営戦略で西洋式の「型」を使っていますが、ブレークスルーの領域ではその「型」では「違い」が出ません。
「日本流コネクタブル」を活用して、「逸脱」「別様」するかがポイントになります。

①いったい、何に「本気」なのか?(何が「切実」なのか?)の深堀。:本気、情熱
②現状を突破するために、どうなりたいのか?(現状突破とは何か?):逸脱、次の本流
③何が「逸脱の鍵」で、どの様に解決するのか?その資源は、道筋は?:本質、別様

 それが、「切実→逸脱→別様」(第333~334夜)です。

◆ 「新成長ルル三条」(第360夜)
  上記に「編集ルル三条」を綴ってきました
 松岡正剛師匠のその造語に刺激を受けて、前夜に「新成長ルル三条」を上程しました。
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新成長ルル三条: 日本新成長の変革(トランスフォーメーション=X)に不可欠な3大要素
1.気候沸騰⇒「生命・サステナブル」:SX⇒あり続けたい(Outer)
2.量子技術⇒「AI・デジタル」  :AX⇒知能技術活用(I/F)
3.文化経済⇒「日本流コネクタブル」:JX⇒見立て仕立て(Inner)
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 上記を展開したのが、下記「第344夜『日本の再成長』の構想・図解」です。

■ 日本再成長の要素(第344夜『日本の再成長』参照してください)

 日本再成長の要素を二つ(半分と半分)に分類します。
多くの要素の中から、シナリオプランニング(第15夜、第147)を活用して、日本の再成長と継続に、最も影響を与える明滅する項目をピックアップしました。
A.半分:社会課題(危機の認識)⇒サステナブル
 1.地球沸騰危機(人類の生命の危機)
 2.エネルギー危機(石油に頼れない)
 3,人口減少危機(少子高齢)
B.半分:テクノロジー(明滅している予兆)⇒AIデジタル
 1.AI/量子もつれ(キュービタル):本郷バレー
 2.IOWN構想(ナチュラル):オールフォトニクス
 3.自動ロボット(コントロール)

 この選出した[AとB]が「2+1(ツープラスワン)」(第312夜)の左と右の半分となります。
これを展開し、推し進める方法に下記「C」という方法を入れ込みます。
C.「日本の方法」:「独自のルール」と「メディアミクス」⇒日本流コネクタブル
 1.コードをモード化(日本様式化)する:第119夜、第144夜)
 2.テクノアニミズム(機械に生命が宿る:八百万の神、無常、小さきもの)
 3.デュアル・スタンダード(2つの価値を行ったり来たりするような矛盾を残した仕組み):第308夜
 4.未完成(負、余白)の美学(枯山水、松林屏風等):第149夜、第207夜
 5.匠と長屋的共同体同一性(チームワーク):第144夜
 6.親しいガラパゴス(日本が日本のためにつくったものがヒットする)
 上記は、明治維新から続けてきた「西洋化」から脱却するために、もともと持っていた「日本の方法(知)」であり、現状を打開する「第3の方法」(第324夜)の一部です。
 例えば、「1.コードをモード化(日本様式化)する」ですが、
 「外来のコード」をつかって、これを日本文化にふさわしい「内生のモード」に編集しなおす、植え換えをするという方法が脈々と受け継がれています。


古代から、 日本は外国から「コード」、いわゆる文化や技術の基本要素を取り入れて、それを日本なりの「モード」(「仮置きの文化」や、「苗代」のような小さいエージェントを作る能力)にしていく、様式にしていくということが、たいへん得意な国だったのです。
 重要なことは、『外からのコード(基本要素)をそのまま受け取らずに、自分の中で編集してモード(様式)化』していく能力を持っているということです。

◆「地方創生・事業創生・人財創生」
 企業・自治体・教育機関は、現在の取り巻く環境・状況に「切実」を感じ、これまでの常識や枠(わく)から「逸脱」して新しい「別様」を創出する『才能・能力』を養成しなければなりません。
 その人財養成・創生の実践は、是非小学校・中学校から始めて欲しいと思います。
「AIデジタル」「サステナブル」「日本流コネクタブル」によって、求められる/発揮したい『才能・能力』は大きく変わることはわかっています。
それは、『すでに起こった未来』なのです。
 是非、『日本再成長』(第344~345夜)を参考にされてください。

 改めて、昨日まで(10/4)の「自民党・総裁選」では、上記の「日本新成長」が議論の中心テーマとなって、日本の経済成長が議論できる場であって欲しかったと思っています。
 新しい時代の日本成長モデルを、ここから描いていきましょう。

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ

橋本元司の「価値創造の知」第360夜:「地域幸福度(Well-being)指標活用」と「事業創生(新ルル三条)」

2025年10月3日: 『生命サステナブル・AIデジタル・日本流コネクタブル』の統合

 本夜は、一昨日「地域幸福度(Well-being)指標活用ファシリテーター」に登録(登録番号:WB07018)されたこともあり、「A.地方創生(Well-being)」と「B.事業創生(新ルル三条)」を組み合わせた内容をお伝えしたいと思います。
 この「A.地方創生(目的:何のために)」と「B.事業創生(手段:どのようにして)」はコインの裏表です。
その目的と手段を何回も行き来(リバース)して検討することで、変革・改革する姿が浮かび上がってきます。

後述しますが、
1.目的:日本のこれまでのまちづくりでは、『街全体の目指す価値観の明示が不十分』であり、目的や取り組みも十分に整合はされていないことにあったコト
2.手段:変革と成長に不可欠な『3大要素の洞察・実装』が、「地方創生・事業創生・人財創生」に不足しているコト
 の二つが大きな課題です。
 この二つの課題解決について順番に綴っていきます。

◆「地域幸福度(Well-being)指標活用ファシリテーター」登録
 前夜(第359夜)に、「デジタル庁の「地域幸福度(Well-being)活用指標」ファシリテーター」の資格取得について綴りました。
そして昨日、「デジタル庁の地域幸福度活用指標ファシリテーター」として登録されました。私の登録番号は[WB07018]です。
https://well-being.murc.jp/facilitator/WellbeingFacilitatorList.html

 地域幸福度活用指標とは、と
⇒市民の「暮らしやすさ」と「幸福感(Well-being)」
 を客観的なデータと主観的なアンケート調査の結果から数値化し、可視化する指標です。
 デジタル庁が推進する「デジタル田園都市国家構想」において、
①「心豊かな暮らし」
②「持続可能な環境・社会・経済」
の実現に向けた取り組みを支援するための共通言語として活用されており、まちづくりの企画・立案や、多様な関係者の連携強化に役立てられています。

 背景には、これまでのまちづくりでは、街全体の目指す価値観の明示が不十分であり、目的や取り組みも十分に整合はされていないことにありました。
地域のWell-beingの向上にあたり、指標を利用することで、『価値観や目的をすり合わせ、それぞれの取り組みの円滑な連携を図ること』ができるようになることを狙いにしています。
出典:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai7/shiryou5-1.pdf

 「暮らしやすさ(客観)」 と「幸福感(主観)」を数値化・可視化することで、共通感覚・共通言語を共有して、その地域の街づくりの企画立案や、いろんな立場の人たちがつながるきっかけをつくることが可能になってきます。

◆ 日本新成長の変革(トランスフォーメーション=X)に不可欠な3大要素(新ルル三条)

 前夜(第359夜)にも綴りましたが、後戻りしない変化をトランスフォーメーション(X)といいます。
あらゆる場面で、日本新成長を構想する時に、服を着替える様な「チャンジング」ではなく、蛹が蝶になるような後戻りしない「トランスフォーミング」を検討・洞察・実装することが肝要な時代です。

 新価値創造研究所が考えるその「3大要素(トランスフォーメーション)」を記します。
1.「生命・サステナブル」:SX⇒あり続けたい(Outer)
2.「AI・デジタル」  :AX⇒知能技術活用(I/F)
3.「日本流コネクタブル」:JX⇒見たて・仕立て(Inner)

 これまでの財・アセット(経済的価値のあらゆるものすへて)と上記の「1~3」を組合わせて新しい化合物(=イノベーション)を創ることが、日本の「価値創造」の本流です。

1,「生命サステナブル」
 地球沸騰が切実なものとして、人類を襲っています。
キーワードは、『あり続けたい』。
 気温が、破滅的な50度C、60度Cに近づいています。
この「生命サステナブル=あり続けたい」は、2015年、150を超える国連加盟国首脳が参加した「国連持続可能な開発サミット」で採択となった国際社会共通の「持続可能な開発目標」のことです。
 私は上記に賛同して、2015年から「企業創生、地方創生、人財創生」を伴走支援、講演をしてきました。
この「価値創造の知」コラムでは、「本業×SDGs」について多くの心得と方法と実例を記してきました。
これから5年で、さらに切実なコトになるのは間違いありません。
 ポイントは、「社会価値(社会課題解決)と経済価値(利益)」の両立(イノベーション)にあります。
その架け橋になるのが、「価値創造」です。

2.「AIデジタル」
 「AI革命」です。
 前夜、前前夜(第358~359夜)に、記してきましたのでご覧ください。
好むと好まざるとにかかわらず、「AI革命」が大きく、世の中(世界)をライフスタイル(世間)を変えていきます。
失われた30年の大きな原因は、「本業×IT」のシフトができていなかったことです。
いまだに、FAXを使っていることが、その象徴です。
 「AIデジタル」は、米国・中国から2周遅れの状況です。

 そして、ここに「AIデジタル」のトランスフォーメーション(X)が本格化してきました。
ここで、「AIシフト」ができなければ、失われた30年を繰り返すことになります。
ポイントは、「AIはドラえもん化(智慧×慈悲)」するということです。
『空海』の二つの曼荼羅図(智慧×慈悲)に学ぶことが肝要になります。

3.「日本流コネクタブル」(ジャパネスク・トランスフォーメーション)
 上記1.2.は、これからの人類の「光と影」を映し出しています。
いずれにしても、「切実」が目の前に現れて、取り組まなければならない「2トップのX(トランスフォーメーション)」になります。
そのピンチをチャンスに変えることができるかが、日本の経済成長に大きな影響を及ぼします。

 さて、上記の1.2.は、世界のどの国も取り組まなければなりません。
そして、だんだんコモディティ化(一般化)していきます。
その前に、どのようなフィルターをかけて、価値のある化合物(イノベーション)を創るのかが重要になります。
その方法を、松岡正剛師匠は、「苗代的思考(第119夜)」と表現をしました。

 第119夜から加筆引用します。
ーーーーーーーーー
本夜お伝えしたいキーワードは、「苗代(なわしろ)的思考」と「コードとモード」です。

 ・・・「苗代(なわしろ)的思考」ですが、今の日本、これからの日本、そして、あらゆる会社や地域に有効です。

 『いま日本に足りぬものは苗代(なわしろ)であり、グローバリズムの直植えではありません』

 さて、苗代(なわしろ、なえしろ)とは何でしょうか?
苗代とは灌漑によって育成するイネの苗床である。 もともとは種籾(イネの種子、籾殻つきの米粒)を密に播いて発芽させ、田植えができる大きさまで育てるのに用いる狭い田を指した。
「苗代」は日本特有の文化で、苗を直植えしないで仮の場所で育ててから植え換えをする方法です。


 「外来のコード」をつかって、これを日本文化にふさわしい「内生のモード」に編集しなおす、植え換えをするという方法が脈々と受け継がれています。
古代から、 日本は外国から「コード」、いわゆる文化や技術の基本要素を取り入れて、それを日本なりの「モード」にしていく、様式にしていくということが、たいへん得意な国だったのです。
・・・重要なことは、『外からのコード(基本要素)をそのまま受け取らずに、自分の中で編集してモード(様式)化』していくことが肝要である。・・・
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 松岡正剛師匠からは、未詳俱楽部(第17夜、26夜、119夜、136夜)というプライベート倶楽部で、「日本流」「日本の方法」「手続きの知」等を、20年に亘る『格別・別格の一流人』との出会いを通して体感し、学ばせてもらいました。
 松岡正剛師匠の「日本という方法」「日本流」「日本力」「匠の流儀」「別日本で、いい。」「空海」という別格の本がありますので参考にしていただければと思います。

・知
・縁
・一対
・間(ま)
・守破離
・数寄
・余白
・日本流
・おもてなし
・苗代思考
・無常迅速
・別様
・虚実
・バロック
・フラジャイル
・イメージメント
・連想
・コードとモード
・鍵と鍵穴
 等々の「視点・視座」や「型」を、一流の現場(未詳俱楽部)を通して、直伝で授かってきました。

 
 上記、「1.生命サステナブル(SX)」と「3.日本流コネクタブル(JX)」の化合物、連携、組合せ(イノベーション)については、このコラムで多くを綴ってきました。
次に、「2.AIデジタル(AX)」と「3,日本流コネクタブル(JX)」の組合せ(イノベーション)についても、キュービタル(第40夜、205夜、350夜)というキーワードを使ってお伝えしてきました。

 さてさて、これからですが、上記1~3のSX・AX・JXを新結合(イノベーション)した価値創造を進めていこうと思います。
それが、日本成長の核心・確信・革新です。
3つのトランスフォーメーション(SX/AX/JX)の語尾(サステナブル・デジタル・コネクタブル)の「ル」をまとめて、「新ルル三条」と命名しました。
この様なネーミング編集の重要性も松岡正剛師匠から学びました。

◆「地方創生」・「事業創生」・「人財創生」を融合・統合・組織化

 「地域幸福度(Well-being)指標活用」の苗代的思考として、「新ルル三条」は不可欠なトランスフォーメーションと確信しています。
そして、「地方創生」には「事業創生」「人財創生」が不可欠です。
「新ルル三条」は、「地方創生・事業創生・人財創生」のすべてに必要不可欠です。

 上記を、新価値創造研究所の特徴として推進していきたいと思います。

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ

橋本元司の「価値創造の知」第359夜:IT革命からAI革命へ

2025年9月18日: 『時代の波に飲み込まれずに、時代の波に乗っていけるか』

■ 前夜(第358夜)のまとめ&追記(生成AIの二つの代替)

 前夜は、大きな時代の流れ(『農業→工業→情業→脳業→幸業』)の中で、
①「AIエージェント」=頭脳労働を代替
②「AIロボティクス」=肉体労働を代替
③上記①②の「AIエージェント(=AI社員)」・「AIロボティクス」の積極的活用で、明治維新の武士という存在が消えていったことと同じ状況が発生すること
 を綴ってきました。

■ 大局でみれば、生成AI導入は「日本の課題である人手不足」にラッキー

 日本は人口減少の影響で「人手不足」と言われています。
そのため、様々な場面・場所で「働き手」の募集が行われています。
それを大局的にみれば、「AIエージェント」「AIロボティクス」の迅速導入により、これまでの仕事の「人手不足」を解消できます。
それは逆説的に、「人口減少」の国は、「AI」登場・代替がラッキーな救いになるということです。
 ただ過渡期においては、もうアメリカでは「起こった未来」ですが、失業者が生まれてきています。
ここでのメッセージは、
 →「AIに職を奪われるのではない。AIを使いこなす誰かに職を奪われているのだ」

■「AX(AIトランスフォーメーション)」:後もどりしない変化
 「AX」は、「AIトランスフォーメーション」の略で、AI(人工知能)を活用してビジネスモデルや業務プロセスを根本的に変革し、企業の生産性向上や競争力強化を目指す、後戻りしない変化・取組みを指します。
 これまで、
・「DX(デジタルトランスフォーメーション)
・「SX(サステナブル・トランスフォーメーション)」
・「GX(グリーントランスフォーメーション」
 という言葉を企業・自治体・学校の研修・セミナー・伴走支援でよくお伝えしてきましたが、ここに「AX」が追加されました。

■参考引用: 2020年12月23日 SXとDXが日本成長戦略の2本(日本)柱

 2020年12月、菅総理が『グリーンとデジタル』を日本の成長戦略の二本柱と発表しました。(第305夜)
①グリーン=SDGsトランスフォーメーション(SX/GX)
②デジタル=デジタル・トランスフォーメーション(DX)
 2050脱炭素宣言を通して、やっと日本政府の成長戦略の方向性が決まりました。遅かったですね。
この二つが出そろったのは、「コロナ禍」のおかげといってもいいのではないでしょうか。

 「X」というのは「トランスフォーメーション」の略で、
・後戻りしない変化、変容 のことをいいます。
 服を着替えるのは、「チェンジング」といいますが、「オタマジャクシが蛙になる」、「サナギが蝶になる」ような後戻りできない変化を「トランスフォーミング」と云います。
後戻りしない変化(X)の波に乗るか、波に飲み込まれるか、トップリーダーのセンス、手腕、力量が問われています。

■「AIエージェント(AI社員)」による生産性向上

 日本は長らく、「海外と比べて生産性が低い」ということを言われ続けていました。
この「生産性の低さ」が、生成AI導入によって解消される「チャンス到来」です。
 IT革命で下遅れて、DX導入を推進してきましたが、これまでなかなかできなかったことが「AIエージェント」と「AIロボティクス」の導入と活用によって解決するという道筋が見えます。
 そうすると、「AIエージェント/ロボティクス」を導入できたところと、導入しないとことでは、当然、差がついてきます。
 ただ、AIはDX領域の中の特区であり、DX導入ができていない企業が、迅速にAI導入できるかどうかは難しいところがあります。
これから、あらゆる場面で、否応なく「AI導入(ホップ)・活用(ステップ)・新成長(ジャンプ)」が不可欠の時代に突入しています。

 基本的視点は、「人間を最も人間らしく遇する道は、その介在をなくすことができない仕事だけを人間に残して,機械(AI)にできることはすべて機械(AI)にやらせることである」(第345夜、第358夜:オムロン創業者・立石一真氏 加筆引用)
「機械(AI)にできることは、機械(AI)に任せて、機械(AI)ができないことを人間が遂行するということです。
ここにきても、「様子見をしていて、動かない政治家、企業経営者や自治体リーダー、教育機関」は問題があります。
 重要なことは、この「生成AI」という手段を活用した「上位の目的は何か」ということを想像・創造して取組むことが重要です。
後述します。

■「競争」から「共生」へ

 いまのビジネス界や社会では、「AI」を「競争」に活用する流れが急です。
① 競争するビジネスの宿命(AIエージェント/AIロボティクス代替)
② 戦争が続く人間欲望社会(AI兵器の活用)
③ 上記①②による地球生態系の破壊

 私たちは、迅速なタイミングで、「生成AIを、いったい何につかうのか」というコンセンサスが必要です。
上記①②③を見れば、「AI」を「破壊」ではなく、「共生」に活用することが求められます。
 それが、
 『AI共生アライメント』(新価値創造研究所の造語)
(補足説明:「AIアライメント」とは、AIが利用者である人類の価値観や倫理観に沿って適切に行動することを保証するためにはどうしたら良いかという議論や研究のこと)
 
 その理解のために、「3つのエコロジー」を記します。

■ 「3つのエコロジー」第9夜、第277夜から引用

 ・・・この「価値創造の知」では『三つのエコロジー』を、2016年の第9夜という早い段階で取り上げています。そこでも記しましたが、「三つのエコロジー(1991年初版)」フェリックス・ガタリ著は、自分の人生に大きな影響を与えてくれました。
この本は、30年くらい前の1991年の初版を熟読したのですが、フェリックス・ガタリ氏の先見性に驚くとともに、そこで警告してきた「地球危機・人類危機」を一部の人を除いて、人々(政治・国連)はずっと放置してきたことを残念に思っていました。
・・・第9夜『三つのエコロジー』から少し加筆引用します。
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—従来のエコロジー運動がいわゆる「環境問題」(自然環境を中心とした)に限定されてきたことに疑問や不満を感じ、それだけでは現代世界の全面的危機に対処しえないとして、「環境のエコロジー」に加うるに、「社会のエコロジー」と「精神(心)のエコロジー」の三位一体理論を提唱する。

自分(橋本)の理解・編集では、
「人間は下記3つの世界(エコゾフィー)の中に生きている。
①地球環境   :物の公害(地球危機、気候危機)
②人間社会環境 :社会の公害(戦争、離婚等)
③心の環境    :心の公害(ストレス、ハラスメント等)

人間は上記の3つの世界(環境)に包まれていることを実感・納得するところから始まります。上記の①②③は切り離すことはできません。
強いて言えば、人間の精神・意識が①②に強く向かわなければ、変革にむかわなければ地球も社会・会社も個人も立ちいかなくなることが自明です。
 さて、2015年9月の国連総会で、193ヵ国全会一致で採択されたのは、
⇒「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」
:持続可能な開発のための2030アジェンダ
が正式文書になります。
 それは、一人一人の精神・意識が、「わかる⇒かわる⇒実行する」(第8夜、第32夜、第70夜)にステップアップに向かわせたいツールであり、17の目標(ゴール)がSDGsです。
そのためSDGsは、地球危機・人類危機を謳いながら、社会・人間の課題からビジネスにも踏み込んでいるのです。
ビジネス(利益)と公益を結び付けなければ、解決に向かわないことを経験してきたからです。・・・
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 「エコロジー」とは「共生」のことです。
 上記の「3つのエコロジー」と「AI」を統合することが、喫緊の重点課題と思っています。

■ そして、「ウェルビーイング(Well-being)」の時代へ

 「ill-being」(イルビーイング)とは、健康や幸福、繁栄などの状態が欠如している状態、つまり「不調」「不幸」「貧困」などを指す言葉です。
その対義語が「well-being」です。
 [Well-being]とは、「私たちの将来の心身の健康、繁栄、幸せの持続的な状態」です。
 それは、「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」の上位目的です。

 それは、「3つのエコロジー」の認識と実践で形づくられていきます。

 先日、デジタル庁の「地域幸福度(Well-being)活用指標」ファシリテーターの資格をとりました。
「AI」と「Well-being」の新結合にワクワクしています。

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ

橋本元司の「価値創造の知」第358夜:脳業の時代「生成AIのビジネス実装」

2025年8月29日: 生成AIはチャットレベルを超えて、業務プロセス刷新の局面へ

■『農業→工業→情業→脳業→幸業→・・・』

 一昨日、有楽町の「東京国際フォーラム Summer2025」に行ってきました。
そこでは、生成AIはチャットレベルを超えて。「生成AIのビジネス実装」の段階に入ってきていることを実感します。
この出来事を感慨深く見ていました。

 それについて、「価値創造の知」コラムの第300夜(2020年8月)から引用します。
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 ・・・さてさて「記念の300夜」なので、10年先の2030年も踏まえながら、自分がどのように時代を洞察しているのかの筋を披露します。
[時代の流れ]
・貞業→農業→工業→情業→脳業→興業(幸業)→浄業→
上記は、28年前の前職パイオニア社の経営会議(1992年)で、これからの時代の流れを自分が発表したものです。
時代は、工業(製造)の時代から、工業が進化した情業(2005年~)にシフトして、その先には、脳業(AI)の時代(第109夜、第209夜)がくるというものです。
その「情業の時代」に適応した会社に変容しましょうというという基本的な考えと具体策を提案しました。・・・

 ・・・その後、シナリオプランニングの第一人者のJ・オグルビー氏を東京・目黒本社に招聘し、直伝のもと、将来洞察と具体策に磨きをかけました。(第15夜、第86夜、第126夜)
時代の流れを俯瞰すると、現在は「AI」が牽引する『脳業』の時代です。
と同時に、工業時代・情業時代・欲望の資本主義に傷ついた地球環境・社会環境を取り戻す『SDGs』の時代でもあります。
マクロ(世界)でとらえれば、(添付図のように)『SDGs×脳業』の両輪を融合させた『価値創造』がこれからの本筋(メインストリーム)になることは間違いありません。
ミクロ(世間)については、どこかで綴ろうと思います。そのキーワードは『匠』です。
[時代をけん引するトライアングル]
(図のように)このステージでは、
・力 技術:Computation
・愛 環境:Environmentation
・知 価値:Value Innovation
の3つの調和が肝要であることがわかります。
自分は、それらへの挑戦・調和を『SDGsシフト』と名付けました。
これまで「54夜」の連載で、その「心得と方法」を綴ってきました。
これから、マクロでみると産業や生活は、2030年に向かって、この『SDGs×脳業×価値』が新機軸、求心軸になって動いていくと妄想・確信しています。
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 前職パイオニア時代の1992年には、「脳業(AIデジタル)」の時代がくることが洞察できていました。
(*その時の洞察よりも、AIが人間の知能を凌駕する「技術的特異点」が10年前倒しになっています)

■『日本の再成長』を構想・図解:第345夜引用

 日本の再成長の最も大きな原動力となるのは、「テクノロジー」です。
「農業社会→工業社会→情報社会→脳業社会」と時代は、積み重なり、進展してきています。

 「情報社会→脳業社会」が、産業のコアとなり、それが「新農業」「新工業」(第N次産業等)へと影響を与えます。
 そこでは、3C(Computer、Communication、Control)というものを考えていく必要があります。

→「人間を最も人間らしく遇する道は、その介在をなくすことができない仕事だけを人間に残して,機械にできることはすべて機械にやらせることである」
 (オムロン創業者・立石一真氏 引用)

3C(Computer,Communication, Control)を人間の機能で表すと、
・①Computer:「脳」
・②Communication:「神経・通信」
・③Control:「手足」
 になります。

■令和時代の「3C」で最適化社会を創る::第345夜引用

 工業社会時代は、“③Control:「手足」”が中心でしたが、
現在は、“②Communication:「神経・通信」”、“①Computer:「脳」”が大きく進展したのはご存じの通りです。

それを科学技術の言葉で表すと、
①Computer:「脳」→ AI、量子もつれ
②Communication:「神経・通信」 → “IOWN 6G”
③Control:「手足・ロボット」 →AIロボティクス

 「脳業時代」はこの「3C」が原動力となり、新しい産業や生活が芽吹いてくると洞察します。
日本は、「3C」を三位一体にして、優位性と継続性を創れるかどうかが肝(きも)になります。
そして、上記の「B]と前(第344夜)の[AとC]の三つを大胆に交錯させて、どのように「最適な三位一体」にするかが、「日本成長の鍵」を握ると思います。

■そして、生成AIのビジネス実装へ
 上記、「工業→情業→脳業」の情業時代では、インターネット、スマホ、クラウドがなくてはならないインフラになっていますが、「生成AI」が必要不可欠なインフラになることは間違いありません。気になるのは、「大企業」の取組みの遅さです。大企業が率先して活用すれば、中堅・中小企業も取組むのです。
 「情業時代」に、ITビジネス対応で後れをとって、経済停滞(失われた35年)に陥った轍を踏んではいけません。「まだ様子を伺っている」経営陣は退陣をお薦めします。
 さて、今回の「AI博覧会 Summer 2025」では、
『AIという超優秀な社員が、従来の働き手にとって代わっていく未来』が多くの職種でリアルに感じられました。
 実際、そうなると思います。
 アメリカの大学卒が、「上記AI社員」と比較されて就職難になっている、というニュースが届きましたが、これは他人事ではありません。
ホワイトカラーは勿論のこと、AIロボティクスで、ブルーカラーも同様です。(将来の移民政策にも影響を及ぼすと洞察します)

■「AI維新の時代」に
 明治維新に、武士という存在が時代の波に消えていったように、私たちには「劇的で大きな変化」が待ち受けています。
いま、日本や私たちに必要なのは、「仕事が無くなる」ことだけに右往左往するのではなく、その先に向けて、価値創造を起こし、素敵なライフスタイル、ワクワクするビジネススタイルが立ち上げることを、想像・創造・構想して、双方を両立させる力です。(これに対応するコンセプトと体系的な社長教育、社員教育、自治体教育、学校教育等々が必要不可欠です)
 価値創造の兆し・予兆は、現在のあちらこちらに点滅・明滅しています。

 『時代の波に飲み込まれずに、時代の波に乗っていけるか』を深く高く広く洞察しましょう。

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ