価値創造の知・第59夜 『創生を成功に導く7つの力』

2017年9月13日 「7つの力」

日本は、『事業創生と地域創生』が喫緊です。実は、その双方の創生実現に必要な力は同じです。
さて本夜は、実体験からまとめたプロセスをご案内します。
特にご支援が必要なのが、下記②③④になります。
どうしてなのでしょうか?それは、直面する課題解決には『想像力・創造力・構想力』が求められるからと洞察します。

 下記ステップをご覧いただき、『**創生』に向けて、何か欠けたもの、不足(第50夜)があることに気づかられたら、その時が変わる時です。

[成功に導く7つの力]
1.自分事力   :Ambition(第27夜、第44夜、第51夜夜)
2.幸せ想像力  :Smile-Imagination(第12夜、第22夜、第52夜)
3.本質創造力  :Trinity-Innovation(第18夜、第21夜、第45夜)
4.仕組構想力  :Platformation(第11夜、第17夜、第21夜)
5.伝える力   :Communication(第7夜、第30夜、第37夜)
6.巻き込む力  :Collaboration(第20夜、第23夜、第46夜)
7.やり抜く力  :Grit-ation(第1夜、第5夜、第13夜)

[ご参考]

1.    :本気(PASSIN)
2.3.4 :本質(MISSION)
5.6.7 :本流(ACTION)

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ

170913成功7つの力

価値創造の知・第58夜 お菓子の効用

2017年9月10日 「お菓子」は触媒

お菓子は、私たち主催のバリュー・ワークショップの必需品です。
「バリューイノベーション・プロジェクト」には、毎回写真の様なお菓子を持ち込みます。ワークショップを行う場所は「職場」であることが多いので、意識的に幾つかの仕掛けを用意しています。

 さて、「職場」とはどういうところでしょうか。真面目な場であり、効率を重んじる場でもあります。私も前職の前半はそのような職場にいたのでよくわかります。
マネージャーの仕事のかなりの部分は「オペレーションとマネージメント」です。何をやるかが分かっているステージでは、「効率と改善」が有効です。

前職の後半は、「イメージメント(構想)とイノベーション(革新)」の実践・成功が使命となりました。そこでは現在の事業の延長上に未来はないことを複数体験してきました。『次の柱』をどう創るのかということは、事業経営でも地域経営でも避けては通れません。

さてさて、その「イメージメント&イノベーション」を遂行する本当の専門の場や環境は通常の「職場」にはありません。その「オペレーションとマネージメント」の職場(会議室)に出向いてバリュー・ワークショップを行うことがほとんどです。

さて、そこで「お菓子」です。
現在の私たちの仕事の多くが、「イメージメント(構想)とイノベーション(革新)」実践・成功のご支援です。
ご支援の最初のころは、「チョコや飴」がメインでしたがだんだん刺激がなくなってくるのですね。(笑)
私たちはいろいろな会社や地域に出張するで、其々の地方の「お菓子」等を購入してそれを毎回ワークショップの始めにテーブルの上に置きます。結構話題性があって、美味しいもお菓子を選びます。それだけで会話が弾みます。

いったい何のためでしょうか?
それは、プロジェクトメンバーを「オペレーションとマネージメント」の厳しい制約から解き放つことが必要だからです。
それまでのやり方や考え方の常識や制約を外してもらうことが「イメージメント&イノベーション」にはとても重要です。そして、経営幹部や違う職場の人達との笑顔を共有することがワークショップ・コミュニケーションには不可欠だからです。勿論、私たちとの距離を縮めるのにも効果覿面です。
就業時間内に、美味しいお菓子を食べながらメンバーと談笑する、頭をリラックスさせる、私たちと情報交換・意見交換するコト、事業成長・地域成長・人財成長に一役買ってくれます。

バリュー・ワークショップでは、メンバー全員に発表して貰いますが、
「笑われるくらいがちょうどいい」
ということを私が良く言います。そのためにも「お菓子」は必要です。

頭の筋肉を緩めるコト、メンバー間の距離を縮めるコト、顧客価値を創造するコト、それらのコトが第57夜の『本来・将来・縁来』に見えないところでお菓子が触媒となってつながってきます。
愛すべき「お菓子」。

価値創造から、「事業創生・地域創生・人財創生」へ

IMG_0108

価値創造の知・第57夜 『本来・将来・縁来』 価値創造・後編

2017年9月9日 「トリニティイノベーションマップ」解説

前夜(第56夜)は、価値創造・3本の矢「トリニティ・イノベーション」の体系図をご覧いただきました。
本夜はそれに「2+1(2プラス1)」編集術を組込んで、体系の格別のインナーの世界を綴ります。

 「2+1」編集術とは何でしょうか?
ここで、その名付け親である松岡正剛師匠の情報編集術をご案内します。

----------------
僕はまず一対の情報というものが「分かる」ということにとって大きくて、私たちがふだん意識せずに使っている抽象概念などでも、父母から始まって、夫婦、浄土と穢土、天国と地獄、善と悪、生と死、黒と白、いろいろなものがまず一対になっている。そこに第3の要素が加わると必ず次の思考が生まれるのだろうと思います。
たとえば、「おかあさんとカレーライス」というのが一対ですね。問題はそれだけだと好き嫌いで終わるので、それに一つのことを加えて、誰かに伝えましょう、というふうにやるんです。
「おかあさんとカレーライス」に「買い物」を入れるか、「弟」を入れるか、いろいろ変わったときに何かが見えるんじゃないでしょうか。それは変化の多様性なんです。
簡単に言ってしまえば、二つのものが目の前にあって、そこにもうひとつ加わると何か別のものが生まれるということです。(出展「情報編集力」)
----------------

一対のままでは、「変化の多様性」が低い、つまり「創造性」が豊かにならないのです。
それでは、上記を念頭に置いて、添付の「トリニティ・イノベーション体系図」をご覧ください。
一対のものとして、①Insight(ミッション)と②Foresight(ビジョン)があります。これは経営にとって一番重要な求心軸です。
・いったい何を大切にするのか?
=ミッション・Insight・本来
・いったい何を目指すのか?
=ビジョン・Foresight・将来

世の中が変化して、従来のやり方・考え方が行き詰まると衰退期に入ります。そのような現状の延長上に未来はありません。
『創生』に必要なのは、上記①②を再定義して、新しい構想(イメージメント)と革新(イノベーション)を用意・再構築することです。

そうすると第3の要素が見えてくるのです。
経営の再定義して、新ミッションと新ビジョンの輪郭が見えてくると、自分の手元に無いことや欠けていること(不足)が浮かび上がります。
それを引き寄せるのが、③Gestalt(何か別のものが生まれる、空間イノベーション)です。
「引き寄せ」については、第55夜で記しました。

--------------------
・こうであったらよいのに。
・こうなったら良いのになあ。
という、「望んでいる状態」の時に、“天からの助けのロープ”は下りてきません。

・いつか必ずやれる
・絶対に実現できる
という、「信じている状態」の時に、下りてきてきます。

それは、外部環境変化を望む時ではなく、自分が変わって、信じて邁進している時に音連れ、引き寄せがあります。(価値創造の知・第8夜)
--------------------

「信じている状態」の時に、体系図(①Insightと③Gestaltの間)の「Serendipity(偶有性)」のロープが下りてきます。
そして、信じている将来(②Foresight)を人々に伝えるのが「Story(物語性)」です。

--------------------
人間は「心」で「つながり」をつくる生き物なので、
人間は、「物語」を介在させないことにはつながり合うことができません。
物語とは、新しい現実を受け入れる形にしていく働きです。(第54夜)
--------------------

どうでしょうか。この体系図に興味関心が向いてきたら嬉しいですね。
前職の「連続の異業種連携ヒット商品創出」や「事業創生・地域創生」の連続ご支援を上記で実践してきました。「理論と実践」の共創家です。

さて、ここまで説明してきたので、体系図に配置された「本来・将来・縁来」については、ご理解が迅速なのではないでしょうか。
・経営のミッションを再定義するのが、『本来』です。
・経営のビジョンを再定義するのが、『将来』です。
(未来と将来の違いについては、第49夜に記しています)
「本来と将来」が一対です。そこに第3の要素が『縁来』です。

どうしたら『ご縁』を引き寄せられるか、もうお分かりですね。この「価値創造の知」連載では何回かそれを綴ってきました。

さてさて、ここで『2+1』をご案内してきましたが、
上記「一対」を二つ(二対)にしたのが、2軸のマトリクスになります。余白・空白(第4夜、第22夜)による「チャンス」がもっと増えますね。
それが、私たちが得意とする実践成功への橋渡しとなる「成長マトリクス」「シナリオマトリクス」です。上記を基盤とした応用実践編ですね。

この『本来・将来・縁来』を三位一体で、創造・構想するのが「バリューイノベーション・プロジェクト」の前半部です。
後半は、これを土台として、成長戦略(羅針盤)を創り、不足を満たす実践モードに入ってゆきます。

研修・セミナーの半分以上は、上記を分かり易い演習を通して、ワークショップで習得していただいています。
事業創生・地域創生・人財創生の極意です。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ

トリニティイマップ99

価値創造の知・第56夜 初公開!トリニティ・イノベーションマップ①

2017年9月6日 価値創造方法の体系化

この「価値創造の知・シリーズ」では、価値創造の肝となる方法(3本の矢)を「トリニティ・イノベーション」として何回か綴ってきました。(第21夜、第30夜)
これが「事業創生・地域創生」の不確かな時代を突破する魔法の杖であり、「人財創生」を併せて多企業・多地域をご支援してきました。

 さて、これまでその3つの方法は、並列・順列に説明してきたのですが、それを一つのマップにまとめ、初公開することにしました。
それでは今夜と次夜と続けて説明してゆきます。

トリニティ・イノベーションは下記①②③で構成されています。
①インサイト :深く人を読み
②フォーサイト:高く未来を読み
③ゲシュタルト:広く全体を読む

21世紀は、20世紀の鉄道の時代ではなく航海の時代です。(第30夜)
①インサイトは、船の錨であり、人・地域の本来を洞察するものです。諸行無常に時代は変化するのであり、「事業・地域のミッションを再定義」をする必要があります。これを洞察するのがInsightです。
②フォーサイトは、先の見えない時代に北極星を見つけることであり、「事業・地域のビジョン」を明確にすることです。これを洞察するのがForesightです。
つまり、①②は『創生』の求心軸・新機軸となります。戦略(Strategy)の要ですね。
家のことに例えると、上記は「家の建て替え」(革新)です。従来のやり方・考え方で行き詰った時に、「リフォーム・改築」(改善)では対応できません。
(リフォーム・改善では、時代の波に飲み込まれてしまいます)
この①②に着手することで「ミッションとビジョン」を提示して、多くの人達の力を合わせる元ができます。
この二つの共通項は、『洞察(Sight)』です。

次に、②フォーサイトと③ゲシュタルトの共通項をみてゆきましょう。
いったい何だと思われますか。
第17夜「間と創造」、第31夜~33夜「イノベーションと価値創造」をお読みいただけますと答えが見えてきます。
それは、『新結合』です。ここに物語(Story)が生まれてきます。

②フォーサイトは、「時間(過去・現在・未来)」の新結合であり、③ゲシュタルトは、「空間(モノゴト)」の新結合です。ここに、日本の独自の方法(守破離・間)を組込むことで「独自性が発揮」できます。
(因みに①インサイトの日本の独自の方法は、「禅、ワビサビ」です。

最後に、①インサイトと③ゲシュタルトの共通項は何でしょうか。
それは、顧客・人々の『笑顔』です。ここはその笑顔が起点となる『偶有性』の世界でもあります。

『洞察・新結合・笑顔』が出揃ってきました。ワクワクしてきますね。
次夜は、添付トリニティ・イノベーションマップの内部に入ってゆきます。お楽しみに。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ

トリニティイマップ

価値創造の知・第55夜 人生でいちばん大事なこと

2017年8月31日 できない理由を探すな

ある本を事務所の書棚で捜していたら、19年前の刊行の懐かしい本が目に留まりました。
本の題名は、「自分の壁を破る人 破れない人」渡部昇一著
きっとこの本が私を呼び寄せたのでしょう。

 参考に、序章を記します。
----------------------
「自分の運命を変える天からの“一本のロープ”」

何か「これは」と思うものをやろうとするとき、人は二つの壁にぶちあたる。それは、自分の能力的な壁と環境の壁である。
能力的な壁とは、自分の問題、「内なる壁」と言っていい。自分の側の力不足であるから、これは自分次第で何とでもなる。
これに対して環境の壁は物理的な壁であり「外なる壁」と言ってよい。今の時点ではどうにみならないこともあるから、とりあえずは時期を待つことにすればいい。
私の経験から言って、今はちょっと難しくすぐに実現できずとも、「いつか必ずやれる」という気持ちを持って「やるための理由」を掲げて努力を絶やさない人には、不思議なことに、天の一角から“助けのロープ”が下りてくるものである。
できない理由を押さえて、あえてやってみれば何とかなるということを信じられるかどうかは、その人の覚悟次第であるが、この覚悟によって世に云う「運命」も変え得るということを覚えておいてほしい。
-----------------------

「天の一角から“助けのロープ”」というフレーズは、前職のヒット商品緊急開発時代に降りてきて、とても共感・共振するものがあります。
「チャンスの女神の前髪を掴め」に近いと思いますが、周りのイノベーター実践者は、これらに頷く方達が多いのが実際です。

さて、序章から、二つのことを提示したいと思います。
一つ目は、「引き寄せ」です。
・こうであったらよいのに。
・こうなったら良いのになあ。
という、「望んでいる状態」の時に、“助けのロープ”は下りてきません。

・いつか必ずやれる
・絶対に実現できる
という、「信じている状態」の時に、下りてきてきます。

それは、外部環境変化を望む時ではなく、自分が変わって、信じて邁進している時に音連れ、引き寄せがあります。(価値創造の知・第8夜)

「バリューイノベーション・プロジェクト」の初期の頃のメンバーには、「望んでいる状態」を自由に記してもらうのですが、中盤以降は、如何に「信じる状態」にステージを上げられるかがポイントになります。

二つ目は、「できない理由を探すな」です。
「事業創生・地域創生・人財創生」のご支援をしてきましたが、チャンスを掴みとれるかどうかは、
①「できない理由を探す」
②「できる理由を探す」
の違いにあります。

多くのクライアントから、
「従来のやり方・考え方ではもう駄目(限界)なので、なんとか創生させたい」
という依頼が多くあります。
しかし、若手から上がる「殻を破った提案群」に対して、幹部の方達からは「次々にそれらが駄目な理由」を論理的に説明されます。
ここで重要なのが、「常識の殻を破り、それができる理由を徹底的に探すマインド」なのです。
「できない理由を探す」モードは「信じていない」ことにつながります。

「バリューイノベーション・プロジェクト」では、殻を破り、行き詰まりの壁を破るために、『イノベーションの心得と方法と現状突破の補助線』をご提供します。
社員&幹部に一緒に寄り添いながら、全員が覚悟ができて『信じるモード』に移行できるかがこちらの腕になります。

さて渡部昇一さんは、著書の中で次のことを記しています。
-------------------

人生でいちばん大事なことは何か、一つ上げよと問われたら、私は躊躇なく、
『できない(やらない)理由を探すな』と言いたい。
もしたったこれだけのことでも・・・・・・、おそらくあなたの人生に新しい一面が開かれるのではないかと思う

-------------------

「できる理由探し」、「信じる状態」になるには、下記①②が必要です。そして③に移行します。
①気立て:本気、「気」を立てる(第13夜、第27夜、第44夜、第51夜)
②見立て:構想、イメージを創る(第15夜、第29夜、第43夜、第45夜)
③仕立て:行動、仕組みを創る(第11夜、第14夜、第35夜)

これは、価値創造の知・第21夜に記しました。
人生につながってきます。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ
IMG_0216

価値創造の知・第54夜  新文化= Style × Smile ⇒Story

2017年8月24日  価値創造ダイアグラム

第52夜・第53夜に、Smile=笑顔・幸せ・愛=バリューE(エネルギー)のことを綴りました。
そして、Will・Smile・Skillの「価値創造・基礎のルル三条」をひも解いてきました。

それは「価値創造の基礎」であり、本夜は後編の「価値創造の実践:戦略と新文化」を記してゆきます。

添付図は、「価値創造ダイアグラム」です。
これを共創して十分に記すことができれば、「事業創生・地域創生」は、かなり成長・成功に近づきます。
ここには、首記テーマの「新文化(第24夜)= Style × Smile ⇒ Story」が勢ぞろいしています。

少し説明をしてゆきます。
価値創造ダイアグラムの下半分は、新結合ダイアグラムです。それは、第32夜、第39夜、第40夜で説明してきました。
この領域は、課題(Problem)と情熱(Insight)を持って、それまで無関係だと思われていた分野のモノゴト同士の間に橋が出現する。あるいは虹がかかるようなイメージです。
二つ(あるいは複数)をつないで、今までにない世界・現実を想像し創造することです。そこには、前夜(第53夜)に記した偶有性(セレンディピティ:第19夜)が出現します。
これまでの価値創造の知シリーズで多くを説明してきました。

さて、上半分です。ここが後編であり、価値創造の戦略(Strategy)と新文化創造の部分です。
これは皆さんご存知の、企業の「戦略(企画)」の要素そのものですね。

・WHO (Smile): 一体誰に?
・WHAT (Smile): どのような顧客の喜びを?
・HOW (Style): どのような方法(強み)で?
こちらを数式で表すと
・E=ms²
◎成長のエネルギーE=ミッション(m)*戦略(s)*物語(s)
となります。(橋本Edit)
◎この上半分の領域は、「戦略(Strategy)」であり、「物語(Story)」です。
人間は「心」で「つながり」をつくる生き物なので、
人間は、「物語」を介在させないことにはつながり合うことができません。
物語とは、新しい現実を受け入れる形にしていく働きです。
(これは、企業/地域の中でイノベーションを浸透させるときの重要ツールです)

なので、「戦略」には下記を統合した素敵な物語が必要です。
①顧客にとっての幸せ(効果・効能)
②企業・地域にとっての幸せ(存在価値)
③社会にとっての幸せ(新文化:第24夜)

さて、本題ですが、
この戦略は、ダイアグラムのセンターにあるコンセプト(Strike)を要として、
上部左側に、顧客の笑顔(Smile)と上部右側に自分たちの強み(Style)があって、これが揃うと継続的な事業運営ができるようになります。
このStyleには、新ビジネスモデルと新ライフスタイルが含まれています。この二つが特に重要です。
そして、その二つ(SmileとStyle)を新結合した領域には、新文化(第24夜)が生まれます。
ここまで仕上がるとメンバーから一斉に拍手が飛び交います。
研修やバリューイノベーション・プロジェクトでは、iPhone/iPadやたらこスパゲッティ等を事例にして使いこなせるようにして、課題を共創します。

ご参考に、価値創造ダイアグラムの右側面と左側面の説明もしておきます。
両側面に、あまり強い制約(縛り)は設けていないのですが、
◎価値創造DGの右側面は、
・企業/地域の事情
①Problem:企業/地域の問題・課題、②Style:企業/地域の強み

◎価値創造DGの左側面は、
・顧客の事情
①Insight:顧客が大切にするであろうこと、②Smile:顧客の喜び

を記載して検討しやすくしています。

是非、興味・関心ある方達はチャレンジしてみてください。
そして、顔晴って(Smile)、頑張ってください。成果は保証します。

価値創造から事業創生・地域創生・人財創生へ

価値創造の知・第53夜 価値創造の方程式(バリューE=mc2)をご紹介

2017年8月23日 バリューE=mc2

E = mc2とは、エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗
の物理学的関係式を指し、「質量とエネルギーの等価性」とその定量的関係をアインシュタインが発表しました。

 前夜(第52夜)の「Smile(幸せ・愛)」に提示しました「価値創造(の方程式)」をそれに導入すると、
バリューE(幸せ・愛のエネルギー)=M(ミッション)×C(Combination:情報編集力)×C(Communication:情報受発信力)

で表せます。

前回の「基礎・ルル三条」に、今回加筆したマップを添付しますのでご覧ください。
・Will(左下丸)=Mission:想い・意欲・使命(参照:第10夜、第11夜、第12夜、第14夜、第44夜)
・Skill(右下丸)=C×C:価値創造の方法(トリニティイノベーション:第7夜、第15夜、第17夜、第21夜、第26夜、第31夜、第32夜)
・Smile(上丸)=Energy:顧客・会社・地域・社会の幸せ(第2夜、第9夜、第13夜、第27夜、第28夜)

如何でしょうか。

「Skill(右下丸)=C×C」(第7夜参照)についてですが、
最初のC(Combination:情報編集力)は、『新結合』のことであり、「イノベーティング」そのものです。
後方のC(Communication:情報受発信力)は、広義の「マーケティング」のことです。

価値創造のエネルギーを大きくするには、「顧客・会社・地域・社会の幸せ(E)」をベースに
「ミッション(何に命を使うのか)×イノベーティング×マーケティング」
で成立します。
企業の中で、顧客価値創造を担う部門は、「技術部門=イノベーティング」と「マーケティング部門」しかないとドラッカーは言っていますが、
それは上記方程式のC×Cになります。
それでは、EとM(ミッション)はどこが、誰が担っているのでしょうか。
多業種・多業態をご支援してきましたが、ここのEとMを経営のど真ん中で再定義することがポイントになることが多いのです。(それができないことが『創生』できない理由です)

さて、この4つ(E・M・C・C)のどれかが小さければ、ビッグになれないことがわかります。
ヒット商品(第14夜)を連続してリリースした経験や数々の経営ご支援の体験から、個人、或は経営者が、人間性・社会性の元であり、志である「EとM」を諦めずに有し努力し、継続することで、手段である「イノベーティングとマーケティング」は偶有性(セレンディピティ:第19夜)で導かれ、引き寄せられるように思います。

新価値創造研究所では、それらの基礎を一つずつ体系的に迅速に、理論と実践経験と演習でご案内しています。
E(幸せ・愛のエネルギー)=M(ミッション)×C(Combination:情報編集力)×C(Communication:情報受発信力)

を皆さん是非実行してみてください。

価値創造から、事業創生・地域創生・人財創生へ

SmillWillSkil999l

 

価値創造の知・第52夜 秘訣は『Smile』前編

2017年8月17日 価値創造の基礎「ルル三条」

前夜は、想い(Will)と方法(Skill)、そして主体性を綴りました。
このwillとskillの二つを自分の内部(Inner)に、深く・高く・広く、蓄積して活用できることが新しい道を拓く基礎になります。
ただ、これだけでは残念ながら不十分で、ゴールにたどり着けません。これは必要条件です。
Will(ウィル)とSkill(スキル)の二つは手段であり、もう一つ、この二つのインナーの間(あいだ)をつなぐ目的となるアウター(Outer)が必要になります。これが合わさって、結合して必要十分条件になります。
さて、それはいったい何でしょうか?

 それが、顧客・地域・社会のスマイル(Smile)です。「笑顔・幸せ・愛」です。
想い(Will)には、笑顔(Smile)が必要であり、方法(Skill)にも笑顔(Smile)が不可欠です。想い(will)と方法(skill)はクルマの両輪です。

ウィル(Will)・スキル(Skill)・スマイル(Smile)の「3つのル」を併せて、「価値創造」基礎の「ルル3条」と呼びたいと思います。

さて、顧客・地域・社会のスマイル(Smile)が根底に流れていること、船でいえば錨においていることが重要です。
それは、心(Mind)を使うことでもあります。心の使い方は、この価値創造の知シリーズで何回か記してきました。

複数の会社の研究所に出入りしてきましたが、そして、私が理工系出身なのでわかることなのですが、ともすれば、技術研究所や技術開発では手段(ツール)が全面に出ていて、「何のために」というおおもとの目的が曖昧であったり、忘れ去られていることが多いのが実情です。
そのことが、多くの技術・研究テーマが死の谷を越せない大きな理由の一つです。
参考ですが、研究所で「心」という言葉が理系参加メンバーに届きづらい時があります。その時は「意識(Consciousness)」というワードを使い、置き換えることで解決することを経験してきました。

さてさて、「事業創生・地域創生」では、「価値創造」が中心となります。価値創造の要諦は、「マーケティング(心)」と「イノベーティング(技)」が二つでありながら一つになることです。(第7夜、第39夜参照ください)
別々にやっていても進展・成果は望めません。一人のなかで、或いはグループで二つを越境することでゴールの輪郭が見えてきます。
皆さん、どうしたら越境できるのかを考えてみてください。

添付の図は、想い・本気(Will)、方法・本質(Skill)、笑顔・幸せ(Smile)の三つを結合したものです。(「ルル3条」)
そして、追加の一枚は、昨夜の「丸善夜学セミナー」参加メンバーのスマイルです。
笑顔・幸せ(Smile)を目的としない、或はイメージできない「想い・本気(Will)、方法・本質(Skill)」は本物ではありません。
顧客・地域・社会の笑顔・幸せ(Smile)のイメージを深め・高め・広げること(イメージメント)がポイントです。
価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ

SmillWillSkill

丸善夜学メンバー

価値創造の知・第51夜  想いが先! 意識が変わる。主体性が芽生える。

2017年8月16日 自主性と主体性

本夜は、価値創造の初めとなる「想いが先!そして、主体性」をひも解いていきます。
価値創造の源泉は、想い(=Will)にあります。
想いの発現は、外部からの衝撃と内部からの衝動の出会いのどちらかがリードして、互いが越境しながら結びついてカタチになっていきます。
双方が一気につながる分かりやすい事例としては、
・限界集落: 過疎化などで社会的共同生活の維持が困難になっている集落
・経営破たん、企業倒産
等があります。
ただ問題は、そのことが将来現実になることがわかっていながら次の行動に出るまでに時間がかかることです。
当事者意識、健全な危機意識を分母に持っていることがとても重要です。

 そう、参加者全員の「意識」が変わっていることが将来を切り拓く条件になります。
さて、ご参考にセミナー・研修における「自主性と主体性の違い」の実際について触れます。

私たちのセミナー・研修では、そこに集う人達の属性で大きくは3通りあります。
① 短中期:ある会社(或は、ある地域)の短中期的テーマでその関係者だけが集まり創発する
→ この会社(この地域)をなんとかしなければならないという強い意識で集団で参加する
② 短期:テーマに応じて、短期的に様々な会社(或は、地域)が複合的に集まる
→ 「事業創生・地域創生・人財創生」の中のテーマで、ある個人が情報収集的・調査的に参加する
③ 中期:テーマに応じて、お互いの関係性の薄い人達なのですが、主体的に集まり創発する
→ ②では限界があるので、強い意欲・意識を持って自分のスキルを高めたい人達が集まり創発する

①②③の全てに関わっていますが、参加意識で把へると①は自主性で、③は主体性が中心にあります。②は「自主性と主体性」の混合であり、其々に一長一短があります。
ここで、「自主性」と「主体性」の違いは何なのでしょうか?
-------------
それでは、「生き方コラム」 から引用します。

・【自主性】自分の判断で行動する態度。 「 -に欠ける」 「 -を生かす」
→「自主性」を持つ人は、自分のすべきことを明確にしています。それは同時に、その人のすべきことが、「あらかじめ明確にされていること」を意味します。

・【主体性】自分の意志・判断で行動しようとする態度。「主体性のない人」「主体性をもって仕事に取り組む」
→「主体性を持つ人」は、自分のすべきことを明確にしているだけではなく、「解決策が決まっていない場合」や、「先行きが分からない場合」にも、率先して行動を起こし、周囲のフォローを活用してものごとを進めます。

一言で表すならば、その違いは「すべきことが明確な場合かどうか」ということです。すべきことが明確な場合に、それを率先して行うスキルが「自主性」。そして、すべきことが明確でない場合に、それを明確にしつつ率先して行うスキルが「主体性」になります。
スキルを難易度で表すと「主体性>自主性」になるでしょう。主体性のほうが、身に着けるのが難しいスキルになります。
--------------

①は「すべきことが明確」です。
②③は、まだ自分の方向性が「すべきことが明確でない」場合の想い・本気(=WILL)の度合いの違いです。

「創造性」が高い研修・セミナーは「③」になります。
新しい時代には、答えの見えないことが、もっと「価値を持つ」ようになります。それを踏まえてリアルに価値創造できる異業種セミナーをコラボしました。
それが添付のお知らせ(開講記念ダイジェスト版)の「丸善夜学セミナー」ですが、様々な企業の方達が、年齢も性別も超えて集い・交流し・響き合い、ダイナミックな「知の交流・交歓・発表」がありました。
このような「場」が日本のあちらこちらにあることで、個人・企業・地域・社会の「知」が高まり、相乗して、創造の道筋が見えてきます。

そのセミナーは、「主体性」を持った人達が集まり、意識が変わり、そこに、価値創造の方法(=Skill)を組込み、そしてテーマ発表の負荷をかけることで、一人一人から「エネルギー」が湧き出てきます。
そこでは、意図的に「自分を追い込む」ことをします。6か月のセミナーでしたが、価値創造の心得と方法を習得して、グループで自分(達)を追い込むことで、「知」が積み上がることを実感します。
主体性のある人(達)をトリニティイノベーションで追い込むと「知」が積み上がるのです。分かち合い、繋がり、苦しみ喜びながらの成果を楽しんでいました。

さてさて、分母となる想い・本気(=Will)とは、「自分を追い込み続ける」状態(~ing)になっていることです。
そこでは、次に大事となる「分子」となる方法(=Skill)を身につけて
①掘り出す : ディスカバー
②集中する : コンセントレート
③磨き上げる: コンポーズ
の流れで出力できるようになります。(この流れの続きは、またどこかで)

意識が変わるということは、それまでの固定化した考え方・やり方から離れる準備ができたということです。
その上で、己を追い込み積み上げて、新しい問題・課題を発見し、最初に答えを出すのが価値創造です。

「価値創造ファースト!」の時代です。

価値創造から「事業創生・地域創生・人財創生」へ

丸善チラシ00

150119丸善夜学プレゼン

 

命の糧・心の糧

2017年7月22日 命ってどこにあるの?

 

日野原重明先生とは、前職パイオニアの時代に3度ほどお話しする機会に恵まれました。日本音楽療法学会の名誉理事長であり、その関係で聖路加病院内でパイオニアの音楽療法の実験をさせていただくご縁からでした。利他の師匠であり、命の糧・心の糧の中心におられる格別・別格の師匠でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
http://grapee.jp/363223
日野原重明