マイナビ・インタビュー

2016年10月14日 従来のマネジメントからどうはみ出すか?

大手電機メーカー・パイオニア株式会社で、エンジニアの専門分野を歩んでこられましたが、ある時、発想の転換とともに「異業種とのコラボーションによる経営革新」という構想に辿り着きます。顧客、社会が幸せになれる顧客価値を創造しなければならないのに、機能&性能のモノ発想に追われ、効能という本筋を見失いがちな「専門分野一途の危険性」に気づき、積極的に異業種とWIN-WINとなる新しいライフスタイルを提案することで数々のヒット商品を生み出しました。100社以上とのコラボを行い、異能ぶりを発揮。「ミスター・アライアンス」と呼ばれることも。2013年、パイオニアを早期退職し、自らを代表に「新価値創造研究所」を立ち上げ、様々な企業に「顧客価値創造による経営革新」を促しております。業績不振からの脱却、異業種と交わることで社内活性化を狙う企業にとって、この構想力は躍進へのヒントに満ち溢れることでしょう。

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◆あの芳醇なスピーカーを生み出した構想力

非常にわかりやすい異業種コラボの実例としては、パイオニア時代にサントリーさんと『ピュアモルトスピーカー』という商品をプロデュースしました。サントリーさんで40~50年使用し続け、すっかりウイスキーが染み込んだ樽の木を使用したスピーカーです。樽材は樹齢100年の水楢材を使用していますが、ウイスキーを樽の中で10~15年と熟成させ、それを約半世紀の間に3回も繰り返しますと、もう香りや色等がなくなって御役御免なんですね。ただ、木材としての寿命はあと50年もあるのです。そこでウイスキー樽をスピーカーへと活用し、商品化するプロデュースに取り組みました。ヒントは有名な高級バイオリンの『ストラデバリウス』です。あれも木材を塩漬けにすることによって、中の導管が通り、あのような美しい音色が可能になるそうです。そこには樽物語というストーリーをつむぐこともできますし、元々ウイスキーと音楽は相性が良いのです(笑)。新聞発表したら、すぐに完売しました。次のヒット商品は「音楽とファッション」の相性に着目しました。ポータブルCDプレーヤーをスケルトンにして、その商品をラフォーレ原宿の全マネキン人形にたすき掛けする展示でニュースになりました。そのヒットプロジェクトには異能な人財を社内から集め、新たな生命と物語を次々に生み出し、また、企画から販売までを一気通貫することで、自分たちの新しいスタイルをそのまま顧客にお届けすることができました。

◆21世紀はレールなき航海の時代

20世紀は「鉄道の世紀」でした。レールがあり目的地も明確で、「改善と効率でいかにそこに早く到達できるか」を競い合っていた。つまりオペレーションとマネジメントを得意とした企業が勝つというモデルでした。それが得意な方々が現在、企業の役員です。ところが21世紀は先行きが不確実な混迷の時代です。レールがないから行く先も、道筋も分からない。言わば「航海の時代」です。私のやり方は社内の選抜メンバーにドックに入っていただいています。最初に、「私たちが将来に向けて大切にすべきなのは、一体何か?」という『錨』(本来)を明確にした上で、「この船はどの方向へと向かっていきたいのか?」目指す『北極星』(将来)を一緒に探していきます。実は、この「何が大切なのか?」を浮き彫りにするプロセスが得意なのは女性なんです。それは『こころ』を扱うからなんですね。また、良い意味で企業の固定観念に縛られていませんから。「ちょっと、ここがおかしいと思います」「こうじゃないですか?」と堂々と言えてしまう(笑)。それが強み。そのように言える環境をこちらが醸成していくのですが、メンバーの中で女性が一番スキルアップすることが多く、『場』が活性化します。だからこそ私は、経営陣の方達にあらゆるプロジェクトに、必ず女性を入れることを推奨しています。

◆従来のマネジメントからどうはみ出すか?

グーテンベルクの活版印刷機は、羅針盤、火薬と並んで「ルネッサンス期の世界三大発明」と呼ばれています。グーテンベルク氏の実家は刻印機を作っていたそうです。家の周囲にはワイン製造に使うぶどう搾り機がありました。そんな環境の中、ぶどう搾り機と刻印機が新しく組み合わさり、活版印刷機という化合物ができました。そのような意味で、何かと何かをつなげるアイディア、ヒット商品、新事業とは、すべて既存のモノ、コトの組み合わせです。イノベーションという言葉を提唱したシュンペーターは、それを『新結合』と呼びました。前述のヒット商品『ピュアモルトスピーカー』も新結合です。そのコツは、共通項を見出し、境界を乗り越えて新しい生命を吹き込み、そこに素敵な物語を紡ぎ出すことにあります。AI/IoTの時代、すべての製造業は今後、形を変えたサービス業へと変化すると思います。もし難しい場合は、それを専門とした企業とアライアンスをすることで道を拓くことをお薦めします。

◆企業へのメッセージ

もしも行き詰ったり悩んだりした時は、常識の殻を破る「三本の矢」をイメージして下さい。第一が、「私たちは一体何を大切にしていくのか?」を洞察します。事業の再定義がポイントです。これが「インサイト(深く読む)」。第二が、「世の中いったいどうなるのか?」と洞察する。それが「フォーサイト(高く読む)」。そして、第三がそれらを新結合する「ゲシュタルト(広く読む)」。この3本の矢が出揃うと新しい事業の輪郭、顧客の笑顔が見えてきます。

さて、21世紀は「イメージメント(構想)とイノベーション(革新)」が牽引する時代です。従来価値観の常識を疑い、顧客・社会を幸せにする「イメージ力」が問われます。新しい時代の本質を見抜き、次の本流をイメージして、本気(PASSION)→本質(MISSION)→本流(ACTION)の流れを創ってくれるのが「三本の矢」なんです。そして、新しい成長には、構想→行動→更新が必須です。それが私の得意とする構想力と革新力です。ぜひ、ご一緒に、隆々とした未来を創りましょう!

次世代農業ライフ

10月14日 日本最大の農業総合展

第6回農業ワールド(幕張メッセ)に行ってきました。「農業資材EXPO」「次世代農業EXPO」「6次産業化EXPO」の3つにエリアが分かれており、海外企業を含む730社が出展。農業に関するあらゆる製品やサービスが集結していました。
農業、IT業、エネルギー、製造業が本格的に融合した次世代農業、高次産業化の道筋が見えてきましたね。自然エネルギーの活用、ICTの活用、モテる農業ウェア、ドローンによるハイテクソリューション、アシストスーツ、儲かる植物工場、持続可能なアグリカルチャー等々、たいへんですけれど早く次のステージに上がって欲しいです。
たくさんの海外の方達がこのイベントに見学にきていました。みんなで新しい農業で元気になりましょう。

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これからの都市の使い方

2016年10月3日 二子玉川・蔦屋家電イベント

二子玉川・蔦屋家電のトークセッションに参加しました。テーマは、「都市をたたむ人餐場伸)」&「エリアリノベーションする人(馬場正尊)」の新結合です。「使うつくる計画」という高密度(コンパクトシティ)から減密度(スポンジシティ)への逆行が急です。思わず、本を4冊購入してしまいました。

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日本企業の今後と日本人の働き方

2016年9月14日 JQAA研究会

本日、小笠原泰氏による「グローバル化時代における経営革新とリーダーシップ」の講演でした。前半は、「欧米型イノベーション」と「日本型イノベーション」の違いを、事例を踏まえながら、「革新(組織・慣習・方法などをかえて新しくすること)」と「刷新(弊害を除いて事態を全く新たにすること)」で説明されました。
後半は、日本及び日本企業の固有の特徴を明らかにしながら、加速化する技術革新を踏まえてグローバル化時代にどのように経営革新に取り組み、リーダーシップを発揮していくかについて語られました。
UberやAirbnb、そして源義経のように、なかなか「ルールブレーカー」になれない日本ですが、その内容に刺激されて、講演の途中から、日本の本来持っている「一期一会」や「おもてなし」を組込んだ世界をグローバル展開してゆく方法はないものだろうかと自問自答してしまいました。

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再生可能エネルギー世界フェア2016

7月1日 「PVジャパン2016」最終日

横浜パシフィコで「太陽光発電」に関する総合イベントを視察してきました。コンセプトは、「つくる ためる 上手に使う みんなのエネルギー、太陽光発電」です。今回は、住宅内エネルギーをさらに効率活用するソリューションの数々の展示でした。ゼロエネルギー住宅へのシフトが盛んで関係業界の意気込みが伝わります。エネルギー地産地消の新時代の幕開けです。
本体から切り離される噂のあったシャープのPV事業ですが、商品と社員の方達の説明に気合いを感じました。是非復活して欲しいですね。

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ハードウェア・スタートアップ

6月2日 一人メーカーUPQ: 中澤優子

本日、「Concept LABI TOKYO」で株式会社UPQの中澤優子さんのトークイベントに行ってきました。「誰かに自慢したくなる & 自慢しやすいプロダクト」というコンセプトがとってもいいですね。スピード開発で数多くの「電気で動くモノ」、「電気の通ったものづくり」を実践して注目を浴びています。視点のずらし方、そぎ落とす機能、アナログ的なバカ可愛さ等々、これからのプロダクツの一つの方向をリードしています。是非活躍して欲しいですね。本日初お披露目のリュックを見てきました。

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世界で大注目の若きプラントハンター

5月20日 植物の持っている、壮大なスケール

たとえば、あなたが朝起きてから歯磨きして、玄関から出るまで一体何種類の植物のお世話になっているでしょう。毎朝歩く道では、一体何種類の植物を目にするでしょう。
植物の存在は、私達の身近にいる何気なくかけがえのないものです。また、21世紀の現在では、植物の可能性は、建築・アート・教育・音楽・医療・政治・化学・デザインなど、あらゆるジャンルと交ざり合い、垣根を飛び越えます。
植物を愛でる心は、人種も年齢も性別も宗教も感じさせない。そして、植物のスケールは、人間の想像を遙かに超えるのです。
有史以前の時代から人々は植物によって栄え、植物と共に生き、恩恵を受けてきました。いま時代が、有機的な思考にシフトしていかなければならないときを迎え、まずは植物のことを気にする人が一人でも多く増え、この地球上で植物に対する愛情の絶対量が増えることを願います。
そしてそのために、いま自分たちが実践できるコト・・・、植物の魅力に出会えるようなあらゆる植物事業を日々推進し、サポートしていくことを続けていきたいと思います。
「おれは植物に物心ついたときから信じていることがあります。またいつかみなさんに話せる時まで。日々、精進。」  引用: 西畠清順「そら植物園」より

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ベンチャーウィスキーが、世界を席巻!

5月4日 イチローズモルトご紹介

 徹底したこだわりと、秩父の自然が生んだ世界最高のウィスキーを手に入れました。世界最高のウィスキーを決める「ワールド・ウィスキー・アワード』では、2007年以降5年連続でカテゴリー別日本一という栄冠に輝き、その名は、世界のウィスキー愛好家に知れ渡っています。
なかなか手に入らないので、4本まとめ買いしました。

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空気マグネシウム電池

4月30日 非常用電池が事務所に届きました

このたびの熊本・大分のご災難、心よりお見舞い申し上げます。
古河電池と凸版印刷が世界で初めて開発した非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」が届きました。
水を入れるだけで電力を供給でき、紙でできているため廃棄もしやすいのが特徴です。
東日本大震災の教訓を踏まえて開発したモノ。これは家庭用に新たに開発されたMgBOX Slimです。

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JQAA2016年度総会

4月21日 経営品質アセッサーフォーラム

JQAAは経営革新を志す仲間が実践力・推進力を高めるために学びあうコミュニティです。
昨日は、その総会に出席してきました。
写真は、校條亮治理事長の挨拶です。
総会後の記念講演は、株式会社タカヤマの齊藤吉信社長でした。
テーマは、「経営品質から学んだ大切なこと ~JQA挑戦へのプロセス」
これは素晴らしい取組みでした。
ご参考:http://www.takayama.org/company/

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