2017年4月26日 地域創生を応援します!
今日は、秋田県企業立地の方々が事務所にこられました。県人口が100万人を割り込んでいます。その問題をネガティブに捉えるのではなく、バネにして頑張っておられる数々の話を伺い、少しでもお役に立てればと思いました。
「あきた」には、全国トップクラスの支援制度(あきたリッチプラン)が用意されています。興味・関心のある方は、是非、秋田県企業立地事務所(03-5212-9112)へ

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第39夜では、「自分と会社・社会とのかかわり」を新結合ダイアグラムを使って紹介しました。
ポイントは、今まで明確でなかった大三角形上部の空白(ダイヤモンド形)を自ら想像・創造し、使命を見つけることでした。
さて、今夜は「新しい時代の価値観とスタイル」を同じ方法で紐解いてゆきたいと思います。(下図を参照願います)
日本のこれからに大きな影響を及ぼす左右の三角形の中には、下記の二つ(A&B)を選んでみました。
その二つの共通項は、大きな「変化」です。
A.不足:減少社会
これまでの画一の大量生産の成長時代から、人もモノも減衰・衰退時代になります。
B.繋がり:モノよりココロへ
時代はとっくに、「心の豊かさ」への次元にシフトしていますね。
上記AとBを前提にして、私たちは従来の価値観から見る古いメガネを新しい価値観のメガネに掛け変えねばなりません。(第20夜:新しい物差し)
上記AとBが左右から寄ってクロス部分が大きくなると、だんだん上部の余白の項目がはっきりくっきりしてきます。
その交流、交換の先にに、新しい命(価値観・スタイル)が生まれてくるのです。それを探索してみます。
仮説として、余白に記す3つのキーワードをピックアップしてみました。
それは、「不足」と「繋がり」の新結合から噴火してきたものです。(第32夜:イノベーションと価値創造)
一つ目は、シェア(シェアリング)です。
一人ひとりが無駄に所有するのではなく、「シェア」するのが当たり前の時代になります。
それは使われていないクルマだけでなく、「OFF(オフ)」になっている、空地(空間)や空き時間等々に連鎖しながら拡大してゆきます。
もう、ネットの世界では、リンクしてシェアすることが当たり前ですね。それが、リアルの世界でもあたり前になっています。(=キュービタルの時代)
二つ目は、多様化(ダイバーシティ)です。
一億総活躍が謳われていますが、
①女性の活躍(第16夜:女性活躍の舞台づくり)
→これまでの男社会の価値観や長時間就労のやり方は早急に革新が必要です。
②高齢者の活躍
→高齢者スキルの再転換も必要です
③AIロボットの活躍
→人手不足、生産能力、情緒能力の不足を補ってくれます。
上記の迅速な移行が不可欠です。
そして、①②③を新結合した「働き方」「愉しみ方」や仕組みが続々と生まれてきます。
三つ目は、「AI・IoT」です。
私たちは、好むと好まざるに関わらず、AIoTの世界を生きてゆきます。勿論、反転もあります。
教育、会社、社会も私たちのライフスタイルも大きく変貌します。
そして、それは「見える化から魅せる化へ」、そして新しい「おもてなしの時代」になることを意味します。(第2夜 おもてなし)
さてさて、私たちはそれらが進んだ時々に、
「自分の存在意義」
に対して正面から向き合わされる必然が生じるのではないかと想います。用意があれば、それはそれで卒意が楽しみですね。
自主性から主体性の次元へ。
怯むことなく、一緒に創発してゆきましょう。
第40夜 価値創造から経営革新へ

今日(4月1日)から、新しく会社人生の門出にのぞまれる“あなた”に新価値創造研究所からメッセージを贈ります。
添付図は、左右の二つものが出会い、新しい価値を生み出す『新結合ダイアグラム』(新価値創造研究所)を表しています。今の“あなた”のポジションになります。
(この新結合が、未来を切り拓く“価値創造・イノベーション”の大基本になるのですが、その詳細は第17夜と第18夜に記していますので、どうぞそちらを参照ください)
左右の二つの小さな三角形には、「自分」と「社会・会社」と記しています。この二つが“ご縁”によって出会いつながりました。しかし、決して“あなた”は入社した会社とだけの“つながり”とは思わないでください。
「会社は社会の“公器”である。したがって、会社は社会とともに発展していくのでなければならない」(松下幸之助)
という認識が重要です。(公器とは、「自分たちだけの利益を追求するのではなく、社会全体・公の利益にも適う必要があり、そのように振舞わなくてはいけない」という意味です)
新価値創造研究所では、
“新価値=世の中に役立つコト”
と定義しています。
「世の中(社会・顧客)に役立つこと」を優先すること、つまり、企業は世の中に役立つ商品やサービスを提供することで、対価としてお金が回り存続してゆくことが原理原則です。
経営の神様のピーター・F・ドラッカーさんは、“企業の目的は、社会価値・顧客価値を創ることである”と言っています。
“社会価値・顧客価値を創ること”が、自分&会社の「現在と未来」を成長させてくれます。
そうすると、
・「社会はどうなっているのだろう?」
・「顧客は何を望んでいるのだろう?」
ということを洞察(=物事の本質を見通すこと、見抜くこと)する能力・知恵を身につけなければならないことがわかります。
“価値創造の知”シリーズでは、その洞察の知(SKILL)と意欲・意識(WILL)を体系的(本気・本質・次の本流)に綴っています。
さて顧客価値創造の前半のポイントは、下部の『ご縁(共通項)』の三角形と上部の『命・物語』のダイヤモンド形の二つにあります。
一つ目は、下方にある小さな『ご縁(共通項)』の三角形です。それは、“関係性”を表しています。
・顧客との関係性
・社会との関係性
・会社との関係性
私たちは、一人で生きているのではなく、生かされているのです。
自分なりの素敵な関係性を見つけ、紡ぐことが自分&会社の人生を豊かにすることにつながってゆきます。
私(橋本)が会社(パイオニア社)と同一化した時の価値創造の実例を上げます。
第18夜には、サントリーとパイオニア(自分)の異業種コラボレーション(ピュアモルトスピーカー)によるヒット商品を記しています。
ここでの『ご縁(共通項)』の三角形は、“響き”です。
「人と自然と響き合う」を前面に出していた時代のサントリー社は「響」の文字をモチーフにしたロゴマークでした。パイオニア社は「世界のステレオパイオニア」の「音響」がベースにありました。
お互いが“響き合う”ことを基盤にすることで、境界は消え去り、新しい価値を生み出す下半身ができあがります。この境界線を消しゴムで消し去ることのスキルが新結合の秘訣です。
二つ目は、もう一つの上部のダイヤモンド形です。
二つの三角形(サントリーとパイオニア)が左右から合わさった時に、上部には何もなく、ただの空白でした。自ら余白を創り出すことがとっても重要です。(第22夜 “余白”参照)
ここに“”“二つでありながら一つ”の命を生み出す、創り出すのが『新価値創造』です。
それは、“赤ちゃんという新しい命”を生み出すのと全く同じです。
男と女の二つの三角形が左右から出会い、結合し、『新しい命』が授かりました。それは、お父さんでもないし、お母さんでもありません。
ピュアモルトスピーカーを観ると、サントリーでもないし、パイオニアでもありません。
でも“”“二つでありながら一つ”なのです。
添付図は、自分と社会・会社の素敵な出会い・ご縁を表しているのです。
どのような“アクティブで素敵な関係性”を創れるかがポイントになります。
さて、20世紀は、欧米に追い付き追い越すというのが命題でしたので、これまでの会社や教育は、答えがあるものを如何に早く正確に回答するというものでした。
しかし、これからの21世紀は、上記のダイヤモンド形のように「答えのない空白部分」を自ら想像し、創造する時代となります。好む好まざるにかかわらず、“あなた”はその時代を生きてゆくことになります。
情報時代から、脳業時代に移行するAIoT化(AI&IoT)、Robot化にはそれが本筋となります。AIoT化、Robot化によって、必要なくなる仕事が続々とでてきます。それはすぐそこまできています。
なので、多くの人が「答えのない空白部分」を自ら想像し、創造するための意欲(WILL)と方法(SKILL)を習得するコトが急務なのです。
今までは、“追い付き追い越す”“競合を見ながら少し改善する”のが得意な、20世紀型の“オペレーション&マネジメント”の人達が多かったのです。
第7夜(イメージメントとマネージメント)にも載せましたが、21世紀を生きる“あなた”は、上記ダイヤモンド形を生み出す、創り出す『C』の達人に向けて足を踏み出してください。
“(オペレーション&マネジメントの)人達から(オペレーション&マネジメントの)達人への移行です”
さ てさて、ここでは、ダイヤモンド形の“命”のことを記しましたが、“自分の命を何に使うのか?”がとても重要ですね。自分の人生ですから。
つまりそれは、自分の“使命”(ミッション)です。
是非早い時期に、社会・顧客に喜ばれる“使命”を見つけてください。使命(ミッション)については、第11夜(イノベーションの心得:「本気・本質・本流」編)に詳細を記しています。
そして、もう一つ重要なのが、“物語”です。
上記、“ピュアモルトスピーカー”の物語は、“樽物語”でした。(第18夜)
「100年の樹齢の水楢をウィスキー樽に使い、まだ木としては50年使えるその材が魅力的な響きを持ったスピーカーに生まれ変わる」という物語に多くの顧客が共感されました。
“モノづくりとモノがたり”の新結合が人々に幸せをもたらします。
ヒット商品づくりや価値創造、新事業づくり、人財づくりのポイントは、この“魅力的な物語”を紡ぎだせるかにあります。“物語化能力”です。それは、“自分自身の物語”を紡ぐことでもあります。
自分自身の物語を紡げる能力が、社会や顧客に向けた魅力的な物語につながるのです。 そのためには、それらを生み出せる、創り出せる“人財”を育成・養成・開発する仕組みが社会・会社・学校にあるといいですね。
最後に、上記から『社会・顧客への価値創造』を目指そうと決心した“あなた”は、より良き社会を創るために、『会社に使われるのではなく、会社を使いこなすイノベーター、プロデューサーに是非なってください。ニッポンにはそのような多くの人財輩出が必要なのです』
隆々とした皆さんの未来実現のために、新価値創造研究所は応援します。
第39夜 価値創造から経営革新へ

第4次産業革命、グローバル化、AIoT化、Robot化、少子高齢化等によって影響を受けて、私たちの『働き方』は大きく変わってゆきます。
本夜は、「働き方」と「就職」をテーマにしながら、働き方改革と価値創造とを結合した内容で綴ります。
いまから40年前は、第2次オイルショックの後で景気が冷え込み、私の就職活動は大荒れになり、予定していた企業の推薦枠が消滅して大変でした。しかし、前職のオーディオメーカーとのご縁で就職した時、そこは世の不況と関係なく、オーディオ事業は全盛期なのでした。
新入社員の研修の一環で、その年の夏に「丸井・自由が丘店」の三階でオーディオ売り場に立ちましたが、目前の売上伝票を書いている間にも次々に飛ぶように商品が売れて行きました。
しばらくしてメディアで紹介されていたのが、
“企業寿命30年説”です。
明治以来100年におよぶ上位100社のランキングを作成し、分析し、到達した結論・・
それは、企業が繁栄を謳歌できる期間、すなわち「会社の寿命」は、平均わずか30年にすぎないという統計的な結果があるようです。
もう就職した時がオーディオ事業の全盛期ですから、20〜30年後は会社の寿命なのかな、と漠然と思っていました。さて、就職から8年後に、2000人規模のセンター工場の労働組合の支部書記長になりました。(第13夜)
その前迄は設計部門にいて、緊急の3か月連続120時間以上という徹夜連続の猛烈の超過勤務をしたこともあります。その3ヶ月連続後は心身が疲弊したことをいまでも心と身体が覚えています。自分の感覚では、職種にもよりますが、先ずMAX40時間が上限にした方がいいと思います。それは、放っておくと人間は「知恵・叡智」を使わないからです。
第1夜では、価値創造の「資質(WILL)と能力(SKILL)」について記しましたが、100時間を超える連続超過勤務は、「一生懸命」では無理があります。成り立ちません。
そのような経緯があった後の支部書記長だったので、本格的に「残業(超超過勤務)問題」に取り組みました。
それはもう30年前の話になりますが、今で云う、「働き方改革」です。大局的に意識を変える必要があります。何か大きな事故がないと、なかなか治らないのですね。
残業に対する規制の新制度は、2年前に労組の先輩たちが創ってくれたのですが、数値を規制するだけでは歪や悲鳴が出てきます。
自分が30歳の時に、会社との交渉で事前準備して使った言葉は今でも覚えています。
“もう私たち組合員は、通常のレベルを超えて十分以上に「一生懸命」に仕事をしています。
今必要なのは、足りないのは、「一所賢明」ではないでしょうか。
「懸命」を超えるには「かしこく明らか」にする賢明の知恵が必要です。
会社は組合員の「一生懸命という精神力」に頼ってしまうのではなくて、「賢明」という“知”で働き方を改革する必要があります。共創しましょう”
という提言をして、「懸命」(WILL)と「賢明」(SKILL)を合わせた取組み、仕組み(新結合)を会社と労組でタッグを組んで進めました。叡智を集めて、仕組みを創ることがとても重要なのです。
上記(懸命と賢明の新結合)も、第31夜~第37夜でお伝えした“二つでありながら一つ”という最も重要な方法です。
共創の取組み、仕組みの効果は大いにありましたが、他社競合と同じ枠組みの中で競争してもなかなか「レッドオーシャン(血みどろ)の戦い」から逃れられないことを痛感し、それまでの慣例や常識の枠を超えた新価値を創造すること(ブルーオーシャン)に傾倒し、注力、実践してゆくことになりました。
(「新価値」と「創造」の新結合も上記と同様です)
この新価値創造を基盤としたサスティナブルでサバイバルな実践・実行が、「企業寿命30年説」を打破る秘訣です。
さて昨年(2016年)の中盤、政府の中枢から「生産性を上げることが、日本(公官民)には必要だ」という声があちこちから聴こえてくるようになりました。国は舵を切る決心をしたのです。
冒頭の「第4次産業革命」「グローバル化」「AIoT化」「Robot化」「少子高齢化」が時代を牽引するので待ったなしです。遅いくらいです。
この新時代に、個人のレベルで大切な三つのことを記します。
①自分の志、ミッションを明確にすること。
②自分の稼ぐ力を強化する。自分の生産性を高める。スキルアップすること。
③70~75歳まで働けるようにキャリアプランをたてること。
さてさて、先週は甥っ子(妹の長男)が私の誕生日お祝いにきてくれました。彼は就職活動真っ只中なのです。
彼の在学する大学院であれば、昔ならば大手企業にラクラク推薦で入れていましたが、「自分の研究室の半分はベンチャー企業志望」ということでした。
最近の一流といわれた大手企業の崩壊を目の当たりにしていること、質のいいベンチャー企業も増えてきていること、と受け止めました。
そう、「終身雇用制度」はとっくに終わりを迎えているのですね。
ただ、彼の就職面接では自分の志、個性、コンセプト(第37夜)を明確に伝えることが必要です。その秘訣をしっかりと伝授しました。第1志望の会社に入れることを祈ります。でも、そこは彼が終身で仕事をするところではない可能性が高いと思います。きっと。
さあ、「懸命と賢明」「新価値と創造」を新結合して、隆々とした人生を、そして、ニッポンを創ってゆきましょう。
第38夜 価値創造から経営革新へ

“二つでありながら一つ”という最も重要な方法について、第31夜~第36夜に亘って綴ってきました。本夜は、その方法によってできる『コンセプトのつくり方』をご案内します。
前職でも現職でも“コンセプト”の良し悪しでその後の事業の成長や成果が大きく影響を受けることを数多く体験してきました。 なので、『価値創造』にとっても非常に重要なプロセスとなります。
そもそも“コンセプト”とは何でしょうか?それは、
1.概念。
2.企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
と記してあります。
なにかピン!ときませんね。
【三省堂ワードワイズ・ウェブ】では、
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コンセプト(concept)は、本来「概念」を表す言葉です。しかしながら、日本語でコンセプトの語を用いる場合は、「全体を貫く基本的な概念」を表すことが多いようです。
例えば「今度開店するレストランのコンセプトは“近未来”でいこう」と言った場合、レストランの店名・内外装・メニュー・広告などに、近未来的な演出を施そうという意味になります。
どんな時に登場する言葉かと云えば、
企画立案が関わるすべての分野で、広くこの語が用いられています。例えば「競合優位な独自の切り口とコンセプトは何か?」(小売)
「劇的空間のコンセプトはワビサビ」「ニューヨークがコンセプトのスタイリッシュ空間」(飲食)「風をコンセプトにした町おこし」(地域振興)などの使用例があります。
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と記されています。
なんとなくイメージできてきましたでしょうか。
上記の様に、とても幅広く使われている言葉なので、ここでは、競合がいる場合を念頭において、顧客価値創造に繋がる“コンセプトのつくり方”をご案内します。
ポイントは、
・『人間の背骨』のように、全体を貫く基本的な概念
・『他社や他国との違いを創る』新しい視点、視座
にあります。
価値創造の基本は、“二つでありながら一つ”でした。
添付図は、『バリュー・プロポジション=お客様から選ばれる理由』(出典:goo辞書)について説明していますが、私がコンセプトづくりする時にはこの図を必ず活用する優れものです。
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バリュープロポジションとは、顧客に提供する価値の組合せ。製品やサービスのメリット、自社の存在価値や独自性を顧客に伝え、その価値を高めること。
バリュー・プロポジションを検討する際には、顧客の立場に立って自らの製品・サービスを見つめることが必要だ。顧客は、自分たちが想定している価値とは別の価値を求めていたり見出してたりする可能性もある。
例えば、ある喫茶店が、コーヒーへの拘りこそが自社の価値だと考えていても、顧客からは単にタバコの吸える喫茶店と見なされているかもしれない。
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通常は、どうしても右丸の「自社が提供できる価値」ばかりを考えてしまうのですが、重要なのは、左丸の「お客様が望んでいる新しい価値、スタイル」です。
どのような“お客様”に価値提供するのかを明確にすることがとっても大切です。
さらに、上丸にある「競合他社が提供できる価値」が存在しますので、その3つが合わさったセンターが『レッドオーシャン(= 競争の激しい市場のこと)』になります。
一番分かり易いど真ん中なのですが、絶対にここに入り込んではいけません。
ここまでを整理しますと、
環境変化が激しい時代に適応した『①お客様が潜在的に望んでいる価値と、②競合と被らずに自社が提供できる価値が新結合した新価値領域』が“バリュープロポジション=お客様から選ばれる理由”です。
それを彫り出すには、新結合の上等のスキルが必要です。そのことをこれまでの夜話でお伝えしてきました。
この領域をメンバー全員の創発で浮かび上がらせることができれば、価値創造、事業創造の半分は終わったようなものです。
さて、「バリュー・プロポジション」では、複数の洗練されたキーワードが浮上してきますが、それを一つの「言葉」に絞り込んで落とし込む(言葉化)のが『コンセプト』なのです。
磨き上げたコンセプトは将来事業の『背骨』であり、モノゴトを動かす『中心の考え方』であり、戦略的で行動にうつす『羅針盤』の役目を持ちます。グレートキーワードですね。
確認ポイントは、
①環境変化、将来をしっかりと捉えられていること!
②競合とは、かぶらない新価値が明確に伝わること!
③顧客も自社もワクワクドキドキする「光りもの」があること!
更に、新しい文化、新しいライフスタイルを創出できること!!
です。
是非、チャレンジしてみてください。
次の夜は、『言葉化』するときのノウハウをお伝えします。
第37夜 価値創造から経営革新へ

の文化経済研究会(3/16)のゲストスピーカーは、京都造形芸術大学の竹村真一教授でした。前職では何回かお会いしましたが、「地球目線」をキーワードに、「人と地球 共生・共創・共進化」を熱く語られていました。グローバル(globel)はグローブ(globe:語源はラテン語の「球」という意味の言葉で、球を地球に見立てているもの)を形容詞化したもので、「球のような・球状の」となり、「地球のような=世界的な」という意味に転じたものです。地球リテラシーを養成する次世代のデジタル地球儀「触れる地球」をベースにした、『地球』という学科が、小学校の4教科(国語・算数・理科・社会)と同格にできるといいですね。

丁度、自分が総合研究所に異動する頃に、“複雑系(complex system)”や“複雑性(complexity)”という言葉が、21世紀を迎える前に話題になっていました。
今でもその言葉はぜんぜん色褪せていません。そして、その本質を取り入れるか入れないかで、経営革新に大きな差が出ているコトを実感しています。価値創造と複雑系の「知」は共通項が多いのです。
それでは、“複雑系(complex system)の知”と“価値創の知”の本質の関係をひも解いてゆきます。
“複雑系”というと、複雑で難しそうと思われますが、自分はそれを下記の様にとってもシンプルに把えています。
『世界は複雑化すると、新しい性質や命を獲得する』
なので、これまでの夜話にお付き合いしていただいた皆様には、すぐに『ピン!』とくると思います。
例えば、“iPhone”です。
それまで、ポータブルな情報機器として、
「iPod、デジタルカメラ、携帯電話、インターネット」
と複雑化してきたものが、“iPhone”に統合されたことで、新しい性質を持ち、新しい文化を創りました。
“人間”を事例にすると、
人間の要素をバラバラに分解すると、目、鼻、耳、脳、心臓、手、足、神経・・・となりますが、それらが集まることで、“命”が生まれます。
“活版印刷”(第12夜)では、
「刻印機」と「ぶどう搾り機」という二つが新結合して、「活版印刷」が誕生しました。
“ピュアモルトスピーカー”を事例にすると、「サントリー・ウィスキー樽」、「オークビレッジ・匠の木組み工法」、「パイオニア・音響の匠」
の3社が集まって、“ピュアモルトスピーカー”という樽物語が生まれました。その詳細は、第17夜、第18夜、第35夜に記しています。
第29夜「未常識と非常識」(山本七平著)では、
1. 量の変化が質を変える
2.「二者択一以外」の道 (=第3の道)
を記しましたが、これもまったく同じことを云っていますね。これは、これまで綴ってきた『イノベーション=新結合』の基本ですが、そのまま“複雑性(complexity)”です。
とても身近で役立つ“知”ですね。経営革新の重要な方法と考えています。
何となく“複雑系(complex system)”が親密に感じられてきたら嬉しいですね。
さて現在を見渡すと、通信量が飛躍的に増え、より複雑系になってきている「インターネット」が時代を大きく変えています。
この「インターネット」の進化やそれと関係する、ビッグデータ、AI・IoT・Robot・ARが時代を牽引してゆくと云われています。
・一体何が増えてきているのか?(量・数)
・量の変化が質を変える(質への転換)
・ビジネスモデルの進化例
センシング(イメージング)→プロダクティング→インテグレーティング(コンサルティング)
を皆様の対象事業につなげて洞察しますと将来事業のヒントが数多く観えてくるのではないでしょうか。
「インターネット」には、“3つの鍵”があります。【引用:インターネット的(糸井重里)】
その一: リンク
その二: シェア
その三: フラット
それらへの「質の転換」をよく理解することが重要です。その方法を経営に新結合すると新しい展望が拓ける可能性が高まります。
さてさて、後方の写真の”複雑系の知”から引用します。
全体を洞察することの重要性を記しています。多くの会社(特に大企業や自治体)の組織は縦割りなのですが、そのことの限界が読み取れると幸甚です。
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社会を、政治・経済・文化など、さまざまな専門領域に分割し、分析しても、それだけでは社会の持つ生命力の本質に迫ることはできない。なぜならば、社会というものの本質は「関係性だからである。いや、社会だけではない。
われわれの生きる宇宙・地球・自然・人間・社会など、全ての世界の関係性が関係性であり、世界とは、「関係性のネットワーク」にほかならないからである。
それゆえ、社会いうものを、小さな専門の領域に分割して研究する現在の社会科学は、この分割という行為によって関係性のネットワークを切断してしまう。
そして、そのことがいま、環境経済学や環境政治学といった専門領域に分割して環境問題を研究することの限界になって現れているのである。
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その”複雑系の知”の深みに達するには、「洞察力」「直観力」を身につけることが必要となると記されています。
“分析はできない、全体を洞察せよ”
そして、
“社会の本質を知るだけでは意味がない。なによりも、その社会の現実を、より良いものへと「変える」ことが大切なのである”
更に、「起こすから起きるへ」「変えるから変わるへ」の重要性を説いています。
「直観力」としては、「インターネット的(糸井重里)」が参考になります。自分が好きな箇所を引用します。
“ある固定した考え方を続けていくと、鬱血(うっけつ)が起こってきて、床ずれし始めます。その始まりのサインは軽い不快感です” 先人達が決めた先入観、常識を疑い、この床ずれに気づくのが「問題の発見」になります。
どうでしょうか?鬱血していませんか?
かつて、【精神の生態系】を著した文化人類学者のグレゴリー・ベイトソンが次の言葉を語っています。
『複雑なものには、心が宿る』
つまり、私たちは、世の中が複雑になってきたら、下記、心の“洞察の力”がとても重要になることを示唆しています。これが、冒頭にお伝えした“経営”にも当てはまります。
経営革新に『洞察』能力はマストです。
そこで、“複雑系(complex system)”を上手に取扱いできるようにするために、『価値創造の知:トリニティ・イノベーション』(第21夜)の基本を習得することをお薦めします。
1.Insight:顧客洞察 深く人を読む
2.Foresight:将来洞察 高く未来を読む
3.Gestalt:新結合=複雑系 広く全体を読む
“価値創造の知”“複雑系の知”を駆使できる“人財”を迅速に、より多く輩出したいと想います。
第36夜 価値創造から経営革新へ


2017年3月12日 ピュアモルトスピーカー
写真は、20年前に「ピュアモルト・オーディオ」を佐治敬三会長にプレゼンテーション(@赤坂)した時のものです。
私は、サントリー様とコラボレーションして創った「スピーカー&オーディオ」に“ピュアモルト”という名前をどうしても付けたかったのですが、鳥井 信吾・サントリーホールディングス代表取締役副会長のサポートをいただいて、想いが実現したスーパーショットです。
佐治敬三会長が大好きな曲を、ウィスキー樽で造ったピュアモルトスピーカーの響きでお聴きになり大変喜んでいただきました。
私から、「“やってみなはれ”をコラボレーションでやってしまいました」とお伝えすると、
「ピュアモルトスピーカー、いいものをつくられましたな」
と素敵な笑顔と握手で応えてくれました。忘れられません。
そして、「ピュアモルトスピーカー」のネーミングにOKを出していただき、サントリー創業100周年記念ウィスキーのプレゼントがありました。我が家のお宝です。感動・感激・感謝でした。
伝え方が重要なことを直に教えていただきました。
さて、「やってみなはれ」について記されたことを綴ります。
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「やってみなはれ、やらしてみなはれ」の精神で、父親から譲り受けた会社を世界有数の洋酒メーカーに発展させたサントリーの佐治敬三。「生活文化企業」を目指し、新規事業に次々と進出。彼の経営人生はまさに挑戦の連続であった。
「やってみなはれ」というのは、おやじがわたくしに、もう百万回も言うとったわけです。耳にタコができるほど。
で、社長になって考えてみましたら、やっぱり小理屈を並べておっても、物事は運ばない、ともかく実行をまず第一に考えて、それからその中でいろいろ学びながら、第二段階のアクションを考えていったらいいんじゃないかということなんですね。
で、上司といいますか、管理職が、部下に対して「やってみなはれ」と、こう言うわけですね。
それと同時に、その「やってみなはれ」だけではいかんので、やったあとの結果については、「おれがその骨を拾ってやるぞ」「失敗してもいいじゃないか」と、それはおまえの責任ではないという意味で、この「やらしてみなはれ」というのを加えまして、主としてその管理職に対する希望でございますから、役員室に掲げてあるんです。
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「価値創造」を使命とする身にとって、“やってみなはれ”の環境は垂涎の的なのです。
在職中は、日本初のモルトウィスキー、そして「ウィスキー文化」を創られ、世界最高峰のビールに向けても挑戦と改革を続けられました。
サントリーホールやラグビーも含め、遊び心いっぱいの自由人・文化人で、その格別のお人柄とイノベーターとしての情熱の高さにずっと憧れていました。
サントリーの社員の方達とのお付き合いは今でも続いていますが、常にどんどんチャレンジしていく風土があり、恐れずに新しいことを提案されていて、とっても羨ましく思います。
さて、「ピュアモルトスピーカー」の異業種コラボレーションのおかげで、サントリー友人のアドバイスから、売上の一部を「国土緑化推進機構」に寄付をし続けました。
そして、その商品がパイオニア社初めての「エコマーク商品」となりエコプロダクツ展への出品とつながりました。コラボレーション効果です。
さてさて、私の中では、「ピュアモルトスピーカー」の未来形が頭に浮かび、サントリー様とのコラボレーション第2世代の進化形が明滅し、そのポリシーとライフスタイルをご一緒に展開する構想があります。
“やってみなはれ”の精神で、いつか実現させることを愉しみにしています。
第35夜 価値創造から経営革新へ

不易流行という言葉を知っていますか?
前職・目黒本社に転勤となった35歳の時に、痛勤時間に一日一冊を読むということを自分に課していた時(第25夜)に、
「流行予知科学」(星野克美著)を読み、未来を推測する認知科学マーケティングに興味を持ちました。
『価値創造』にとって、「流行」の本質をどうしても掴みたかったのです。
そのように『流行』の行先や本質に関心を持ちながら、「ヒット商品緊急開発プロジェクト」のリーダーになりました。(第14夜)
そして、サントリー様と「ピュアモルトスピーカー」でコラボレーションした時に、大阪・堂島の本社や山崎蒸留所に行きました。
その夜の懇親会で、「サントリー・不易流行研究所」があることを知り、『不易流行』の話しで盛り上がりました。(写真は、不易流行研究所の発行本)
「不易流行」とは俳聖・松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の中で見出した蕉風俳諧の理念の一つです。
芭蕉の俳論をまとめた書物『去来抄』では、不易流行について、以下のように書かれています。
(引用:日本俳句研究会 俳句の作り方)
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「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」(去来抄)
噛み砕いて言うと、
「良い俳句が作りたかったら、まずは普遍的な俳句の基礎をちゃんと学ぼう。でも、時代の変化に沿った新しさも追い求めないと、
陳腐でツマラナイ句しか作れなくなるので、気を付けよう」 ということです。
例えば、明治時代に正岡子規は、江戸時代以来の陳腐な俳句を月並み句として批判し、俳句の革新を成し遂げましたが、彼はいきなり新しい句を作ったのではありません。
正岡子規の初期の作品は、彼が否定した月並み句そのまんまです。
正岡子規は、俳句の本質を学んでから、新しい俳句を目指すという、不易流行を体現したような人だったのです。
不易流行の『不易』とは、時を越えて不変の真理をさし、『流行』とは時代や環境の変化によって革新されていく法則のことです。
不易と流行とは、一見、矛盾しているように感じますが、これらは根本において結びついているものであると言います。
蕉門に、千歳不易(せんざいふえき)の句、一時流行の句といふあり。是を二つに分けて教え給へる、其の元は一つなり。(去来抄)
去来抄の中にある向井去来の言葉です。
「千年変らない句と、一時流行の句というのがある。
師匠である芭蕉はこれを二つに分けて教えたが、その根本は一つである」
という意味です。
その根本とは、「風雅の誠」であり、風雅の誠を追究する精神が、不易と流行の底に無ければならないと語っています。
師の風雅に万代不易あり。一時の変化あり。
この二つ究(きはま)り、其の本は一つなり。
その一つといふは、風雅の誠なり(三冊子)
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これまでの価値創造・夜話から、上記には下記「3つ」のことが浮かび上がります。
①「不易(変わらぬもの)と流行(変わるもの)の根本は一つである」
これは、第31夜~33夜でお伝えした“二つでありながら一つ”と同じです。つまり、不易流行も根本は一緒です。
② 正岡子規の“俳句の本質を学んでから、新しい俳句を目指す”は、
守破離(第5夜)そのものです。
“守って型に着き、
破って型へ出て、
離れて型を生む”
③虎屋の羊羹(第12夜)
さて、あの虎屋さんが「大切にすること」をご存知ですか?
違う切り口で質問すると、「変えていいもの」と「変えてはいけないもの」が何かです。
・変えていいものは「味」
・変えてはいけないものは、「お客様への感謝の気持ち」
です。素晴らしいですね。
そう、私たちは、未来を観るときに『本来と将来』を同時に観ることが必要です。
そして、過去を豊かにすることが、現在と未来を豊かにしてくれます。これがとっても重要です。
これは、“温故知新”でもありますね。
価値創造の“第2法則”です。
さて、サントリー様の関係者との懇親はとても楽しいものでした。それは、「不易流行」から始まり、「やってみなはれ」につながっていきました。
それらが美味しいお酒の肴になりながら、北新地の夜は更けていきました。
さてさて、赤坂で佐治敬三会長にプレゼンテーションをしました。「やってみなはれ」については、どこかの夜に綴りたいと想います。
第34夜・価値創造から経営革新へ

『禅(ZEN)』の修行で一番大切なコトは何だと思いますか?
それは、「二つ」にならないということにあります。
座禅の姿勢は、「結跏趺坐(けっかふざ)」という右足と左足を組んでいますね。
この姿勢は、『二つではない、一つでもない』という「二元」性の「一者」性を表わしています。
これが、もっとも大事な教えです。(引用:禅マインド)
もし私達の心と身体が二つである、と考えるとそれは間違いです。心と身体が一つである、と考えるとそれも間違いです。私達の心と身体は、“二つでありながら一つ”なのです。
私達は普通、もし何かが一つ(単数)でなければ、それは二つ以上(複数)であると考えます。けれども実際の人生の経験に照らしてみましょう。
私達の人生は、複数であるばかりではなく、単一です。私達は、互いに支え合うと同時に自立しています。
『禅』が大事にするのは、今この時、現在です。
過去を考えれば、それは現在に戻り、未来を考えれば、それも現在に戻ります。
これも“二つ(過去と未来)でありながら一つ(現在)”なのです。
“人生が2度あれば”いいのですが、人生は単一です。
『禅』という字の意味がわかってきましたでしょうか。
さて、“二つでありながら一つ”と同じことを第17夜(「間(ま)」と「創造」)でお伝えしました。覚えておられますか?それは、『真(間)』です。
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「間」は日本独特の観念です。ただ、古代初期の日本では
「ま」には「間」ではなく、「真」の文字が充てられていました。
真理・真言・真剣・真相・・・
その「真」のコンセプトは「二」を意味していて、それも
一の次の序数としての二ではなく、一と一が両側から寄ってきて
つくりあげる合一としての「二」を象徴していたそうです。
「真」を成立させるもともとの「一」は「片」と呼ばれていて
この片が別の片と組み合わさって「真」になろうとする。
「二」である「真」はその内側に2つの「片」を含んでいるのです。
それなら片方と片方を取り出してみたらどうなるか。
その取り出した片方と片方を暫定的に置いておいた状態、
それこそが「間」なのです。
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『禅(ZEN)』の修行(方法)で一番大切なコトは、“二つでありながら一つ”ということです。
如何でしょうか?
「イノベーション」の代表格の“スティーブジョブズ”が禅寺に通っていたということが意味をもってきますね。
さあこれで、第31夜「アイデア」、第32夜「イノベーション」、第33夜「禅(ZEN)」の一番大事な方法・原理が同じだということをお伝えできたでしょうか?
この方法・原理を習得することが、どれだけ意義のあることかが、ご納得いただけたら嬉しいですね。
さて、ブッダの基本的な教えは、ものごとは移ろうということ、変化ということ、それは“無常”であるということです。
無常迅速であるから、人は悩み、事業は変化に対応するのです。
そこで、『禅(ZEN)』が教えるのは、“初心”です。“ありのままに在ること”“大元(おおもと)に在ること”です。
それは、第6夜(「色即是空・空即是色」)に記しました。
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「色即是空」というのは、「現実=色」に問題・課題があるのなら、先ず心を無にして、「大元=空=大切なこと=真心」に戻りなさいと教えてくれているように思います。
そして、「空=大元=真心」に戻って従来のしがらみや常識から解き放たれて、その本質(=コンセプト=核心)を把えてから「現実=色」を観ると
新しい世界(=現実=色=確信)が観えるということではないでしょうか。その確信を革新するのがイノベーションであり価値創造です。
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ここにも“二つでありながら一つ”がありますね。
「空」=「大元」に意識を置くこと(超意識)が重要です。
そのため、多くの経営者やイノベーターが「禅(ZEN)」や「「超越瞑想」の門を叩く理由なのでは、と思っています。
それでは、前夜に記した「マーケティング」と「イノベーティング」についてお話しします。
マネジメントの神様の「ピータードラッカー」は、企業(事業)の目的を
“顧客を創造すること”=“顧客価値を創造すること”
と云っています。顧客価値を創造できなければ、企業は倒産します。これが現実です。
そして、企業の中でそれを実現できるのは、「マーケティング」と「イノベーション」の二つだけだと言いきっています。
さて、またここに出てきましたね。
“二つ(マーケティングとイノベーション)でありながら一つ(顧客価値創造)”
ここがポイントです。
そうすると、イノベーションという言葉が引っ掛かります。
そうであれば、これは「イノベーティング」が適当なのではないかと。
昨夜(第32夜)は、「イノベーション」について記しました。
イノベーションとは、『①「モノやコト」が新しく結びつき、②それが新しい価値として社会的に受け入れられて、経済が発展している状態(ing)のコト』
そう、つまり顧客価値創造から見れば、「イノベーティング」なのです。
“二つ(マーケティングとイノベーティング)でありながら一つ(顧客価値創造)”
ここから、顧客価値創造の神髄となる三位一体としての「トリニティイノベーション」(第21夜の図)が出来上がりました。
おそらく、何年かすると事業開発や価値創造の領域では、「イノベーティング」と呼ばれるようになると思います。きっと。
それは、本日の夜話がきっかけになって・・・。笑
第33夜 価値創造による経営革新

